[がん治療システム:日立製作所と北海道大学が共同開発へ]
(毎日新聞 2010年9月21日)
日立製作所と北海道大学は21日、双方の技術を組み合わせた新たながん治療
システムを共同開発すると発表した。
2014年の実用化を目指す。
放射線の一種「陽子線」を高い精度でがんに照射して治療する日立の技術と、
呼吸や脈拍に応じて動く臓器のがんに放射線を照射できる白土博樹北大教授
らのグループの「動体追跡技術」を組み合わせたもので、世界初の治療
システム。
肺や肝臓のがん治療に効果を見込めるという。
新型治療システムは政府の「最先端研究開発支援プログラム」(総額48億円)
の対象の1つ。
医療分野にも注力する日立は陽子線を活用したがん治療システムを200年代
前半から実用化し、これまで3,400人以上の治療実績がある。
【弘田恭子】
http://mainichi.jp/select/science/news/20100922k0000m020078000c.html
[名古屋市長:「がん施設」建設へ・・・損害賠償金無視できず]
(毎日新聞 2010年1月3日)
名古屋市の河村たかし市長は1日、凍結していた陽子線がん治療施設の建設に
踏み切る方針を記者団に明らかにした。
市の担当部局が試算した利用者数(年間800人)にはなお疑問を呈したが、
「やめれば50億円以上の損害賠償が生じる」と説明した。
名古屋市民以外の利用も想定し、運営に当たっては東海3県にも支援を求める
という。
【丸山進】
施設は前市長が計画した4大プロジェクトの1つで、昨年10月、同市北区に
着工する予定だった。
しかし、河村市長は「年間利用者は400人程度で、赤字は年平均7億円に
上る」などと計画への疑念を表明。
事業を凍結したうえで、今年3月までに結論を出すとしていた。
一方、契約を結んだ日立製作所は施設で使用する医療機器の製作を進めて
おり、中止になれば多額の違約金発生は避けられない。
結局、市長は予定通り建設せざるを得ないと判断、着工遅れによる損害発生も
無視できず、この時期の結論となった。
これに関連し市長は、市が行うがん検診に前立腺がんを加え6種類とし、
最大2、900円の検診料を500円に統一することも表明、「1コインにして
がん予防にも取り組みたい」と述べた。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100103k0000m040082000c.html
(毎日新聞 2010年1月3日)
名古屋市の河村たかし市長は1日、凍結していた陽子線がん治療施設の建設に
踏み切る方針を記者団に明らかにした。
市の担当部局が試算した利用者数(年間800人)にはなお疑問を呈したが、
「やめれば50億円以上の損害賠償が生じる」と説明した。
名古屋市民以外の利用も想定し、運営に当たっては東海3県にも支援を求める
という。
【丸山進】
施設は前市長が計画した4大プロジェクトの1つで、昨年10月、同市北区に
着工する予定だった。
しかし、河村市長は「年間利用者は400人程度で、赤字は年平均7億円に
上る」などと計画への疑念を表明。
事業を凍結したうえで、今年3月までに結論を出すとしていた。
一方、契約を結んだ日立製作所は施設で使用する医療機器の製作を進めて
おり、中止になれば多額の違約金発生は避けられない。
結局、市長は予定通り建設せざるを得ないと判断、着工遅れによる損害発生も
無視できず、この時期の結論となった。
これに関連し市長は、市が行うがん検診に前立腺がんを加え6種類とし、
最大2、900円の検診料を500円に統一することも表明、「1コインにして
がん予防にも取り組みたい」と述べた。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100103k0000m040082000c.html
[粒子線(荷電重粒子線)治療]
(国立がんセンター がん対策情報センター)(2009年時点)
粒子線(荷電重粒子線)治療とは、陽子や重粒子(重イオン)等の粒子
放射線のビームを病巣に照射することによって、主にがんを治す放射線
治療法の総称です。
利用する粒子の種類によって、
・陽子線治療
・重粒子(重イオン)線治療
・パイ中間子治療
等に分けられ、世界の各地で臨床応用や研究が行われています。
例えば陽子線治療では、水素原子の原子核であり、正の電荷を持つ陽子を加速
して高速にしたものを体内に照射します。
これらはX線やγ線(ガンマ線)を用いた外照射放射線治療の臨床経験を
基礎として開発されているものですが、がんの治療に適した特徴を持つ治療法
として期待されています。
<粒子線治療の特徴>
粒子線治療は、サイクロトロンやシンクロトロン等の加速器から得られる
陽子線や重粒子(重イオン)線を、がんという標的にねらいを絞って照射する
治療法です。
粒子線のうち電荷を持つもの(荷電重粒子線)の特徴は、一定の深さ以上には
進まないということと、ある深さにおいて最も強く作用するということです。
これらの特徴から、陽子線や重粒子(重イオン)線では、光子線に比べて
がん病巣にその効果を集中させることが容易になります。
