70歳のわたしの母とドイツを旅行中、
母が標高3000メートルの山の頂上で転倒し
入院したストーリーをお話ししています。
こんなきれいな景色の街で入院しました。
シリーズものですので、
初回の記事からお読みください!
→母(70歳)がドイツ旅行中に入院した話
前の記事で言い忘れていたのですが、
私の母は70歳ですが、かなり丈夫です。
もう20年以上、毎日1時間のウォーキングを欠かさず
ふくらはぎとかの筋肉はえげつないです。
むしろ、私よりよっぽど体力ある。
だから、今まで母とは国内も海外もたくさん旅行して
登山をしたりもしましたが、
怪我をしたことは一度もありません。
そして、私たちが歩いていたのは
雪の上ではなく、大きめの砂利道でした。
雪の上なら、母も多少警戒したかもしれませんが、
砂利の上なので、何も考えてなかったようです・・・
「どうやってこけたん?」
と私が後で聞くと
「自分でもようわからん・・・」
と言っていました。
着いて早々に転んだので、ほとんど景色を堪能できなかった・・・
さて。
男性のレスキュー隊員さんに
怪我の状況や痛みの程度を確認してもらっていると、
女性の隊員さんが車椅子を持ってやってきました。
そして、母の手首の具合を確認した後
肩から三角巾を巻いて固定しました。
英語が堪能な女性のレスキュー隊員さんは、
私にこう言いました。
「検査をしないとわからないけど、
外から見る限りは、多分骨折していると思います。
山の麓にこれから救急車を呼ぶので、
あなたはお母さんを車椅子に乗せて
ケーブルカーに乗って山を降りてください」
こ、こっせつ・・・
母にそれを通訳すべきか迷いましたが、
隠しても仕方ないので、言いました。
「骨折かもしれんって・・・
救急車を呼んでくれるみたいじゃけん
それで病院に行って検査するんだって」
母
「」
そして私は車椅子を押してケーブルカーに乗り
マイクと姪も一緒に山を降りました。
もう、そのケーブルカーの中で
私は内心パニックです。
まだ9歳の姪も一緒だし、
母を不安にさせてもいけないから
外側は平静を装っているものの、
「こんなところで骨折なんて、
大変なことになってしまった・・・」
「母にあんなところを歩かせなければよかった・・・」
「この山にそもそも登ろうなんて、
私が言わなければよかった・・・」
と、本当に本当に
不安と後悔でいっぱいになりました。
山を降りると、救急車が到着していました。
母に英語が通じないのがわかると、
救急隊員さんは私に
「付き添いであなたも一緒に乗ってください」
と言いました。
母は救急車の後ろで横になり、
私は助手席へ。
マイクと姪は、乗ってきていたレンタカーで
搬送先の病院に向かうことになりました。
救急車の中で、
母は大丈夫なのかという心配と
「確か、外国で救急車に乗ったりしたら
ものすごい高額な請求を
されるんじゃなかったっけ・・・」
というお金の心配とで、二重にパニック。
もう、本当に生きた心地がしませんでした。
続きます。
→母、ドイツで右手首骨折。現地の総合病院で手術を受けることに
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