Q.患者さんの意識を高めるためにはどうしたら良いでしょうか?運動やダイエットを勧めてもなかなか実践してもらえません。


A.鍼灸院に来院する患者さんの中には病気は薬・手術で治すもの、もしくは鍼灸師などの治療家が治すものと思っている人が結構いらっしゃいます。

自分の自然治癒力を高めるためには食事・嗜好品(タバコ・お酒など)・運動・考え方や感情(ネガティブな思考や感情)を修正する必要があることを認識していただかなくてはなりません。

患者さんの意識を変えるには教育が必要です。

1)健康になることによってどんな明るい未来があるのか。

2)このまま放置するとどういうリスクがあるのか。

3)何をどのようにすれば良いのか。


具体的に説明することで、やる気が高まって来ると思います。

施術中に話をする、メールマガジンやニュースレターなどで情報を発信する、小冊子などで啓蒙するなど色々方法はあります。

いずれにしてもコンスタントに教育しないと相手はなかなか変わらないと思います。
 

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*五枢会治療セミナー

2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。

興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。

http://5su.muto-shinkyu.com/
 

Q.「体に熱がある―内熱」とは具体的にどのような状況でしょうか?


A.慢性の炎症・脱水・基礎代謝の亢進などが原因として考えられます。

慢性の炎症としては、慢性の感染(呼吸器など)・自己免疫疾患などが該当します。

脱水は、下痢・嘔吐・発汗亢進などで起こります。

東洋医学的には津液不足ととらえられます。

基礎代謝の亢進では甲状腺機能亢進が原因として考えられます。

治療は清熱を行います。

鍼治療が中心になります。

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Q.寝違えの中には頸椎椎間板ヘルニアのような器質的疾患が原因から来るものもあるとのことですが、鑑別ポイントは何でしょうか?


A.鑑別ポイントは3つあります。

1)運動鍼をやってもあまり良くならない。

2)寝違えなら2~3回の治療で良くなるのに対し、器質的疾患が原因のものは治療回数が多くなる。

3)頸椎のアライメント不整がある。


中高年で何度も寝違えを繰り返す場合は椎間板ヘルニア・変形性脊椎症などの器質的疾患がある可能性があります。

一度整形外科で診察を受けていただいても良いと思います。

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Q.どうしても施術時間が長くなってしまいます。

 もっと短くするにはどうしたら良いでしょうか?


A.まず、問診の時間を短縮する方法をお伝えします。

すべて口頭で行うのではなく、問診表を使うことで短縮することが出来ます。

次に施術中の会話についてです。

会話には問診などの治療に直接関連している部分と雑談部分があると思います。

施術中に会話をすると施術時間が長くなりがちです。

施術時間を短くするには雑談部分を減らしたり、施術の中で雑談をする時間をあらかじめ決めておいた方が良いです。

ちなみに私は施灸をする時間に雑談をすることが多いです。

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Q.複数の証が合併している時、治療の優先順位はどうなりますか?

A.優先順位の高いものとしては以下のことが挙げられます。

1.緊急性が高い―急性症状と関連が深く、全身に影響を強く与える場合。

最も優先順位が高いです。


2.現在の症状と密接に関連している証。

これは次に優先順位が高いです。


3.放置していると重大な病気になる恐れがある場合(瘀血証など)。

これも見逃せません。


これらを状況に合わせて取捨選択していきます。

気管支喘息・精神科疾患(うつ病など)・関節リウマチを始めとする自己免疫疾患などでは複数の病証を合併していることが多いです。

したがって1つの病証を見つけて治療しても治癒につながらない場合、再度病証の確認が必要です。

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セミナー中に質問を受けることがありますが、その中からピックアップして答えていきたいと思います。


Q.症状や痛みを気にし過ぎる患者さんの対応はどうしたら良いでしょうか?