したがって、がん病巣周囲の組織に強い副作用を引き起こすことなく、十分な
線量を照射することができます。
<治療に適しているとされる腫瘍>
陽子線や重粒子(重イオン)線はがんに限局して照射できることから、進行
していない限局したがん病巣の治療に適していると考えられています。
がんのまわりに放射線に弱い組織がある場合の治療に、特に有効性が発揮
できると思われます。
今までの実績から、眼球内の悪性黒色腫、中枢神経系の近くにできた脊索腫や
軟骨肉腫、一部の頭頸部がん、I 期非小細胞肺がん、肝細胞がん、前立腺がん
等に対する有効性が明らかになっています。
<粒子線治療の現況と将来>
国立がんセンター東病院では、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが
1998年末より稼働し、主に頭蓋底、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に
使用されています。
病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年
7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を
受けて治療を行っています。
治療の費用(288万3,000円)は自己負担です。
国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、
・筑波大学陽子線医学利用研究センター
・兵庫県立粒子線医療センター
・若狭湾エネルギー研究センター
・静岡県立静岡がんセンター
の4ヵ所で行われています。
また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子
(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として
認可されました。
これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されて
います。
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/radiotherapy/particle_radiation.html
(国立がんセンター がん対策情報センター)(2009年時点)
粒子線(荷電重粒子線)治療とは、陽子や重粒子(重イオン)等の粒子
放射線のビームを病巣に照射することによって、主にがんを治す放射線
治療法の総称です。
利用する粒子の種類によって、
・陽子線治療
・重粒子(重イオン)線治療
・パイ中間子治療
等に分けられ、世界の各地で臨床応用や研究が行われています。
例えば陽子線治療では、水素原子の原子核であり、正の電荷を持つ陽子を加速
して高速にしたものを体内に照射します。
これらはX線やγ線(ガンマ線)を用いた外照射放射線治療の臨床経験を
基礎として開発されているものですが、がんの治療に適した特徴を持つ治療法
として期待されています。
<粒子線治療の特徴>
粒子線治療は、サイクロトロンやシンクロトロン等の加速器から得られる
陽子線や重粒子(重イオン)線を、がんという標的にねらいを絞って照射する
治療法です。
粒子線のうち電荷を持つもの(荷電重粒子線)の特徴は、一定の深さ以上には
進まないということと、ある深さにおいて最も強く作用するということです。
これらの特徴から、陽子線や重粒子(重イオン)線では、光子線に比べて
がん病巣にその効果を集中させることが容易になります。
したがって、がん病巣周囲の組織に強い副作用を引き起こすことなく、十分な
線量を照射することができます。
<治療に適しているとされる腫瘍>
陽子線や重粒子(重イオン)線はがんに限局して照射できることから、進行
していない限局したがん病巣の治療に適していると考えられています。
がんのまわりに放射線に弱い組織がある場合の治療に、特に有効性が発揮
できると思われます。
今までの実績から、眼球内の悪性黒色腫、中枢神経系の近くにできた脊索腫や
軟骨肉腫、一部の頭頸部がん、I 期非小細胞肺がん、肝細胞がん、前立腺がん
等に対する有効性が明らかになっています。
<粒子線治療の現況と将来>
国立がんセンター東病院では、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが
1998年末より稼働し、主に頭蓋底、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に
使用されています。
病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年
7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を
受けて治療を行っています。
治療の費用(288万3,000円)は自己負担です。
国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、
・筑波大学陽子線医学利用研究センター
・兵庫県立粒子線医療センター
