姉と仕事帰りにコンサートに行ってきました。
とても楽しかった!
両耳突発性難聴の既往があるので、耳の負担にならないように時々、耳栓をしながら。
6歳離れた姉は62歳。長く勤めた仕事を先月で辞めて、ようやくのんびりしている。そんな姉に楽しんでもらいたくて誘ったコンサートだが、私にはもうひとつ思いがありました。
歳の離れた姉は、小さい頃から何かと私の面倒を見てくれた。初めてのブラジャーもお化粧も、姉が用意してくれた。両親が亡くなった今、私が手放しで頼れる唯一の存在。
2月に突発性難聴で倒れた時も、随分とお世話になった。
そんな姉にだけは、私が50代で思いがけず落ちてしまった恋の話を打ち明けたい。
最近、そんな気持ちが少しずつ芽生えていた。
私は今の家庭を壊すつもりはないし、彼も同じ。
それでも、人生は思いがけないことが起こるものだから、彼との未来がどうなるかはわからない。
もしも万が一、私がこの先、そんな大きな決断をすることになったら、姉がその経緯を知らなかったことをどう感じるだろう?
コンサートの前に姉と夕ご飯を食べる約束をした。
ご飯を食べながらならば、姉が仕事を辞めて心に余裕ができた今ならば、話せるかもしれないと。
実はね、私、好きな人がいるのよ。
お互い家庭があるし、今の家庭を壊すつもりはないけど、とても大切な人なの、と。
でも、やっぱり言えなかった😅。
姉は、私が学生時代に夫と付き合っていた頃のことも知っている。
学生時代の恋を実らせて、家庭を持って、真面目な仕事でキャリアを重ねる手堅い妹。
それがたぶん、姉の思う私。
まさか家庭外で300キロ離れた人と恋をしているなんて、思いもしないだろうな。
そもそも、うちの兄姉は恋愛体質の真逆にいる人種で、兄も姉もお見合い結婚。彼らが思う真面目な恋とは、結婚に直結する恋だ。私もそうだったからよくわかる。
いや、待てよ?
それ以前に55歳。もう恋なんてしない年齢だと思っているはず。
女性は閉経して、いよいよ老いに向かう年頃だ。
孫が生まれてもおかしくない。
私、どうしちゃったかな?と自分でも思ったもの。
彼とのことは第三者に説明するのが難しい。
恋か?と言われたら、間違いなく恋だ。
でも、それまで自分の思っていたものとはなんだか少し違っていて、自分でも理解に苦しむ。
再会して1年半が過ぎて思うのは、どうしてこんなに気持ちが通じるのか?ということ。
毎日のLINEで、年に数回会うだけで、双子のように気持ちがシンクロして、一緒にいると落ち着く。
お互いの家庭を壊すつもりはないのに、ただ吸い寄せられるような感覚だけが続いている。
本能的に離れることができないという感じか?
他人が聞いたら、狂い咲と思うような恋かもしれないが、私はとても幸せだ。
たぶん、若い頃にはわからなかった感情。
人生を長く生きてきて、相手のことを深く思いやれるようになった。しかも結婚というカタチに囚われないからこそ、想いだけが深まっていく。
結婚前提の恋と違って、私たちには相手との関わりしかない。家族も子どもも、社会的な関係性が二人の間に持ち込まれることはない。
彼とは大学時代に出会ったが、私以上の人に出会わなかったと真顔で言っちゃうような人で、ものすごく大切にしてくれる。
これまでの人生で、こんなに通じ合う人は他にいなかったなと感じるし、これほど純粋な愛情を注がれたことはかつてない。
気持ちが通じたタイミングが50代半ばだったのは残念だなと思ったけれど、きっと今でなければ出会えなかった恋なのだと思う。
残りの人生を考え、自分の時間を何に使うかと問われれば、私は彼と恋をしたいと答える。
彼と過ごす時間、私は私のままでいられる。
社会的には許されないし、理解されないことはわかっている。
だから、夫や家族との関わり方は、彼と出会ってからも一切変えていない。
ただ、私は残りの人生を悔いなく過ごしたいだけ。こうなって思うのは、結婚相手を死ぬまで愛しきれる人は少ないのではないかな。
生活のために一緒にいる。そういう夫婦も多いと思うし、私も今はそうだ。
私は自分に嘘をつくことができなかった。
彼と出会えたことを大切にしたい。
こんなことはやっぱり説明できないな。
でも、人生100年と言われる時代。50代が恋をしてもいいんじゃないかな。
