良書を読むメリットは


 今まで分からなかったことが分かるようになる


 考えが整理される


 新しい物の見方が出来るようになる


といったところでしょうか。

逆に悪書を読むと


 今まで多少わかっていたと思っていたことが分からなくなる


 考えがまとまらなくなる


 自信がなくなる


という状態になります。


何も読まなかった方が良かったという事です。

私が良書かどうか見分けるために行なっていることは


 目次のチェック-分かり易く、自分の探しているものか


 良いエネルギーに満ちているか


 索引があるかどうか


 引用文献のレベル


 著者の経歴をチェック


などです。

速読を習うと書店でサッと読めるのでお勧めです。

前回は料理のメニューと治療メニューの類似性、料理の時間配分と治療の時間配分の類似性についてお伝えしました。


今回は料理道具と治療道具の配置における類似性についてお伝えします。


料理ではキッチンで調理する場所のまわりに鍋・調理道具・皿・調味料をうまく配置することが重要です。


そうすることでアクセスタイムが短縮され効率よく調理できます。


治療でも、ワゴンの中に普段使う鍼・艾その他の道具をうまく配置し、素早く取り出せるようにしておくとスムーズに治療できます。


私は治療用ワゴン以外にカルテを書くためのワゴンも用意し、その場で出来るだけカルテに情報を記載するようにしています。


また、カルテを書くためのワゴンの下には治療用ワゴンに収納しきれない治療道具も入れています。


治療中に道具を捜したり、取りに行ったりすると、治療における集中力・発想力が低下します。


また、治療時間が延長したりします。


ですから、治療前に準備を怠らないようにしています。


「準備八割」ですね。

このメールマガジンを読んでいらっしゃる先生・学生の方は料理の経験があるでしょうか?


私はかなり料理をするのが好きです。


(他の家事はあまり好きではありませんが…)


料理では主菜と副菜があります。


主菜ではタンパク質中心(肉・魚など)にして、副菜は野菜中心にするなどです。


副菜の皿数は13皿というところでしょうか。


治療でもメインの治療を本治法(体質改善)とし、サブの治療を標治法(対症療法)として行っております。


副菜の皿数がその人の胃袋の大きさ(消化吸収力)により異なるように、治療における標治法(対症療法)が出来る数も個体差があります。


私は同時に3人の患者さんを時間をずらして治療しています。


これは3つの料理を同時に作っていくのと似ています。


Aの鍋で煮物をしながら、Bの鍋では炒め物をして、Cの皿にサラダを盛り付ける。


今日の治療のメインは何か?サブは何にしようか?と料理の献立を作る時のように考え、

料理を作る要領で時間配分を考えながら治療していくと、楽しくなって来ます。


ですから、治療にタイマーは必需品となっています。

患者さんを診察する時、ベットで仰臥位・腹臥位のみで終わらせがちです。


更に立位になっていただき、姿勢をチェックすると、より多くの情報が得られます。


腰痛の場合では、腰椎の前弯が強く腹筋が弱いタイプは一目瞭然で分かります。


五十肩では、肩関節の内旋を伴う不良姿勢が判明します。


肩関節の内旋を改善するだけで可動域が改善する場合もあります。


膝関節症では、屈曲拘縮が明らかになります。


歩行していただくと、膝が完全に伸展しないので更によく分かります。


治療前と後での変化をチェックすると良いと思います。


現在、脳性麻痺・外反母趾・足底痛などの患者さんを治療中ですが、つくずく思うことは歩行状態を見ることの重要性です。


脳性麻痺の方の場合、歩行しにくいという訴えがあったため歩いていただいたところ、膝が完全に進展できない状態でしか歩けないことが分かりました。


扁平足もありました。


外反母趾・足底痛の方に歩いていただいたところ、扁平足がありました。


3者ともベット上では扁平足であることは全く分かりません。


結構アーチがあるように見えます。


一般的にベット上で舌診・脈診・腹診・理学テストなどを行なったらすぐに治療と行きがちです。


しかし、何度見ても病態が分からなかったことが、歩行状態を1度見ただけで問題点が分かったことがかなりあります。

「大胆かつ細心」の力を養うために有効だと思っていることの1つ目はスポーツです。


私が今まで行ってきた中ではスキーが良かったと思います。


その他ヨット・ダイビング・スカイダイビング・カヌーなど自然の中で行なうスポーツは良いと思います。


2つ目は車の運転です。


車の運転は無謀・不注意でもダメだし、怖がってばかりいてもダメです。


以前通っていたヨガの先生(沖先生)が車の運転は修行になるとおっしゃっていました。


元々車の運転が好きなので、修行をしているという感覚はありませんが・・・・。


3つ目は海外旅行です。


海外へツアーではなく、自分で行くとかなり良い経験になると思います。


以上、一見遊んでいるように見えることが意外と重要だということがとても面白いと思います。

鍼灸師に必要な力の一つとして「大胆かつ細心」があると思います。


鍼を刺して治療をするという行為はいいかげんでも、怖がっているだけでもダメということです。


それは外科医が必要な力と同じです。


「大胆かつ細心」・「情熱的かつ冷静」など、優れた人は正反対の性質をあわせ持っています。


このことに気づいてから精進をしていますが、これでいいというものもありませんし、一生修行だと思っています。


次回は「大胆かつ細心」を体得するために私が行なっている事を紹介致します。

反応点には圧痛・硬結・陥凹などがありますが、

今回は筋緊張の強い部位の中から有効な治療ポイントを選ぶ方法をお伝えします。


まず、筋緊張の強い筋肉を見つけます。


僧帽筋が分かり易いかと思います。


筋線維と垂直に手をスライディングします。


手は筋線維に平行に移動していきます。


(巨骨→肩井→肩中兪へ)


わかりにくい時は手に筋肉をひっかける要領で行ないます。


そうすると硬結がはっきり触れます。


それでも分からない時は筋線維の走行に沿って筋肉をつまんでいきます。


そうすると強く攣縮する部位があります。


それが反応点です。

鍼だけでなく、灸にも即効性があります。


たとえば急性鼻炎の鼻汁や食傷由来の下痢には施灸が奏功します。


急性鼻炎の鼻汁には母趾内端・食傷由来の下痢には裏内庭の施灸が有効です。


施灸効果を高めるために行なっていることをお伝えします。


①施灸壮数を増やす。


施灸壮数を1015壮位に増やします。


場合によっては2030壮位に増やします。


②熱くなるまで施灸する。


患者さんが施灸部位に熱感を感じ、熱が深部にズーンと通るまで行うと治療効果が高いです。


③取穴を正確に行なう。


裏内庭では少しずれると効果が低下します。


裏内庭の効果的な取穴法です。


足の第2指の指腹に仮点をつけます


第2指を底屈させます。


この時に軽く底屈させず、最大限に底屈させます。


足底に移った点が治療点です。



同じ症状・同じ疾患でも患者さんによって

鍼の治療効果がかなり違います。


鍼の治療効果を高めるためにしている事をお伝えします。


①鍼を太くする


同じ取穴であっても鍼を太くするだけで

治療効果がアップすることは多いです。


②手技を加える


雀啄術・旋捻術・鍼尖転移法などの手技を

加えると治療効果が高まります。


③運動(自動・他動)を加える


整形外科疾患に行なっています。


頚部痛・腰痛・五十肩・膝関節痛・足関節痛などです。


遠隔部位に置鍼をして疼痛部位の運動をするものです。


この方法は痛みだけでなく可動域も改善します。


ただし自発痛がある時や炎症が強い時は

悪化することがあるのでご注意下さい。