・若狭湾エネルギー研究センター
・静岡県立静岡がんセンター
の4ヵ所で行われています。
また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子
(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として
認可されました。
これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されて
います。
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/radiotherapy/particle_radiation.html
[金沢医科大瀬上教授局所麻酔で3カ所切除]
(北國新聞 2013年8月28日)
金沢医科大の瀬上夏樹教授(顎口腔外科学)は27日までに、口を大きく開けた
時にあごが外れる「顎関節脱臼」の新しい手術法を考案した。
同時に3カ所の部位を切除することで再発しにくく、局所麻酔で体への負担が
少ないのが特長。
顎関節脱臼は高齢者の摂食障害や誤嚥性肺炎の原因とされており、再発を防ぐ
ことで生活の質の向上が期待される。
顎関節脱臼のうち、顎関節が毎日のように外れる「習慣性顎関節脱臼」は、
手術による治療が必要とされる。
下あごの骨の付け根とそれにつながる「側頭骨」、両方の骨をつなぐ軟骨の
「円板」がうまく連動しないため、食事やあくびなどで口を開けると、あごが
外れた状態となる。
これまでの手術では側頭骨の一部である「関節結節」だけを削っていた。
この方法では、1~2割が再発するという。
新しい手術法では、耳の前の部分を約2センチ切開し、下あごの骨の付け根
部分と円板、関節結節を同時に切除する。
3カ所を切除する新手術法はこれまで13例で、現在のところ、再発は報告
されていない。
全身麻酔を用いた方法は体に負担が掛かり、術後に肺炎や心不全を起こす
恐れがあるため、高齢者が敬遠しがちだったが、新手術法は局所麻酔に加え、
手術時間も1時間半ほどで負担が軽い。
認知症の高齢者があご外れの症状を訴えることができずに悪化させるケースも
増加しており、瀬上教授は「再発しにくい手法であり、症状に悩む患者や
家族に手術による治療を考えてほしい」としている。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20130828401.htm
(北國新聞 2013年8月28日)
金沢医科大の瀬上夏樹教授(顎口腔外科学)は27日までに、口を大きく開けた
時にあごが外れる「顎関節脱臼」の新しい手術法を考案した。
同時に3カ所の部位を切除することで再発しにくく、局所麻酔で体への負担が
少ないのが特長。
顎関節脱臼は高齢者の摂食障害や誤嚥性肺炎の原因とされており、再発を防ぐ
ことで生活の質の向上が期待される。
顎関節脱臼のうち、顎関節が毎日のように外れる「習慣性顎関節脱臼」は、
手術による治療が必要とされる。
下あごの骨の付け根とそれにつながる「側頭骨」、両方の骨をつなぐ軟骨の
「円板」がうまく連動しないため、食事やあくびなどで口を開けると、あごが
外れた状態となる。
これまでの手術では側頭骨の一部である「関節結節」だけを削っていた。
この方法では、1~2割が再発するという。
新しい手術法では、耳の前の部分を約2センチ切開し、下あごの骨の付け根
部分と円板、関節結節を同時に切除する。
3カ所を切除する新手術法はこれまで13例で、現在のところ、再発は報告
されていない。
全身麻酔を用いた方法は体に負担が掛かり、術後に肺炎や心不全を起こす
恐れがあるため、高齢者が敬遠しがちだったが、新手術法は局所麻酔に加え、
手術時間も1時間半ほどで負担が軽い。
認知症の高齢者があご外れの症状を訴えることができずに悪化させるケースも
増加しており、瀬上教授は「再発しにくい手法であり、症状に悩む患者や
家族に手術による治療を考えてほしい」としている。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20130828401.htm
[口腔感染、歯周病は結腸がんと関連か]
(ケアネット・ニュース 2013年8月28日)
フソバクテリウム・ヌクレアタムと呼ばれる一般的な口内細菌による感染が
結腸直腸がんの一因となる可能性があることが、米ケース・ウェスタン・
リザーブ大学歯科医学部歯周病学教授のYiping Han氏らの研究で示唆
された。
http://www.carenet.com/news/general/hdn/35963
(ケアネット・ニュース 2013年8月28日)
フソバクテリウム・ヌクレアタムと呼ばれる一般的な口内細菌による感染が
結腸直腸がんの一因となる可能性があることが、米ケース・ウェスタン・
リザーブ大学歯科医学部歯周病学教授のYiping Han氏らの研究で示唆
された。
http://www.carenet.com/news/general/hdn/35963
[靴見て歩き方チェック すり減り方に偏り 重心傾く癖が]
(東京新聞 2013年8月13日)
自分の靴をじっくり眺めたことがありますか?
