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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『清涼飲料水』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『清涼飲料水』に含まれる砂糖の量を喚起している店頭看板です。

 

『清涼飲料水』の砂糖の量を具体的にお知らせしています。

 

毎回上手にお知らせされていますので、できればもうひとひねりしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>4月

>木々の新緑が春光に映える季節になりました。

>みなさんは普段どのような飲み物を飲みますか?

>炭酸、果物ジュース、コーヒーなどでしょうか?

>これらは清涼飲料水とよばれ

>◎炭酸飲料(500ml)

>砂糖の量:40~65g 角砂糖10~16個

>◎スポーツドリンク(500ml)

>砂糖の量:18~30g 角砂糖5~10個

>飲む場合は時間を決めダラダラ飲まない

>飲んだ後うがいや歯みがきを心がけましょう!

 

 

 

→まずは、清涼飲料水を飲むシーンで問い掛けます。

 

→例えば、『のどが渇いた時、つい清涼飲料水をダラダラ飲んでしまうことはありませんか?』

 

→このことでの問題を伝えます。

 

→例えば、『その飲み方、実は歯に悪影響を与えているかもしれませんよ』

 

→そして、『原因は・・・』と続けます。

 

→この後、『どんなリスクがあるのか?』、『何がおすすめなのか?』などを伝えて、最後は行動の促しをしましょう。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院の清涼飲料水)

のどが渇いた時、つい清涼飲料水を
ダラダラ飲んでしまうことはありま
せんか?

その飲み方、実は歯に悪影響を与え
ているかもしれませんよ。原因は、
多くの清涼飲料水に含まれる砂糖の
量です。

例えば、炭酸飲料水(500ml)
には、角砂糖10~16個分も!

砂糖が多いと口腔内で菌が繁殖しや
すくなり、虫歯や歯周病のリスクが
高まります。そこでのどが渇いた時
は無糖のお茶や水がおすすめです。
もしも清涼飲料水を飲むなら、うが
いや歯みがきは忘れずに!

このちょっとした気遣いがあなたの
歯を守る大きな力になるでしょう。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→事実をお知らせすることは大切ですが、そこにメッセージ性を持たせることが今回のポイントです。

 

→メッセージにするには、現状の生活シーンからスタートすると上手く行きます。

 

→なぜなら、『現状のままだと問題がありますよ』と刺激できるからです。

 

→流れとしては、この後原因を伝えて、事実を知らせて、どんなリスクがあるのか、どうすればいいのかなどになります。

 

→そして、『そのことで、あなたを守ることになる』と促せば、行動しやすくなるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

今、『ChatGPT』というAIツールが、話題です。

 

今までは、『キーワード検索』をして、出て来た情報で、欲しい文章などを作成していました。

 

それが今は、『ChatGPT』に質問するだけで、欲しい文章を回答してくれるのです。

 

そんなとても便利なツールになっています。

 

しかし、今のところ回答された文章の精度は、まだまだ低いようです。

 

それでも、質問の仕方によっては、十分使えるように感じます。

 

 

 

では、どのような質問の仕方をすればいいのでしょうか?

 

ただ単に、質問すると、『ChatGPT』が好きなように回答しますので、制約を付けた上で、質問するといいでしょう。

 

 

 

例えば、このブログで書いている『店頭看板の販促メッセージ』を書いてもらえるように、次の制約を付けました。

 

 

<ここから>

制約:

-現状を否定疑問文で

-結果につながる原因を

-ベネフィットを示す

-解決策を伝える

-決断と行動の促しを

<ここまで>

 

 

この後に、質問するのです。

 

 

1つの事例として、整骨院さんの場合

 

<ここから>

質問:

ダイエットしたい女性に、整骨院からのメッセージをシンプルに箇条書きで書いて下さい。

<ここまで>

 

 

これに対しての『ChatGPT』の回答は、

 

→『あなたは、今の体重や体型に満足していないのではありませんか?』

→『食事の質や運動不足など、生活習慣が原因となって、健康や美容に悪影響を与えている可能性があります』

→『適切なダイエットと運動によって、理想的な体重や健康的な体型を手に入れ、自信や健康を取り戻すことができます』

→『当院では、専門家によるカウンセリングや運動指導、食事アドバイスなど、総合的なダイエット支援を提供しています』

→今すぐ当院にご連絡いただき、健康的で美しい体型を手に入れる第一歩を踏み出しましょう』

 

