尾根の標 日航機事故25年 (4)身元確認歯型と指紋頼り | アクティブエイジング アンチエイジング
[尾根の標 日航機事故25年 (4)身元確認歯型と指紋頼り]

(読売新聞  2010年8月4日)


<検視医「家族の元へ早く」>
墜落から一昼夜おいた8月14日。
11の検視台が2列に並ぶ藤岡市民体育館に、遺体を運び込む作業が始まった。
体は変形し、炎天下で腐敗も進んでいた。
歯型や指紋が頼りだ。
520人もの身元を、県警や県内の専門家だけで突き止めるのは難しい。
関東近県から、医師らが藤岡に集まった。


「こんな歯じゃない」
「早く帰そうとしてるのか!」
むせ返る体育館で、遺族たちは殺気立っていた。
東京歯科大学法歯学教室の同僚らと6人で藤岡入りした助手の土肥(旧姓・
木村)福子さん(55)は、粘り強く説明を繰り返した。
「もう一度レントゲンを撮りました。よく見ていて下さい」。
笑みをたたえた生前の女性の写真と、同じ角度から撮った遺体の歯の
レントゲン写真はぴたりと符合。
取り囲んだ女性の遺族は黙ってうなずいた。




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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1280587714095_02/news/20100803-OYT8T01347.htm