歩く時に重心のかけ方が偏っていたり、足を大きくあおったりする癖が
あると、靴が内側や外側に傾いたり、靴底の一部が大きくすり減ったりする。
こうした歩き方を長年続けていると、膝や腰などに負担をかけ、痛みの原因に
なる。靴の状態をチェックして、正しい歩き方をマスターしよう。
(伊東治子)
体の仕組みに合った無理のない歩き方を研究している帝京平成大教授
(スポーツ医学)で、整形外科医の渡会公治さんを訪ねた。
まずは記者が履いている靴を診断してもらった。
平らな場所に置いて後ろから見ると、右の靴が内側に大きく傾いている。
次に靴底を見ると、右側のかかとの内側がすり減っていた。
「過回内症候群だね」と渡会さん。
続いて靴下を脱いだ記者の足を見て「特に右足が過回内になって、土踏まずが
つぶれて扁平足になっている」。
過回内とは足を踏み出した時に膝は内側、爪先は外側を向き、足を大きく
あおりながら歩いている状態。
多くの人に見られる歩行の癖だという。
「正しい体重移動ができておらず、足や膝をひねったり、ねじったりして、
土踏まずをつぶすように歩いている。その結果、扁平足になり、ハイヒール
などの幅の狭い靴を履くと外反母趾になってしまう」
渡会さんによると、履き慣れた靴の底は、かかとの外側が左右均等に少しずつ
すり減っているのが理想的だ。
内側だけ、もしくは外側後方と内側前方がすり減っている場合は過回内で、
重心が内側にかかっていると考えられる。
このほか、靴底の外側や、指の周辺が大きくすり減るのも、重心が外側に
かかったり、足先で蹴ったりしながら歩く癖が付いている証拠。
左右ですり減り方に差があるのも、重心の取り方に問題がある。
「癖のある歩き方で体に負担をかけ続けると、年齢を問わず、足腰や背中の
痛みの原因となる。変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症などを引き起こす
恐れもある」と渡会さん。
将来、寝たきりにならないためにも、正しい歩き方を身に付けておく必要が
ある。
<改善にスクワット有効>
渡会さんによると、歩き方の基本は、足と膝の関節を同じ方向に曲げること。
そして、(1)かかと(2)足の中心(3)親指の付け根・親指の順番に、
「三拍子」で重心を移動させていく。
だが、身に付いた癖は簡単には直らない。
そこで、渡会さんが正しい足と膝の向きを体に覚え込ませるため考案したのが
「かべ体操コーナースクワット」=イラスト=だ。
ポイントは腰を下ろす時に、お尻と膝、足が壁から離れないようにすること。
膝が壁から離れてしまう場合は、手で膝を壁に押し付ける。体重が爪先や
かかとではなく、足裏の中心にかかるように注意する。
「足腰に痛みがある人は、膝を曲げる角度を浅くしてもいい。スクワットを
続けることで、痛みが軽減されてくる」
1セット5~6回で、渡会さんは「3食、寝る前、トイレのたび」を
合言葉に、1日に何セットもやることを勧めている。
2~3週間で正しい足と膝の向きが身に付くが、生活習慣に取り入れて継続
することで、足腰の筋力を維持できる。
図・イラストは、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2013081302000160.html
(東京新聞 2013年8月13日)
自分の靴をじっくり眺めたことがありますか?