 

こんな感じです。

 

『整骨院』の特徴が、あまり出ていませんが、決して悪い内容ではありません。

 

 

 

 

もう1つの事例として、クリーニング店さんの場合

 

<ここから>

制約:

-現状を否定疑問文で

-結果につながる原因を

-ベネフィットを示す

-解決策を伝える

-決断と行動の促しを

質問:

ブランドダウンをキレイにしたいお客さんに、クリーニング店からのメッセージをシンプルに箇条書きで書いて下さい。

<ここまで>

 

 

これに対する『ChatGPT』の回答は、

 

→『現在のお客様のブランドダウンに、不満はありませんか?』

→『汚れやシミがある場合は、ブランドイメージを損ねる原因になります』

→『当店では、お客様の衣類を徹底的にクリーニングすることで、ブランドイメージを向上させるお手伝いを致します』

→『ブランドダウンに合わせた最適なクリーニング方法を選定し、高品質な仕上がりをお約束致します』

→『ぜひ一度、当店のクリーニングサービスをご利用頂き、衣類の美しさとブランドイメージの向上を実感して下さい』

 

 

 

どうでしょうか?

 

質問の仕方次第で、何とか使えそうだとは思いませんか?

 

 

 

次回のブログ記事は、ゴールデンウィーク明けの5月8日(月)です。

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

漢方薬局店さんの『入浴剤』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

漢方薬局店さんが、『入浴剤』をおすすめしている店頭看板です。

 

商品の画像とうさぎのイラストがよく目立ちますね。

 

お客さんとの関わりがあれば、もっといいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>カポ~ン

>『商品名』10包 ¥2200

>神経痛

>冷え症

>しもやけ

>腰痛など

>オリジナル入浴剤もございます

>『ゆ』3包 ¥660

 

 

 

→まずは、お客さんが思っていることで、問い掛けます。

 

→例えば、『漢方の入浴剤って市販のものと、どこが違うの?』

 

→こんな感じで問い掛けると、『そうそう、どこが違うんだろう?』となる人が多いです。

 

→そうすると、この後が読みたくなって来ます。

 

→なので、その答えを伝えるのです。

 

→例えば、『色々と違いはありますが、一番の違いは・・・』

 

→この後、商品につなげて、最後に行動を促します。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(漢方薬局店の入浴剤)

漢方の入浴剤って、市販のものと、
どこが違うの?

色々と違いはありますが、一番の違
いは、天然成分が配分されている所
です。市販のものはどうしても人工
的なものが含まれてしまいます。

『商品名』の入浴剤は、7種類の和
漢生薬を配合していますので、体の
芯からポカポカ温まり、心身共にリ
ラックスできるのです。

『商品名』10包 ¥2200
1包(ティーパック式)をそのまま
入れてよく混ぜて、10分~15分
入浴すればいいですよ!
神経痛、冷え症、しもやけ、腰痛へ
の効果が期待できます。
体に不調を感じたら、ぜひどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お店が言いたいことよりも、お客さんが聞きたいことを伝えることが今回のポイントです。

 

→お客さんは自分が聞きたいことしか、興味がありません。

 

→なので、興味があることから始めるのです。

 

→その流れの中で、商品につなげるのがコツになります。

 

→そうすると、すんなりと販売につながるのです。

 

→だから、『どんなことがお客さんに興味があるのか?』をつかむことがとても大切になります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

『どうしよう?』と言って、悩んでいる人が多くいます。

 

このように現状に疑問を持つことは、とても良いことです。

 

 

しかし、『どうしよう?』は同じでもその後の行動で、次のように分かれます。

 

◆(A)『分からないから、やらない』

 

◆(B)『分からないから、やってみる』

 

 

 

あなたは、どちらでしょうか?

 

 

 

(A)と答えた人は、『分からないから、何も考えず、何も行動できないから』、やらないのです。

 

そんな(A)の人に、『何が分からないのですか?』と聞くと、『やり方が、分かりません』や『全部分かりません』などと答えます。

 

 

 

一方、(B)と答えた人は、どうでしょうか?

