イヴ·アレグレ 「美しき小さな浜辺」(1949) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?



【ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 予告編 セテラ·インターナショナル公式チャンネル 2022/10/21公開:1分47秒】


【「ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 公式サイト」】




【作品紹介:「ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 公式サイト」(⬆)より引用。】 


雨の降り続く海辺の町で、過去を見つめる謎の青年の姿を描くミステリードラマの名作。ジェラールは運命に翻弄され、苦悩する青年を演じた。撮影はウィリアム・ワイラー監督『ローマの休日』(1953)、ヴィム・ヴェンダース『ベルリン・天使の詩』(1987)のアンリ・アルカン。イヴ・アレグレ監督、ジャック・シギュール脚本による本作は、同じコンビの『デデという娼婦』(1947)などの流れを汲み、当時世界的に流行していた“絶望”を描いたペシミスティックな作品に仕上がっている



【あらすじ:「ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 公式サイト」(⬆)より引用。】

シーズンオフの海岸のさびれたホテルに、ある夜ひとりの陰のある青年ピエールが宿泊に来る。ホテルにはわずかな客と、孤児院育ちの女中マルトと少年が働いていた。無口なピエールにマルトは興味をもち、次第に心を通わせていく。また、ホテルの女性客と親しくなっていく少年が気掛かりなピエールは、何かと彼に話しかけようとする。

ある時、ある女性歌手のレコードをかけたホテルの女主人にピエールは激しい拒絶反応を見せた。その一件からマルトは、ピエールが以前、このホテルで従業員として働いていたことを知る。その時に知り合った女性歌手を愛するようになったピエールは、もてあそばれたことに激怒し彼女を殺してしまったのだという。ピエールを愛するようになったマルトは仲間に頼んでピエールの逃亡を助けようとするが……。


【結末までのネタバレありのあらすじ:「映画ウォッチ」をご参照下さい。】



【感想】

小品で、暗い暗い話ながら、心に染み入る佳作。ファン·ファン役で彼の名を世界中に轟かせた八面六臂の活躍をする明るいジェラール·フィリップも良いが (➡「花咲ける騎士道」(1952))、やはりジェラールは暗い影のある人物の造形が上手い。救いの少ない物語にこそ、一層彼の魅力が輝く。雨に濡れるジェラール·フィリップの姿が印象的。


【スタッフ·キャスト等:「映画.com」より引用。】  

スタッフ

監督:イヴ·アレグレ

脚本:ジャック·シギュール

撮影:アンリ·アルカン

美術:モーリス·コラソン
音楽:モーリス·ティリエ
キャスト

ピエール:ジェラール·フィリップ

マルト (ホテルの女中):マドレーヌ·ロバンソン

ホテルの客:ジャン·セルヴェ

上映時間·公開日
上映時間:1時間31分
フランス公開年🇫🇷:1949年
日本公開日🇯🇵:1999年
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鑑賞日:2023年2月5日
場所:シネ·リーブル池袋




ジェラール·フィリップ主要出演作品
肉体の悪魔」(1947)
美しき小さな浜辺」(1949)
「悪魔の美しさ」(1950)
「輪舞」(1950)
「夜ごとの美女」(1952)
狂熱の孤独」(1953)
赤と黒」(1954)
夜の騎士道」(1955)
「戦いの鐘は高らかに」(1956)
「奥様ご用心」(1957)
「勝負師」(1958)
「危険な関係」(1959)


【ジェラール·フィリップ ドキュメンタリー】

最後の冬」(2022)






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