歩く時に重心のかけ方が偏っていたり、足を大きくあおったりする癖が
あると、靴が内側や外側に傾いたり、靴底の一部が大きくすり減ったりする。
こうした歩き方を長年続けていると、膝や腰などに負担をかけ、痛みの原因に
なる。靴の状態をチェックして、正しい歩き方をマスターしよう。
(伊東治子)
体の仕組みに合った無理のない歩き方を研究している帝京平成大教授
(スポーツ医学)で、整形外科医の渡会公治さんを訪ねた。
まずは記者が履いている靴を診断してもらった。
平らな場所に置いて後ろから見ると、右の靴が内側に大きく傾いている。
次に靴底を見ると、右側のかかとの内側がすり減っていた。
「過回内症候群だね」と渡会さん。
続いて靴下を脱いだ記者の足を見て「特に右足が過回内になって、土踏まずが
つぶれて扁平足になっている」。
過回内とは足を踏み出した時に膝は内側、爪先は外側を向き、足を大きく
あおりながら歩いている状態。
多くの人に見られる歩行の癖だという。
「正しい体重移動ができておらず、足や膝をひねったり、ねじったりして、
土踏まずをつぶすように歩いている。その結果、扁平足になり、ハイヒール
などの幅の狭い靴を履くと外反母趾になってしまう」
渡会さんによると、履き慣れた靴の底は、かかとの外側が左右均等に少しずつ
すり減っているのが理想的だ。
内側だけ、もしくは外側後方と内側前方がすり減っている場合は過回内で、
重心が内側にかかっていると考えられる。
このほか、靴底の外側や、指の周辺が大きくすり減るのも、重心が外側に
かかったり、足先で蹴ったりしながら歩く癖が付いている証拠。
左右ですり減り方に差があるのも、重心の取り方に問題がある。
「癖のある歩き方で体に負担をかけ続けると、年齢を問わず、足腰や背中の
痛みの原因となる。変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症などを引き起こす
恐れもある」と渡会さん。
将来、寝たきりにならないためにも、正しい歩き方を身に付けておく必要が
ある。
<改善にスクワット有効>
渡会さんによると、歩き方の基本は、足と膝の関節を同じ方向に曲げること。
そして、(1)かかと(2)足の中心(3)親指の付け根・親指の順番に、
「三拍子」で重心を移動させていく。
だが、身に付いた癖は簡単には直らない。
そこで、渡会さんが正しい足と膝の向きを体に覚え込ませるため考案したのが
「かべ体操コーナースクワット」=イラスト=だ。
ポイントは腰を下ろす時に、お尻と膝、足が壁から離れないようにすること。
膝が壁から離れてしまう場合は、手で膝を壁に押し付ける。体重が爪先や
かかとではなく、足裏の中心にかかるように注意する。
「足腰に痛みがある人は、膝を曲げる角度を浅くしてもいい。スクワットを
続けることで、痛みが軽減されてくる」
1セット5~6回で、渡会さんは「3食、寝る前、トイレのたび」を
合言葉に、1日に何セットもやることを勧めている。
2~3週間で正しい足と膝の向きが身に付くが、生活習慣に取り入れて継続
することで、足腰の筋力を維持できる。
図・イラストは、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2013081302000160.html
[あの覆面バンドも? 歯科医“卵”遺体検視に「涙止まらない」]
(イザ! 2011年4月11日)
東日本大震災では、身元特定のための歯型を記録する歯科医が足りないため、
歯科医師免許を持つ大学院生らが現地入りし、検視業務に協力している。
約70体の検視を行ったのは、東北大学大学院歯学研究科の新谷聡さん(35)
だ。
「自分が記録することで、1人でもご家族の元に帰れればいい。今やらなくて
いつやるんだと思った」
研修だけで実際の検視経験はなかったが、大学が呼び掛けた募集に応じ、
院生や教員ら約70人が派遣された。
宮城県南三陸町を訪れたのは地震4日後の先月15日。
初めて約10人の検視を行った。
遺体の脇に四つんばいになり、器具で口を開け、小型の鏡を使って歯並びや
治療痕などをデンタルチャートと呼ばれる用紙に記録していく。
終わった時には5時間が経過していた。
「とにかく必死で、何も考える余裕はなかった」という。
同県利府町では、1日で約60体を検視した。