 

この人は、まず行動します。

 

そして、上手く行くのか、上手く行かないのかを体験するのです。

 

その上で、上手く行くやり方を繰り返し、上手く行かないやり方を捨ててしまいます。

 

 

つまり、(B)の人にとって、『やり方が、分からない』ことが、行動しない理由にならないのです。

 

行動した結果、上手く行くやり方を繰り返しますので、やり方が身について自信につながります。

 

これは、例え、『他人の上手く行くやり方』があったとしても、自分が体験しないと、それが上手く行くかどうかは分からないと考えているのです。

 

だから、何度も失敗しながら、経験から学び、上手く行くやり方を見つけることができると言えるでしょう。

 

 

 

 

これに対して、(A)の人は、『他人の上手く行くやり方』を探します。

 

これは、自分自身が何も考えず、何も行動せず、『上手く行くやり方』を見つけたいからです。

 

しかし、『他人の上手く行くやり方』に挑戦したとしても、すぐにつまづくので、また『どうしよう?』となります。

 

そうすると、また『分からないから、やらない』という悪いクセが出て来るのです。

 

結果、(A)の人は、悲しいかないつまで経っても、『上手く行くやり方』を見つけられません。

 

 

 

では、どうして(B)の人は、『分からなくても、やってみよう!』と思えるのでしょうか?

 

それは、『こんな〇〇がしたい』や『このような〇〇が欲しい』などの『強い欲望』があるからです。

 

『欲望が強い』と現状との間に、ギャップが生まれます。

 

そのギャップを埋めるために、『分からなくても、やってみよう!』となるのです。

 

 

あるいは、『このままでは、大変なことになる』や『現状のままでは、まずい!』などの『危機感』を持っている場合も同じ行動を取るでしょう。

 

 

 

(A)の人と(B)の人の違いは、そんな『強い欲望』や『危機感』を持っているかどうかです。

 

ここがハッキリしていないと、『分からないから、やらない』となります。

 

なぜなら、『ギャップ』や『痛み』がないので、『今のままでも、困らないから』です。

 

 

しかし、本当に、『ギャップ』や『痛み』がないのでしょうか?

 

もしも、そのことに気付いていないだけだとしたら、恐らく手遅れになってからでしか、気付かないはずです。

 

 

こんな怖いことになる前に、『どうしよう?』となった時に、思い出して下さいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

健康食品店さんの『コーディアル』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

健康食品店さんが、『コーディアル』をおすすめしている店頭看板です。

 

『コーディアル』とは、季節のフルーツやハーブなどを生のままシロップに濃縮したものを言います。

 

商品の特徴を中心にお知らせしていますので、シンプルです。

 

できればお客さんに、もうちょっと近づいてから、商品へとつなげて行きたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>ビタミンCたっぷり

>葡萄カシスジンジャーコーディアル

>200ml ¥1620(税込)

>抗酸化作用のある葡萄とカシスで

>できたシロップです。

>炭酸等で割ってスッキリ飲んで

>頂けます。

 

 

 

→いきなり『抗酸化作用』という言葉を使ってしまうと、お客さんに伝わりにくいです。

 

→なので、もう少しお客さんが知ってそうな言葉からスタートします。

 

→例えば、『活性酸素』とかは、どうでしょうか?

 

→『活性酸素』も知らないかもしれませんね。

 

→それでも『抗酸化作用』というよりも、伝わりやすいのではないでしょうか?

 

→ということで、『活性酸素という言葉を聞いたことはありますか?』とします。

 

→そして、『活性酸素とは、身体を酸化させる強い酸素のことです』

 

→このような流れで、商品までつなげて、最後に行動の促しをします。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(健康食品店のコーディアル)

活性酸素という言葉を聞いたことは
ありますか?

活性酸素とは、身体を酸化させる力
が強い酸素のことです。これが増え
すぎると様々な病気や老化の進行に
つながります。これらが増える原因
は、紫外線、添加物、酸化した食ベ
物、ストレス、睡眠不足など

そんな活性酸素の働きを抑える成分
の1つがビタミンCです。

葡萄カシスジンジャーコーディアル
は、ビタミンCがたっぷり入ってい
る葡萄をベースにカシスや生姜など
をじっくり煮込んだシロップです。

炭酸で割っても、ビールやワインに
加えて飲んでも美味しく頂けます。
健康のことが気になったら、ぜひお
試しくださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品中心のお知らせよりも、お客さんに寄り添ってから伝えることが今回のポイントです。

 

→『抗酸化作用』から、『活性酸素』とすることで、お客さんに近づけます。

 

