70歳のわたしの母が
ドイツを旅行中、入院したストーリーを
お話ししています。
まだの方はまず前回の記事からお読みください!
全く予定になかったのに、
「ツークシュピッツェに行きたい!」という
私の気まぐれで、なぜかそこに行くことなった
私、マイク、母、そして姪(9歳)。
標高約3,000メートルの展望台に
ケーブルカーで登って絶景を堪能し、
滑り終わって、嬉しそうにそりを引いて戻ってくる姪。
少し雪が積もっていてソリが置いてあったので
9歳の姪が滑って遊んでいるのを見ていたときです。
母が足を滑らせ、転んで尻もちをつきました。
すぐとなりにいた私は、
そんなに派手な転び方でもなかったので
「普通に尻もちついたんだな」
くらいにしか思っていませんでした。
母は「痛かった〜」と言いながら
すぐに立ち上がったものの、
一言。
「折れたかも・・・」
母の右手首を見ると、
確かになんか変な曲がり方をしています。
右手で体を支えようとしたのか
右手首に強い力がかかったようでした。
足や腰は大丈夫だということだったので、
とりあえず母を近くに座らせ、
9歳の姪には、
「いい?
ばぁばが怪我したけん、
ここでばぁばと一緒に待っとって!
絶対に、ここから動いたらダメよ!」
と言いきかせ、
マイクと二手に分かれて
でも、看護室も救急隊員もなかなか見つからず、
どうしようどうしようと焦るばかり。
こういうところには、
だいたい赤十字のマークを身につけた
レスキュー隊みたいな人がいるはずなのに!!
しばらくして、マイクが
レスキュー隊員を連れて戻ってきました。
するとレスキュー隊員の男性が、
私たちの顔を見てひとこと。
"Sprechen Sie Deutsch?”
(ドイツ語話せますか?)
私もマイクも、
溝江先生のドイツ語セミナーを受講して
このフレーズも習ったんです!
だから、意味はわかる!
わかるけど・・・
”No! English please!!”
”No! English please!!”
とマイクと私は同時に叫んでいました(笑)
レスキュー隊員は英語も話せたので、
私は母が転んで手首を痛めたことを説明しました。
母は英語を話せないので、
私が通訳をしながら、あれこれ状況を説明しました。
母は落ち着いていて、
「痛みは、1から10のレベルで言ったらどのくらい?」
というレスキューの人の問いに
う〜んとしばらく考え込んで、
「・・・2くらい?」
なんて言っていました。
たいして痛くないんなら
ちょっとした捻挫とかならいいけど・・・
と思ったものの、
そんなに甘くはありませんでした。
続きます。
→ドイツ旅行中に母が救急車で運ばれる
私とマイクのやっている
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