津波で流されたため損傷の激しい遺体が多く、乳児を抱いたままの女性も
いた。
「小さな子供の遺体が並んでいるのを目にした途端、涙が止まらなくなった。
津波に人がのまれる夢をよく見るようになった」とうつむいた。
19歳の時、阪神大震災で神戸市内の母親の実家が被災。
浪人生で何もできない自分に無力さを感じた。
「やっと苦しんでいる人の役に立てると思った」
今後も避難者の往診や介護に携わりたいと考えているという。
全員が現役歯科医師という4人組覆面ボーカルグループ、GReeeeNの
リーダーで福島県郡山市在住のHIDE(31)も検視に携わると報じられて
いるが、依然、家族の安否が不明な被災者にとっては、今後、身元を特定する
ためにも貴重な情報となる。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110411/dms1104111550012-n1.htm
(イザ! 2011年4月11日)
東日本大震災では、身元特定のための歯型を記録する歯科医が足りないため、
歯科医師免許を持つ大学院生らが現地入りし、検視業務に協力している。
約70体の検視を行ったのは、東北大学大学院歯学研究科の新谷聡さん(35)
だ。
「自分が記録することで、1人でもご家族の元に帰れればいい。今やらなくて
いつやるんだと思った」
研修だけで実際の検視経験はなかったが、大学が呼び掛けた募集に応じ、
院生や教員ら約70人が派遣された。
宮城県南三陸町を訪れたのは地震4日後の先月15日。
初めて約10人の検視を行った。
遺体の脇に四つんばいになり、器具で口を開け、小型の鏡を使って歯並びや
治療痕などをデンタルチャートと呼ばれる用紙に記録していく。
終わった時には5時間が経過していた。
「とにかく必死で、何も考える余裕はなかった」という。
同県利府町では、1日で約60体を検視した。
津波で流されたため損傷の激しい遺体が多く、乳児を抱いたままの女性も
いた。
「小さな子供の遺体が並んでいるのを目にした途端、涙が止まらなくなった。
津波に人がのまれる夢をよく見るようになった」とうつむいた。
19歳の時、阪神大震災で神戸市内の母親の実家が被災。
浪人生で何もできない自分に無力さを感じた。
「やっと苦しんでいる人の役に立てると思った」
今後も避難者の往診や介護に携わりたいと考えているという。
全員が現役歯科医師という4人組覆面ボーカルグループ、GReeeeNの
リーダーで福島県郡山市在住のHIDE(31)も検視に携わると報じられて
いるが、依然、家族の安否が不明な被災者にとっては、今後、身元を特定する
ためにも貴重な情報となる。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110411/dms1104111550012-n1.htm
[人骨は江戸・明治 鳥取砂丘人骨ミステリー]
(日本海新聞 2011年8月3日)
鳥取県警は2日、6月30日に鳥取市の鳥取砂丘の砂の中から発見された
4体分とみられる人骨の鑑定を終え、「人骨の年代は江戸時代後期から明治
時代初頭のもの」とする鑑定結果を発表した。
死因は不明としたが、埋葬形態や骨に外傷が認められないことから事件性は
ないとみている。
県警によると鑑定は鳥取大学医学部(米子市)で行われ、人骨は4体分と
判明。
骨密度や髄膜などの状況から死後相当年数が経過していることが確認
されたが、人骨の細部に弾力性が残っていることや有機質が確認されたこと
から、年代を江戸時代後期から明治時代初頭と解析した。
年代の特定では、3体の人骨からは江戸時代以降の人骨から確認の頻度が
高いとされる虫歯が発見されたことに言及し、治療痕がないことから歯科
治療が一般化されていない時代だと特定を後押しした。
人骨と一緒に複数の木片のようなものと鉄製のくぎも発見されたが、形状の
特徴からくぎは明治時代以前のものとみられる。
また頭蓋骨などの特徴から性別は男性2人と女性2人とし、頭蓋骨の縫合の
変化や歯の摩耗具合から年齢は20代~50代とした。
一方で人骨は横たわった状態で発見されており、座位による埋葬が主だったと
される当時の埋葬方法との矛盾もあり「新たなミステリー」も生んだ。
県警によると、同時代の人骨が横たわった状態で発見されたのは県内で例が
ないという。