A.まず5~10%位の症状が残っていてもあまり気にしないように言って下さい。

気にし過ぎる原因として不安感が強いことが考えられます。

その場合は精神不安を取り除く治療を行います。

斜角筋・胸鎖乳突筋・脊柱起立筋(上部・特に左側)の筋緊張を緩和することが効果的です。

また、時間に余裕があり過ぎると(一言で言うと暇)身体に関心が向き過ぎるので、趣味・スポーツなどをしていただくことをお勧めしています。

心気傾向が強い場合は森田療法がお勧めです。

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前回は直刺による筋緊張緩和法をお伝えしました。

今回は横刺による筋緊張緩和法をお伝えします。

上背部など深刺すると気胸のリスクがある部位には横刺を用いています。

もちろん単刺でも構いませんが、筋緊張の緩和は難しいと思います。


横刺による筋緊張緩和法は木下晴都先生開発の方法が有効です。

筋線維に対して垂直に刺鍼すると有効で、並行では効果が出にくいということです。

私自身もこの方法を追試して、効果を実感しています。

ポイントは筋線維の方向がどうなっているかを把握することです。

解剖の本で確認してから刺鍼してみて下さい。

そして筋緊張が緩和しているのか確認して下さい。

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新型コロナウィルスの影響は多岐にわたりますが、精神面への影響は予想以上に大きいようです。

特にウィルスに対する不安感が大きい人、外出の制限が著しい人に不調が見られています。


ウィルスに対する不安感が大きい人の中には、感情の起伏が大きいため、恐怖心も大きくなってしまう方がいらっしゃいます。

この様な方はパニック障害を起こすことがあります。


外出の制限が著しい人の中には、几帳面で真面目、「○○しなければいけない。」という思考が多い方が結構いらっしゃいます。

この様な方は強迫障害を起こすことがあります。

具体的な症状としては、何度も手洗いをしたり、検温をしたりして、仕事に支障をきたしてしまうものです。


この様な「こころの病」に対して鍼灸でどのようにアプローチしたら良いか、12/6(日)と12/20(日)の2日にわたってセミナーを行います。

セミナーでは精神科疾患の基礎的知識・精神科疾患の鍼灸治療だけではなく、認知行動療法・交流分析など心理療法についても学んでいきます。

更に精神疾患で必要となるエネルギー調整法や望診法、感覚力の高め方についても指導いたします。

今回のセミナーでは精神疾患を治療するに当たって必要なことは網羅されています。

精神疾患を習得したい方にはお勧めします。

詳しくは下記ページをご覧下さい。

http://muto-shinkyu.biz/lp/specialpsy2020/

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鍼による筋緊張の緩和法についてお伝えします。

今回は直刺による方法です。


刺鍼する際は目的の筋肉が程良く緊張していることが重要です。

強すぎても弱すぎてもダメです。

そのために姿勢を変えたり、目的の筋肉をストレッチさせたりします。

目的の筋肉が表層筋の場合は伏臥位より座位の方が治療効果が出る場合もあります。


目的の筋肉が深層筋の場合は表層筋を緩ませる必要があります。

雀啄術をするときには筋肉が緩むまで行います。

筋肉が緩むと刺手の感触が変化します。

また、局所攣縮反応が起こると押手で感じ取ることもできます。

最後に筋緊張が緩和しているのか確認します。

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良く患者さんから言われることに、「鍼灸治療をした後2~3日は調子良かったのですが、そのあと戻ってしまいました。」というものがあります。

この場合治療間隔を週に2回にすれば解決するのですが、治療費のコストを考えると実際は難しいのではないでしょうか。

調子の良い期間を延長する方法はあるのでしょうか?


その方法は主に2つあります。

1つは本治法(根本的に体質を改善する)をしていくことです。

根本的に体質が改善されれば効果が持続し易くなります.


2つ目は皮内鍼(円皮鍼)を使う方法です。

その症状に効果的な経穴に皮内鍼(円皮鍼)を貼付することで効果が持続し易くなります。


実際に行っている治療としては、便秘に対して沢田流神門、生理痛に対して三陰交に皮内鍼(円皮鍼)を貼ったりしています。

特に生理痛など治療した日以外に辛い症状が出現する場合に行うのに向いています。

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