【作品紹介:「映画.com」より引用。】
フランスの文豪スタンダールの代表作を、「肉体の悪魔」(1947) のクロード・オータン=ララ監督&ジェラール・フィリップ主演のコンビで映画化。ナポレオン失脚後の1820年代フランスを舞台に、野心家の青年ジュリアン・ソレルが自身の魅力を武器に貴族階級へ転身を図ろうとする姿を描き出す。
【あらすじ:「ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 公式サイト」(⬆)より引用。】
1820年代、ナポレオン失脚後の小都市ヴェリエール。大工の息子ジュリアン・ソレル (ジェラール・フィリップ) は仕事よりラテン語を得意とする学問好きな青年であった。彼の才能を認めたシェラン司祭により、町長であるレナール家の家庭教師となる。やがて美しいレナール夫人 (ダニエル・ダリュー) と愛し合うようになるが、スキャンダルの発覚をおそれて、ジュリアンは神学校に進む。そこでもピラール司教の信頼を得て、ジュリアンはパリのラモール侯爵の秘書となる。野心に燃え魅了的なジュリアンは、気位の高い侯爵令嬢のマチルド (アントネッラ・ルアルディ) と愛し合うようになり、侯爵に結婚を許される。幸福の絶頂にいるジュリアンのもとに、レナール夫人が彼との過去の関係を告白した手紙を侯爵に届ける。突然、絶望の底に突き落とされたジュリアンはピストルを持って、レナール夫人が通う教会へと向かうのだった……。
【結末までのネタバレありのあらすじ:「Wikipedia」をご参照下さい。】
【感想】
「ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭 (⬆)」3作目の鑑賞作品は、ジェラール·フィリップ主演、スタンダール原作の「赤と黒」。これは良いに決まってる。スタンダールの原作はもちろん読んでいないのだが、この野心に満ちながら、実は繊細な心を持つ、主人公のジュリアン·ソレルにジェラール·フィリップ以上にぴったりの俳優が他にいるとは思えない。正に、ジェラール·フィリップのために、スタンダールは「赤と黒」を書いたとしか思えない。1950年代のフランス映画の3時間を超える文芸大作は、極上のワインの様❗😋。
【スタッフ·キャスト等:「映画.com」(⬆)及び「Wikipedia」より引用。】
スタッフ
監督:クロード·オータン=ララ
脚本:ジャン·オーランシュ、ピエール·ボスト
原作:スタンダールの同名小説 (1830)
撮影:ミシェル·ケルペ
美術:マックス·ドゥーイ
音楽:ルネ·クロエレック
キャスト
ジュリアン·ソレル:ジェラール·フィリップ
町長レナールの夫人ルイーズ:ダニエル·ダリュー
候爵家令嬢マチルダ:アントネッラ·ルアルディ
上映時間·公開日
上映時間:3時間12分
フランス公開日🇫🇷:1954年10月29日
日本公開日🇯🇵:1954年12月25日
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鑑賞日:2022年12月4日
場所:シネ·リーブル池袋
【ジェラール·フィリップ主演主要作品】
「肉体の悪魔」(1947)
「パルムの僧院」(1948)
「美しき小さな浜辺」(1949)
「悪魔の美しさ」(1950)
「輪舞」(1950)
「ジュリエット あるいは夢の鍵」(1951)
「花咲ける騎士道」(1952)
「夜ごとの美女」(1952)
「狂熱の孤独」(1953)
「しのび逢い ムッシュ·リポアの恋愛修行」(1954)
「赤と黒」(1954)
「夜の騎士道」(1955)
「戦いの鐘は高らかに」(1956)
「奥様ご用心」(1957)
「モンパルナスの灯」(1958)
「勝負師」(1958)
「危険な関係」(1959)
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