治療に際し、舌診・脈診・腹診以外に気をつけていることをお伝えしています。
第1回は筋肉の弾力性、第2回は皮膚の状態、第3~5回は背甲診、第6回は爪でした。
今回も爪についてお伝えします。
爪の色が紫色を呈している時、瘀血証を考えます。
爪を圧迫し離すと、健康な場合はすぐに色が変化しますが、瘀血証の場合は変化が遅くなっています。
爪以外では、舌・唇の色が紫色、皮膚の色がどす黒い、臍傍の圧痛、少腹硬満、少腹急結などが診断ポイントとなります。
治療に際し、舌診・脈診・腹診以外に気をつけていることをお伝えしています。
第1回は筋肉の弾力性、第2回は皮膚の状態、第3~5回は背甲診、第6回は爪でした。
今回も爪についてお伝えします。
爪の色が紫色を呈している時、瘀血証を考えます。
爪を圧迫し離すと、健康な場合はすぐに色が変化しますが、瘀血証の場合は変化が遅くなっています。
爪以外では、舌・唇の色が紫色、皮膚の色がどす黒い、臍傍の圧痛、少腹硬満、少腹急結などが診断ポイントとなります。
治療に際し、舌診・脈診・腹診以外に気をつけていることをお伝えしています。
第1回は筋肉の弾力性、第2回は皮膚の状態、第3~5回は背甲診でした。
今回は爪についてお伝えします。
爪の色・つやを見ます。
健康な状態ではピンク色でつやがあります。
白くてそっている場合、爪がもろくなっている場合などは貧血の存在を考えます。
その時は、眼瞼結膜・舌が白くないか(淡白)確認します。
自覚症状では、動悸・息切れ・立ちくらみなどがないかを尋ねます。
10代後半から40代の女性(月経のため)・妊産婦の方は貧血がある場合が多いです。
貧血が疑われる場合は内科で血液検査をして頂きます。
治療に際し、舌診・脈診・腹診以外に気をつけていることをお伝えしています。
第1回は筋肉の弾力性、第2回は皮膚の状態、第3回・第4回は背甲診でした。
今回も背甲診についてお伝えします。
腰部(腰方形筋)の緊張が強い方は比較的多く見られます。
慢性の腰痛では脊柱起立筋の緊張と並んで多いです。
この腰方形筋の緊張は胸脇苦満と同時に出現する徴候ととらえています。
胸脇苦満がとらえにくいケースでも、腰方形筋の緊張があれば胸脇苦満が潜在的にあるのではないかと考えています。
胸脇苦満は横隔膜隣接臓器の異常・横隔膜の緊張で出現するものです。
治療に際し、舌診・脈診・腹診以外に気をつけていることをお伝えしています。
第1回は筋肉の弾力性、第2回は皮膚の状態、第3回は背甲診でした。
今回も背甲診についてお伝えします。
僧帽筋がパンパンにはっていて局所の刺鍼では改善しない場合があります。
この場合、横隔膜反射が原因の可能性が強いです。
横隔膜周囲の臓器の異常や横隔膜の過緊張によるものです。
横隔膜の過緊張は精神ストレスによって起こります。
腹証では、胸脇苦満が認められます。
この僧帽筋の緊張は胃兪・胃倉などの刺鍼によって改善します。
治療に際し、舌診・脈診・腹診以外に気をつけていることをお伝えしています。
第1回は筋肉の弾力性、第2回は皮膚の状態でした。
今回は背甲診についてお伝えします。
左背部の脊柱起立筋が緊張している場合、心臓又は胃の反射ととらえます。
心臓ではTh1~6の背部(特に左)に筋緊張が出現します。
胃ではTh5~12の背部(特に左)に筋緊張が出現します。
腹証の心下痞硬も心臓・胃どちらの異常でも出現します。
心臓と胃は反射領域が重なり合うため、診断に気をつける必要があります。
治療に際し、舌診・脈診・腹診以外に気をつけていることをお伝えしています。
