前回、著者の体験や気づきが書いてあったり、治療中の状況や患者さんの様子がイメージできるような本が良いと書きました。
もう一つ良書の条件は治療家としての意識が高まる本です。
今回は3冊良書を挙げます。
まず、イギリスの生理学者で、中国の文化特に東洋医学に造詣の深かった、ジョセフ・ニーダム氏の「中国のランセット」をお勧めします。
ニーダム氏は中国に長年住み、「中国の科学と文明」という本を書いています。
「中国のランセット」は鍼の起源・経絡・経穴についての考証が興味深いです。
次にお勧めは、アメリカの医学博士であるアンドルー・ワイル氏の「癒す心、治る力」です。
ハーバード大学医学部を出たアンドルー・ワイル氏が現代医学の無力さに気付き、真の医学を求めるストーリーです。
自然治癒力を促す方法や阻害する要因、東洋医学についても言及されています。
最後の紹介は医学博士の間中喜雄先生です。
医師でありながら鍼灸に造詣が深く、独自の理論を展開しました。
異種金属を使って治療をしたり、イオンパンピング治療を考案したりと非常に発想力が豊かな先生でした。
「医家のための鍼術入門講座」がお勧めです。