県内屈指の観光スポットで起きた「砂丘ミステリー」は、さまざまな臆測を
呼んだ。
鑑定結果でひとまず収束に向かった格好だが、人骨の年代と当時の埋葬方法
との矛盾など「新たなミステリー」も生まれた。
発見者の1人で県砂丘事務所の堀部晴彦所長は「発見当時“ひょっとしたら”と
いう事件性が頭をよぎっただけにほっとした」と安堵した様子で「古代まで
さかのぼるくらいの年代だったら、さまざまなロマンも広がったが・・・」と
話した。
4体の人骨は、海からは60~70メートルの近さの場所に頭を西向きにして
整然と埋葬され、穴の深さは約30~40センチだった。
埋葬されていた穴の深さなどからは「同時期、あるいは短期間の埋葬が想定
される」とする鑑定結果が示された。
「コレラ説」を推察していた、鳥取市国府町糸谷の森医院の森納理事長は
「死因が明らかにならないのは残念。ただコレラは“三日コレラ”とも呼ばれる
ように短期間で死に至る。頭が西向きの埋葬は“西方浄土”の宗教的な思想で
しょう」と、埋葬方法にあらためて触れた。
地元の浜坂郷土史会の橋本寿雄会長は、海岸線に漂着した遺体を埋葬していた
などとする記録から「やはり海難事故によるものではないか」と推察して
いる。
http://www.47news.jp/news/2011/08/post_20110803134348.html
(日本海新聞 2011年8月3日)
鳥取県警は2日、6月30日に鳥取市の鳥取砂丘の砂の中から発見された
4体分とみられる人骨の鑑定を終え、「人骨の年代は江戸時代後期から明治
時代初頭のもの」とする鑑定結果を発表した。
死因は不明としたが、埋葬形態や骨に外傷が認められないことから事件性は
ないとみている。
県警によると鑑定は鳥取大学医学部(米子市)で行われ、人骨は4体分と
判明。
骨密度や髄膜などの状況から死後相当年数が経過していることが確認
されたが、人骨の細部に弾力性が残っていることや有機質が確認されたこと
から、年代を江戸時代後期から明治時代初頭と解析した。
年代の特定では、3体の人骨からは江戸時代以降の人骨から確認の頻度が
高いとされる虫歯が発見されたことに言及し、治療痕がないことから歯科
治療が一般化されていない時代だと特定を後押しした。
人骨と一緒に複数の木片のようなものと鉄製のくぎも発見されたが、形状の
特徴からくぎは明治時代以前のものとみられる。
また頭蓋骨などの特徴から性別は男性2人と女性2人とし、頭蓋骨の縫合の
変化や歯の摩耗具合から年齢は20代~50代とした。
一方で人骨は横たわった状態で発見されており、座位による埋葬が主だったと
される当時の埋葬方法との矛盾もあり「新たなミステリー」も生んだ。
県警によると、同時代の人骨が横たわった状態で発見されたのは県内で例が
ないという。
県内屈指の観光スポットで起きた「砂丘ミステリー」は、さまざまな臆測を
呼んだ。
鑑定結果でひとまず収束に向かった格好だが、人骨の年代と当時の埋葬方法
との矛盾など「新たなミステリー」も生まれた。
発見者の1人で県砂丘事務所の堀部晴彦所長は「発見当時“ひょっとしたら”と
いう事件性が頭をよぎっただけにほっとした」と安堵した様子で「古代まで
さかのぼるくらいの年代だったら、さまざまなロマンも広がったが・・・」と
話した。
4体の人骨は、海からは60~70メートルの近さの場所に頭を西向きにして
整然と埋葬され、穴の深さは約30~40センチだった。
埋葬されていた穴の深さなどからは「同時期、あるいは短期間の埋葬が想定
される」とする鑑定結果が示された。
「コレラ説」を推察していた、鳥取市国府町糸谷の森医院の森納理事長は
「死因が明らかにならないのは残念。ただコレラは“三日コレラ”とも呼ばれる
ように短期間で死に至る。頭が西向きの埋葬は“西方浄土”の宗教的な思想で
しょう」と、埋葬方法にあらためて触れた。
地元の浜坂郷土史会の橋本寿雄会長は、海岸線に漂着した遺体を埋葬していた
などとする記録から「やはり海難事故によるものではないか」と推察して
いる。
http://www.47news.jp/news/2011/08/post_20110803134348.html
[尾根の標 日航機事故25年 (5)看護師が「遺体の修復」]
(読売新聞 2010年8月5日)
<つらい作業「命の尊厳」自問>
日航ジャンボ機墜落事故から5日目の1985年8月16日。