→『活性酸素』で近づくことができると、それを抑える『商品』へとつなげることができるのです。

 

→このような流れを作ると、『抗酸化作用』という言葉を使わなくても伝わります。

 

→そうすると、お客さんに興味を持ってもらうことができるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

昔は、家内労働が中心で、働くことの目的は、『家族のお役に立つため』でした。

 

しかし、高度成長とともに働く場所が、家内労働から企業内労働に変わって来たのです。

 

それと同時に、大家族が減り、核家族が増えました。

 

核家族になると、働くことの目的が、『家族の生活を支えるため』に稼ぐようになったのです。

 

そうなると、『誰かのお役に立つこと』を考えるより、『お金を稼ぐことが楽しい』と考える人が増えて来ました。

 

『お金を稼ぐことが楽しい人』は、『誰かのために働くこと』は、辛いだけです。

 

だから、働くことがだんだん面倒くさく感じてしまいます。

 

それでも、『家族の生活を支えるため』に、どうしても働かなければいけません。

 

 

だから、できるだけ『ラクにお金を稼ぐこと』を考えるのです。

 

働くことは本来、お金を稼ぐ手段でなく、『自分自身の成長を楽しむこと』と『相手の役に立つことで喜んでもらうこと』に大きな意義があります。

 

 

しかし、現在社会においては、多くの人が『ラクにお金を稼ぐこと』に重点を置いているのです。

 

お金によって得られる喜びに価値を見出しています。

 

このような傾向の一部の人々によって、仕事の意義を見失わせる結果になっているのです。

 

 

 

では、どうして、『相手の役に立つことで喜んでもらうこと』に大きな意義を感じている人がいるのでしょうか?

 

それは、自分の提供する価値が、相手にとって有益であることに満足していることもあるでしょう。

 

しかし、一番は、『そのほうがラクにお金を稼ぐことができる』からではないでしょうか?

 

 

なぜなら、相手にとって有益であることで、喜んでもらうことができれば、高い価格を払ってもらえるからです。

 

 

これは、先程の『働くことは辛いから、ラクにお金を稼ぎたい』という考え方とは、全く違います。

 

だから、この場合、相手から高い価格を払ってもらうことはできないでしょう。

 

そうなると、『家族の生活を支えるためのお金』を多く稼ぐことができないのです。

 

 

 

皮肉なことに、『ラクにお金を稼ぐこと』は同じなのに、結果は大きく変わります。

 

 

 

働くことは、単なるお金を稼ぐ手段ではなく、自分自身や社会にとって有益な活動であることを再確認する必要があるのです。

 

そして、相手が喜ぶことを考えて行動することが、『ラクにお金を稼ぐこと』につながることを覚えておかなければいけませんね。

 

 

もしも、それが難しいと思ったら、『家族の生活を支えるため』という考えから、『家族のお役に立つため』という考えに変えてみることも大切です。

 

同じように感じるかもしれませんが、ここが変わると、行動が大きく変わると思います。

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

アロマ専門店さんの『睡眠の悩み』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

アロマ専門店さんが、『睡眠の悩み』を解消しようとしている店頭看板です。

 

『ぐっすり眠れてますか?』と、シンプルに伝えていますので、目立ちます。

 

しかし、もう少し情報が欲しいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>ぐっすり眠れてますか?

 

 

 

→まずは、『どんな状況から睡眠不足になるのか?』からスタートします。

 

→例えば、『長時間の労働や通勤時間などのストレスから、睡眠時間になっていませんか?』

 

→そして、その時の状態を伝えます。

 

→例えば、『特に朝までぐっすり眠れない、眠っている間に何度も目が覚めるなど・・・』

 

→このように書くことで、お客さんの悩みに共感できるのです。

 

→そうすると、こちらの話を聞いてもらうやすくなります。

 

→この後、アロマにつなげて行くといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(アロマ専門店の睡眠の悩み)

長時間の労働や通勤時間などのスト
レスから、睡眠不足になっていませ
んか?

特に朝までぐっすり眠れない、眠っ
ている間に何度も目が覚めるなどが
ある人は、要注意です。

また、平日の睡眠不足を休日に寝だ
めしようとしても、ほとんど効果は
ありません。実は、睡眠の量ではな
く質の改善が必要なのです。

そんな時は、アロマのリラックス効
果で寝つきを良くし、深い眠りを促
しましょう。ラベンダーやカモミー
ルなどのアロマオイルがおすすめ!

