[がん治療システム:日立製作所と北海道大学が共同開発へ]
(毎日新聞 2010年9月21日)
日立製作所と北海道大学は21日、双方の技術を組み合わせた新たながん治療
システムを共同開発すると発表した。
2014年の実用化を目指す。
放射線の一種「陽子線」を高い精度でがんに照射して治療する日立の技術と、
呼吸や脈拍に応じて動く臓器のがんに放射線を照射できる白土博樹北大教授
らのグループの「動体追跡技術」を組み合わせたもので、世界初の治療
システム。
肺や肝臓のがん治療に効果を見込めるという。
新型治療システムは政府の「最先端研究開発支援プログラム」(総額48億円)
の対象の1つ。
医療分野にも注力する日立は陽子線を活用したがん治療システムを200年代
前半から実用化し、これまで3,400人以上の治療実績がある。
【弘田恭子】
http://mainichi.jp/select/science/news/20100922k0000m020078000c.html