前回は筋肉の弾力性でしたが、今回は皮膚です。
皮膚では主に4つのポイントを診ています。
1.皮膚の厚み
虚証では皮膚が薄い傾向にありますが、特に重症の虚証では顕著です。
2.皮膚のつや
体力が旺盛な人は皮膚のつやが良いですが、虚証ではつやがなく、乾燥していることも多いです。
3.皮疹の有無
皮疹がある場合、熱証・瘀血証の可能性があります。
4.皮膚のざらつきの有無
ざらつきが存在する部位と関連する内臓に異常がある場合があります(内臓体壁反射)。
治療に際し、主訴に関連する所見を取ったり、舌診・脈診・腹診などを行ないますが、
それ以外に気をつけていることをお伝えします。
まず、第1は筋肉の弾力性です。
筋肉の弾力性が低下している人は、腰痛・肩こり・変形性膝関節症などを起こし易く、局所治療のみでは改善しにくかったり、再発しやすい傾向があります。
筋肉の弾力性を見る部位としては、前腕部(手三里のあたり)・下腿後側(腓腹筋)が分かり易く適しています。
筋肉の弾力性がある人は、症状が改善しやすいです。
筋肉の弾力性が低下している人は、脾虚証とみなし、脾胃を補う治療を行なっています。
本日は基礎から勉強するための良書をご紹介します。
最初の紹介は「ツボ単」です。
経穴について調べるには大変良い本です。
カラーの骨・筋肉の図に経穴が記載されており、とてもわかりやすいです。
経穴の穴名由来や同音経穴名クイズなども記載されており、ポイント高いです。
次は本間祥白先生の「誰にもわかる経絡治療講話」です。
経絡治療について、先生と学生の問答形式になっています。
内容が具体的であり、たとえ話を用いて分かり易く解説してあります。
最後の紹介は師匠の代田文彦先生著、「図説東洋医学」です。
東洋医学を1から勉強できます。
図が多くてわかり易いです。
前回、著者の体験や気づきが書いてあったり、治療中の状況や患者さんの様子がイメージできるような本が良いと書きました。
もう一つ良書の条件は治療家としての意識が高まる本です。
今回は3冊良書を挙げます。
まず、イギリスの生理学者で、中国の文化特に東洋医学に造詣の深かった、ジョセフ・ニーダム氏の「中国のランセット」をお勧めします。
ニーダム氏は中国に長年住み、「中国の科学と文明」という本を書いています。
「中国のランセット」は鍼の起源・経絡・経穴についての考証が興味深いです。
次にお勧めは、アメリカの医学博士であるアンドルー・ワイル氏の「癒す心、治る力」です。
ハーバード大学医学部を出たアンドルー・ワイル氏が現代医学の無力さに気付き、真の医学を求めるストーリーです。
自然治癒力を促す方法や阻害する要因、東洋医学についても言及されています。
最後の紹介は医学博士の間中喜雄先生です。
医師でありながら鍼灸に造詣が深く、独自の理論を展開しました。
異種金属を使って治療をしたり、イオンパンピング治療を考案したりと非常に発想力が豊かな先生でした。
「医家のための鍼術入門講座」がお勧めです。
前回良書の条件を挙げましたが、良書の条件に当てはまる本は多くあると思います。
その中で、特に臨床鍼灸師にとって有益な本は、治療技術・効果がアップしたり、治療家としての意識が高まる本だと思います。
著者の体験や気づきが書いてあったり、治療中の状況や患者さんの様子がイメージできるような本は読んでいてとても参考になります。
たとえば深谷伊三郎先生の「お灸で病気を治した話」、
代田文誌先生の「鍼灸真髄」・「灸療雑話」・「鍼灸臨床ノート」、
西田皓一先生の「東洋医学見聞録」などがおすすめです。