そして、これがウサギブログの最後になります。
我が家の長女、ネザーランドワーフのミルクさんは、昨年5月4日に11歳でお月様に帰っていきました。
あれからもうすぐ9か月。ブログに残すには、どうしても時間が必要でした。
ミルクさんは5歳を過ぎた頃に臼歯の不正咬合を発症し、数ヶ月に一度、全身麻酔で臼歯カットをする生活を送っていました。
この臼歯が伸びる頻度が読めなくて、一番短い時で1か月半、だいたいは3〜4か月。
奥歯の様子は、麻酔をかけて口の中を見なきゃわからない。でも、全身麻酔にはリスクもある。
そうは言っても、食べられなければ確実に死んでしまう。物言わぬウサギに代わって、そのタイミングを判断する飼い主の責任は重大。
おまけに最後の6年間は、斜頸やら捻挫やら、獣医さん通いの連続で、たくさん心配したな。
それでも彼女の愛くるしさと、家族の一員として寄り添ってくれる愛おしさは、何にも代えられないもので、随分と助けられました。
種の異なる生物同士がこんなにも近しく生活できるなんて。他にも動物は飼ってきたけれど、ミルクさんの家族との近さは、ある種、感動ものでした!
彼女はたぶん人間の思うところをかなり理解していたと思う。とても賢いウサギでした。
毎朝、次男を玄関で見送りしたり、私が入院して9日ぶりに帰ってきた日は、よほど心配していたらしく、私の座る座布団に一緒に座って離れなかった。
両親の死や、幼馴染みの死、管理職になった心労と更年期でメンタルが不安定だった私に、ずっと寄り添ってくれました。
その分、人間よりずっと短い寿命の彼女がそう遠くない未来に、私を置いて逝ってしまうだろうことが、怖くてたまらなかった。
そんな私のことを一番心配していたのは、ミルクさんだったのではないかと思う。
亡くなる年、ミルクさんの臼歯はなぜか伸びなかった。確かに獣医さんには「年齢が高くなると伸びる頻度も長くなりますよ」と言われていたけど、最後は9ヶ月間、削らないままでした。
亡くなったのはR7年5月4日。
神戸に住む長男に私が会いに行って、帰ってくる予定だった日、私の帰りを待たずに逝ってしまった。
亡くなる一週間前、上を向いて鼻をひくひくさせている様子に気づいて、獣医さんに連れて行ったところ、心筋症で肺に水がたまってることが判明。
注射器で肺の水を抜いてもらったところ、呼吸は改善し、その日のうちに回復。
ただ、獣医さんからは、心臓が弱っているから、いつ何があってもわからないと言われ、服薬を続けることに。
そう言われても、その後は普通に過ごしてたので服薬しながら、もうしばらく元気でいてくれると思っていたんです。
けれど、私が帰るのを待たずに、ミルクさんは月に帰ってしまいました。
亡くなる前日までご飯を食べて普通に過ごしていたから、生きているみたいにきれいな姿でした。
ただ、私を待っていたのではないかと思うと、それだけが悔やまれました。
でも、言われたんです。ある人に。
動物は人よりもずっといろんなことがわかってる。
ミルクさんは、自分で死ぬ日と死に方を決めて、あなたを悲しませないように逝ったのよ、と。
亡くなる前は9ヶ月臼歯カットをしなかったけど、心臓が弱っていたから、おそらく全身麻酔には耐えられなかったのではないかと思う。
全身麻酔で死んでしまったら、臼歯カットを決めた私も、お世話になっていた獣医さんにも迷惑をかけるとわかっていたんじゃないかな。
亡くなる前に心筋症であることを教えてくれて、家族は心の準備ができました。その後は、亡くなる前日まで元気な姿を見せて、皆を心配させないようにしてくれた。
私に寄り添ってくれる人が現れたことも、きっと彼女は気づいていたのだと思う。自分の役割を引き継ぐ相手を見つけて、静かに旅立っていきました。
物言わぬ動物の、人の心を理解する力と、寄り添い癒してくれる尊さには感謝しかない。
ありがとう、ミルクちゃん。
楽しい11年間だった。
今もあなたは私たちの家族。













