パトリック·ジュディ 「最後の冬」(2022) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?



【ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 予告編 セテラ·インターナショナル公式チャンネル 2022/10/21公開:1分47秒】


【「ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 公式サイト」】




【作品紹介:「ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 公式サイト」(⬆)より引用。】 


ジェラール・フィリップの生い立ちから、その人生の軌跡を描く最新ドキュメンタリー。今回日本初公開。出演映画のメイキングや貴重な舞台の映像、家族とのプライヴェートフィルムなど未公開の秘蔵映像を最新技術でレストア、ジェラール・フィリップの知られざる真実を描く。 


ハリウッドからの高額なオファーを断り、お金に困っていた旧友の演劇に出演していたこと。1944年8月のパリ解放の時にはパリ市庁舎の奪回にも協力するなど、戦時中に対ナチ・レジスタンス運動へ参加していたこと。戦後には、コミュニストとして熱心に活動するなど、妻のアンヌにも背中を押され自分の名声を正義と平和と理想のために捧げたこと。1959年の夏、病に倒れてからも、復帰に向けて野心的に舞台の企画を立てていたこと……これまであまり明かされることのなかった「人間」ジェラール・フィリップの姿に、誰もがさらに魅了される違いない。


2020年にフランスの文学賞、ドゥ・マゴ賞を受賞したジェローム・ガルサン著「ジェラール・フィリップ 最後の冬」を元に、生誕100周年を記念して製作された。監督は「マリリン・モンロー 最後の告白」(2008)をはじめ、ロミー・シュナイダーやジェーン・マンスフィールド、ロバート・F・ケネディやシャルル・ド・ゴールなど実在の著名人を題材にしたドキュメンタリーを数多く手がけ、その手腕が国際的に評価されているパトリック・ジュディ。第75回カンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映された。本編吹替ナレーションは、本木雅弘。



【感想】

36歳で夭折したフランス映画界の大スター、ジェラール·フィリップの晩年を描くドキュメンタリーだか、映画の元となったノンフィクション小説の原作者はジェラール·フィリップの娘の夫である。
そこで、心打たれるのは、ジェラール·フィリップの妻であったアンヌ=マリー=ニコールがジェラールの棺を見下ろす姿だ。今回このドキュメンタリーを観て、ジェラール·フィリップが結婚していたことを初めて知ったのだが、このジャーナリストでもあり多数の著書を残した妻がジェラールを強く支えていた様だ。
彼女はジェラールについて「ためいきのとき~若き夫ジェラール·フィリップの死」という世評高い鎮魂の書を残していて翻訳もちくま文庫から出ているので(但し絶版の模様)、何とか古本を入手して読んでみたいと思う。


【原作·スタッフ等:「ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 公式サイト」(⬆)より引用。】 

原作:「ジェラール・フィリップ 最後の冬」(中央公論新社 ジェローム・ガルサン著 深田孝太朗 訳)

監督:パトリック・ジュディ

出演:ジェラール・フィリップ

全編吹替ナレーション:本木雅弘

第75回 (2022年) カンヌ国際映画祭クラシック部門正式出品作品
上映時間·公開日
上映時間:1時間06分
フランス公開月🇫🇷:2022年5月
日本公開日🇯🇵:2022年11月25日
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鑑賞日:2023年1月29日
場所:シネ·リーブル池袋


ジェラール·フィリップ主要出演作品
肉体の悪魔」(1947)
「美しき小さな浜辺」(1949)
「悪魔の美しさ」(1950)
「輪舞」(1950)
「夜ごとの美女」(1952)
狂熱の孤独」(1953)
赤と黒」(1954)
夜の騎士道」(1955)
「戦いの鐘は高らかに」(1956)
「奥様ご用心」(1957)
「勝負師」(1958)
「危険な関係」(1959)


【ジェラール·フィリップ ドキュメンタリー】

最後の冬」(2022)






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