アメリカ人の夫と暮らしていて
イラッとすることの一つが、
出かけた先で予期せず雨に降られ、
コンビニでビニール傘を買ってくること。
いったい何本、
ビニール傘をコレクションしたら済むんだ!
無駄遣いするなーー!!
と毎回思っていたのですが、
最近、ようやくその理由がわかりました。
沖縄のホテルのお部屋から、こんな晴れの空と海が見えました。
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ずっと日本に住んでいると
当たり前と思ってしまうことの一つに、
天気予報がかなり信頼できる
ということがあります。
わたしたち日本人は、朝、出かける前に
だいたい天気予報をチェックしますよね。
いくら朝は天気が良くても、
午後から雨になる予想だったら
傘を持っていきます。
朝の情報番組では、だいたいどこのチャンネルも
今日、傘を持っていった方がいいのか、
風は強いのか、日差しが強いのか、
事細かに教えてくれます。
で、かなりの確率で
その天気予報は当たります。
でも、そういう朝の光景って
万国共通じゃないんですよね〜〜。
たとえば、
マイクの住んでいたアメリカのフロリダでは
毎日でもスコールが降る可能性があり、(季節にもよるけど)
そして、一瞬激しく降ってすぐ止むから
傘も持たないし、だから天気予報なんて見なかったそう。
だから、マイクは未だに
天気予報をチェックするという習慣がなくて、
日本では、出かける時にいい天気だったら
傘を持たずに行ってしまって、
その結果、日本の雨はすぐには止まないので
コンビニで傘を買う羽目になる・・・というわけです。
それを、私は理解していなくて
「毎朝、天気予報をチェックして
雨が降る可能性があるかどうかを
知っておくのが当たり前」
って思っているから、
ビニール傘を買ってしまうマイクと
毎回しょうもない喧嘩になっていたわけで。
世界では、天気予報が当てにならない国って
きっとたくさんありますよね。
気象予報の技術がどうこうってことではなく、
「そういう気候」って意味で。
たとえば、アイスランドに行ったときは
毎日、ちょっと雨降って、すぐ晴れて虹が出て、
また雨降って・・・という感じでした。
日本では、虹って割とレアなので
「わー、虹が出てる!」
って感じで写真に撮ったりしますが、
アイスランドでは、
あんまり毎日何度も虹が見えるので
「あ・・・また虹・・・」
って、かなり感動も薄れていました(笑)
毎日、どんな天気になるのか
予測がつかないというか、
「いつ何時雨が降ってもおかしくない」
という意味では、予想通り
というか。
毎回思うことですが、
いかに自分が
「こうであるのが当たり前!」
という勝手な常識に縛られていることか。
もちろん、
国籍が同じ夫婦でも、育った地域や環境によって
それぞれの常識が違うことって、きっとありますよね。
自分にとっての「当たり前」に
一つずつ気づいて、その思い込みを外して
もっと心の広い人間になりたい。
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