店頭看板の事例(漢方薬局店の入浴剤) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

漢方薬局店さんの『入浴剤』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

漢方薬局店さんが、『入浴剤』をおすすめしている店頭看板です。

 

商品の画像とうさぎのイラストがよく目立ちますね。

 

お客さんとの関わりがあれば、もっといいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>カポ~ン

>『商品名』10包 ¥2200

>神経痛

>冷え症

>しもやけ

>腰痛など

>オリジナル入浴剤もございます

>『ゆ』3包 ¥660

 

 

 

→まずは、お客さんが思っていることで、問い掛けます。

 

→例えば、『漢方の入浴剤って市販のものと、どこが違うの?』

 

→こんな感じで問い掛けると、『そうそう、どこが違うんだろう?』となる人が多いです。

 

→そうすると、この後が読みたくなって来ます。

 

→なので、その答えを伝えるのです。

 

→例えば、『色々と違いはありますが、一番の違いは・・・』

 

→この後、商品につなげて、最後に行動を促します。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(漢方薬局店の入浴剤)

漢方の入浴剤って、市販のものと、
どこが違うの?

色々と違いはありますが、一番の違
いは、天然成分が配分されている所
です。市販のものはどうしても人工
的なものが含まれてしまいます。

『商品名』の入浴剤は、7種類の和
漢生薬を配合していますので、体の
芯からポカポカ温まり、心身共にリ
ラックスできるのです。

『商品名』10包 ¥2200
1包(ティーパック式)をそのまま
入れてよく混ぜて、10分~15分
入浴すればいいですよ!
神経痛、冷え症、しもやけ、腰痛へ
の効果が期待できます。
体に不調を感じたら、ぜひどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お店が言いたいことよりも、お客さんが聞きたいことを伝えることが今回のポイントです。

 

→お客さんは自分が聞きたいことしか、興味がありません。

 

→なので、興味があることから始めるのです。

 

→その流れの中で、商品につなげるのがコツになります。

 

→そうすると、すんなりと販売につながるのです。

 

→だから、『どんなことがお客さんに興味があるのか?』をつかむことがとても大切になります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則