ぜひ、アロマを取り入れて快適な眠
りを手に入れて下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→シンプルに問い掛けるだけでなく、お客さんに寄り添いながらメッセージを送ることが今回のポイントです。

 

→そうしないと、問い掛けだけでは、ほとんどのお客さんが行動できません。

 

→だから、素通りになってしまいます。

 

→これでは実にもったいないのです。

 

→そうならないために、読んでもらえる工夫が必要になります。

 

→『長い文章は読まない』と言われることがありますが、実際は興味があれば、結構読まれるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

最低賃金が約10年くらい底上げされて、今、『1000円前後』になっています。

 

そんな状況で、売上げが下がってくると、急に利益が出なくなるのです。

 

そうすると、最悪の場合、お店を閉めなければいけなくなります。

 

 

しかし、実は、お店が閉まって得をする人は、誰もいないのです。

 

 

例えば、

 

・お店を長らく利用されているお客さんは、行くところが無くなって困ります。

 

・お店で働いているスタッフさんは、給料がもらえなくなって困るのです。

 

・お店の大家さんは、家賃が入らなくなって困ります。

 

・もしも、借金をしていたとしたら、銀行は返済が滞って困るのです。

 

 

このようにお店が閉まれば、損をする人がいても、得をする人は少ないでしょう。

 

だから、お店は絶対に閉めてはいけないのです。

 

 

 

では、そのために、まず取り組むことは何でしょうか?

 

色々ありますが、その1つに、スタッフさんの『時給の何倍の売上げが必要なのか?』を、決めることから始めたいですね。

 

 

これを式で書くと、『時給×〇倍=売上げ』です。

 

 

 

例えば、その倍数が4倍だったとして計算しますね。

 

時給1000円のスタッフさんが1人で1時間働いたとして、その4倍が売上げなので、1時間に4000円の売上げが必要です。

 

例えば、その倍数が5倍だったとしたら・・・

 

時給1000円×5倍で、5000円の売上げが必要になります。

 

 

ちなみに、この倍数は、お店の事情によって変わると思って下さいね。

 

 

例えば、立地が良くてお客さんが多く集まるお店では、家賃が高くなるので、倍率は高くなります。

 

逆に、立地が悪くてなかなかお客さんが集まらないお店は、スタッフさんのスキルが重要になるので、倍率は低くなるのです。

 

 

 

 

先程のスタッフさんの時給の4倍の売上げが必要なお店で、さらに計算しますね。

 

『時給1000円×4倍=1時間の売上げ4000円』のお店が、次の条件で1カ月営業した場合、

 

・スタッフさん1人体制

 

・1日の営業時間、10時間

 

・1カ月の営業日数、25日間

 

 

そうすると、人件費は、『1000円×1人×10時間×25日間』で、25万円です。

 

その時に必要な1カ月の売上げは、『25万円×4倍』で、100万円になります。

 

年間だと、1200万円の売上げが必要になるのです。

 

 

 

これが、5倍なら、同じような計算をすると、年間1500万円が必要になります。

 

 

このように、『時給の何倍が売上げなのか?』を決めておくと、目標の売上げの目安が簡単につかめるので便利です。

 

これらを踏まえて、時給の4~5倍の売上げを実現するためには、『どんな商品価値が必要なのか?』や、それをお客さんに受け入れてもらえるために、『どんな接客スキルを身につけなければいけないのか?』、そのようなお客さんを集めるためには、『どんな販売促進が必要なのか?』などを、どんどん考えて行きます。

 

 

そうすると、『時給の何倍が売上げなのか?』が決まると、スタッフさんの行動が変わって行くのです。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

美容室さんの『ヘナ』に関する気になる店頭のぼりの事例を紹介します。

 

【現状の店頭のぼりの書き方】

 

 

【コメント】

 

美容室さんが、『ヘナ』をおすすめしている店頭のぼりです。

 

『ヘナ』の良さが書かれています。

 

できれば『髪の悩み』や『頭皮のトラブル』があるお客さんにメッセージを送りたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>『髪の悩み』『頭皮のトラブル』

>天然100%ヘアカラー

>『ヘナ』が解決します。

>太陽と大地のヘナ取扱店

 

 

 

→まず、お客さんが抱えている問題で投げ掛けます。

 

→例えば、『髪のダメージや頭皮のトラブルでヘアカラーをすることを躊躇してしまうことはありませんか?』

 

→この後、『ヘナ』につなげます。

 

→そして、『なぜヘナなのか?』を伝えるのです。

 

→最後に、行動の促しをします。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(美容室のヘナ)

髪のダメージや頭皮のトラブルで、
ヘアカラーをすることを躊躇してし
まうことはありませんか?