前橋赤十字病院看護師長の田村教江さん(56)は、いつもの白衣でなく、
ベージュの救護服姿で藤岡市民体育館に駆け付けた。
遺体の検視を補助する役割を命じられていた。
損傷が激しく、腐敗の進んだ遺体が次々と運ばれてくる。
上半身だけの遺体がまとった服を1枚1枚丁寧に脱がせ、血や木の葉が付いた
体を、左腕で抱きかかえるようにしてやさしくふいた。
「誰かの大切な家族だったんだ」
バケツの水は、ウジと体の脂で真っ白になった。
検視後は、顔などの傷口を縫い合わせ、新聞紙やさらしを使って失われた
下半身を作った。
「少しでもきれいにして家族の元に帰してあげたい」
その一心だった。
続きは、
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1280587714095_02/news/20100805-OYT8T00066.htm
(読売新聞 2010年8月5日)
<つらい作業「命の尊厳」自問>
日航ジャンボ機墜落事故から5日目の1985年8月16日。
前橋赤十字病院看護師長の田村教江さん(56)は、いつもの白衣でなく、
ベージュの救護服姿で藤岡市民体育館に駆け付けた。
遺体の検視を補助する役割を命じられていた。
損傷が激しく、腐敗の進んだ遺体が次々と運ばれてくる。
上半身だけの遺体がまとった服を1枚1枚丁寧に脱がせ、血や木の葉が付いた
体を、左腕で抱きかかえるようにしてやさしくふいた。
「誰かの大切な家族だったんだ」
バケツの水は、ウジと体の脂で真っ白になった。
検視後は、顔などの傷口を縫い合わせ、新聞紙やさらしを使って失われた
下半身を作った。
「少しでもきれいにして家族の元に帰してあげたい」
その一心だった。
続きは、
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1280587714095_02/news/20100805-OYT8T00066.htm
[尾根の標 日航機事故25年 (4)身元確認歯型と指紋頼り]
(読売新聞 2010年8月4日)
<検視医「家族の元へ早く」>
墜落から一昼夜おいた8月14日。
11の検視台が2列に並ぶ藤岡市民体育館に、遺体を運び込む作業が始まった。
体は変形し、炎天下で腐敗も進んでいた。
歯型や指紋が頼りだ。
520人もの身元を、県警や県内の専門家だけで突き止めるのは難しい。
関東近県から、医師らが藤岡に集まった。
「こんな歯じゃない」
「早く帰そうとしてるのか!」
むせ返る体育館で、遺族たちは殺気立っていた。
東京歯科大学法歯学教室の同僚らと6人で藤岡入りした助手の土肥(旧姓・
木村)福子さん(55)は、粘り強く説明を繰り返した。
「もう一度レントゲンを撮りました。よく見ていて下さい」。
笑みをたたえた生前の女性の写真と、同じ角度から撮った遺体の歯の
レントゲン写真はぴたりと符合。
取り囲んだ女性の遺族は黙ってうなずいた。
続きは、
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1280587714095_02/news/20100803-OYT8T01347.htm
(読売新聞 2010年8月4日)
<検視医「家族の元へ早く」>
墜落から一昼夜おいた8月14日。
11の検視台が2列に並ぶ藤岡市民体育館に、遺体を運び込む作業が始まった。
体は変形し、炎天下で腐敗も進んでいた。
歯型や指紋が頼りだ。
520人もの身元を、県警や県内の専門家だけで突き止めるのは難しい。
関東近県から、医師らが藤岡に集まった。
「こんな歯じゃない」
「早く帰そうとしてるのか!」
むせ返る体育館で、遺族たちは殺気立っていた。
東京歯科大学法歯学教室の同僚らと6人で藤岡入りした助手の土肥(旧姓・
木村)福子さん(55)は、粘り強く説明を繰り返した。
「もう一度レントゲンを撮りました。よく見ていて下さい」。
笑みをたたえた生前の女性の写真と、同じ角度から撮った遺体の歯の
レントゲン写真はぴたりと符合。
取り囲んだ女性の遺族は黙ってうなずいた。
続きは、
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1280587714095_02/news/20100803-OYT8T01347.htm