実は、ヘナなら髪に優しく、自然な
仕上がりの髪色に変えることができ
るんですよ!

そんなヘナを使ったヘアカラーを、
当店は提供しています。

ヘナは100%天然の染料で、髪や
頭皮に優しい成分で作られています
ので、アレルギーや刺激の原因とな
る化学薬品は含んでいません。その
ため、敏感肌の方も安心して使うこ
とができます。

ダメージがひどくて、あきらめてい
る方は、ぜひヘナをお試し下さい。
まずは、こちらまでご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品の良さだけでなく、おすすめしたいお客さんにメッセージを伝えることが今回のポイントです。

 

→メッセージが伝わると、必要性が出て来ますので、行動しやすくなります。

 

→それと、初めて経験するお客さんには、じっくりとお話を聞くことが大切です。

 

→ここを怠ると、過度な期待やちょっとした行き違いで、喜んでもらいにくくなります。

 

→しかし、しっかりとお話ができると、長くお付き合いができるお客さんになるはずです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

お店には、入口と出口があります。

 

ほとんどが同じ場所です。

 

しかし、お客さんが外から内に入ると入口になり、内から外へ出ると出口になります。

 

この入口と出口を、出発点と到達点と考えると、次の3つの視点ができるのです。

 

 

 

◆(A)の視点:お客さんの自宅からお店に来られる場合

 

お客さんの自宅の出口が出発点となり、お店の入口が到達点になります。

 

この視点で考えると、

 

・『お客さんが、お店までスムーズに来れるのか?』

 

・『商品の特徴が、お客さんの要求とピッタリ合っているか?』

 

などが、重要です。

 

 

 

◆(B)の視点:お客さんがお店に来られて、お店から帰られる場合

 

冒頭の例のように、お店に来られた時が出発点で、お店から出られる時が到達点になるでしょう。

 

この視点で考えると、

 

・『お客さんに、どんな声掛けをすればいいのか?』

 

・『お客さんに、どんな商品やサービスを提供することができるのか?』

 

などを考えなければいけません。

 

特に、リピート顧客を増やすためには、お客さんに、商品やサービスの良さを繰り返し利用してもらう必要があります。

 

 

 

◆(C)の視点:お客さんがお店から出られて、次回また来られる場合

 

お店を出られた時が出発点で、次回また来られた時が到達点になるでしょう。

 

この視点で考えると、

 

・『また来てもらうには、お客さんにどんな期待感や安心感を感じてもらわなければいけないのか?』

 

・『前回や今回の購入履歴を把握して、次回にどんな商品やサービスを提供すればいいのか?』

 

などが、重要となります。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

この3つの出発点と到達点をつなげると、『お客さんの自宅から、次回また来店されるまで』が、入口から出口になるのです。

 

ここが意識できないと、リピート顧客を増やすことはまずできないでしょう。

 

 

 

そのために、それぞれの視点で、どんなことが考えられるでしょうか?

 

 

まず、(A)の視点では、看板や広告などで、お店の存在をアピールする必要があります。

 

そして、商品の特徴や魅力、お客さんへの良い結果などを分かりやすく伝えることで、お客さんがお店に足を運ぶきっかけを作ってあげるのです。

 

 

 

次に、(B)の視点では、お客さんに商品を手に取ってもらうか、サービスを試してもらうかすることで、商品やサービスがお客さんに合っていることを実感してもらいましょう。

 

そして、その商品やサービスの良さを手に入れてもらえるように、お得なセール情報があることを伝えるのです。

 

 

 

最後に、(C)の視点では、お客さんとの会話や体験から、繰り返しのご利用が必要なことを納得してもらいます。

 

そのためには、商品やサービスのアフターサポートが必要です。

 

ここを充実させると、お客さんとの親近感や信頼感がぐっと高まります。

 

 

 

以上のように、リピート顧客を増やすには、この3つの視点が必要なのです。

 

そうしないと、なかなか上手くいきません

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則