忍びの10「ヒーハー!金色のスターニンジャー」(後編) | 究極の救世主のブログ

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工事現場で、人々が追われています。
妖怪ダイダラボッチは、

ショベルカーに、封印の手裏剣が
取り憑いて誕生した。

キンジ「ウッヒョ~!
ダイダラボッチさんで、
ございやしたか~。

ちょいと写真、
いいですかい?」

ホントに、写メ撮っちゃったよ。
一緒に並んで、自撮り。

キンジ、ホントに
フリーダムだな。

でも、ダイダラボッチは
気に障ったようだ。

「俺、撮られるの、キライ!」

キンジを、ぶっ飛ばした。

キンジ「イテテテテテ…
日本の妖怪ってぇのは、
器量が小せえなあ。

じゃ…ひと狩りいきやすかい。」

遅れて、天晴、八雲、風花も到着。

妖怪に追われていた工事現場の
男性のひとりが、
キンジに駆け寄りました。

「あんた、助けてくれるのか?」

が、キンジは見もしないで
払いのけるのでした。

キンジ「助ける…?
すいやせんが、あっしはあっしの
目的を、果たすだけでございやさあ」

ニンニンジャーの3人も加わり
乱戦に。

3人は、ジュッカラゲを蹴散らし
作業員たちを逃がします。

一方、キンジは
ダイダラボッチの事しか
目に入ってないようだ。 

『ハリケーンじゃ!』

刀身に風をまとわせ、放ったぞ。

ジュッカラゲたちを、風で持ち上げ
ダイダラボッチにぶつけた!

風花「すごい!
風の術なんて、できるんだ!」

天晴「あれ?どっかで…。」

キンジ「ロックンロールは
止まりやせんぜ!」

キンジのノリノリは
ノンストップだ。

ジュッカラゲを斬り倒し、
また、ダイダラボッチの方へ。

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女の人が、誰かを捜しています。

「どこ行ったの?」

八雲「何をやってるんだ?
逃げろと言ったろ!」

「私の娘がいないんです!」

風花「見て!」

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ああ!女の子が、ジュッカラゲに
襲われようとしてる。

キンジ「仕方ねえ…。」

飛び出したのは、キンジ。

ジュッカラゲを斬って
女の子を助けた。

が、そこにダイダラボッチが。

女の子をかばって、キンジが
背中に攻撃を受けたぞ。

大きく吹っ飛ばされ、
キンジは変身を解除された。

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が、女の子は無事なようだ。

痛みにゆがむ顔は
テンガロンハットで隠し、

やがて、バア~とばかりに
おどけた顔を見せた。

キンジ「怖くないで、ございやしょ?
もう、泣かねえでくださいやし。」

キンジ、男には冷たかったけど
子どもにはやさしいのか。

そこに、ママさんが駆けてきた。

娘と再会できました。
二人で抱き合う。

ママさんは、キンジに
何度も頭を下げました。

「ありがとうございます! 
ありがとうございます!」

キンジ「まったく…
営業妨害で訴えやすよ。
さあ、早く逃げてくだせえ。」

キンジ、ツンデレか?

風花「分かった!あの人、
なんか、親近感 湧くと思ったら
お兄ちゃんに似てるんだ。」

どうも、メチャクチャなところが
似てるらしい。

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天晴「ぜんぜん、似てないだろう!」

霞「当たらずとも、遠からずですね。
風花ちゃん。」

そう言ったのは、霞。
凪も到着したぞ。

凪「あの人、おじいちゃんの
弟子志望なんだって。」

好天「あれは、まだワシが
修行で世界を回っていた頃…。

あやつとは、アメリカの
西部の田舎町で出会っての。

弟子にしろとしつこいから、
ワシを超える、忍タリティがなくば
弟子になる資格はない。

弟子になりたくば、ワシを倒してみよ
そう言って、諦めさせようと
したのじゃ。」

霞「それを真に受けて、
ここまで追ってきたようですね。」

風花「それじゃあ、あの人
おじいちゃんの大ファンなんだ。」

八雲「なるほどな。
タカ兄と似ているというのも、

あながち、間違っていない
じゃないか。」

キンジは、好天への刺客ではなく
大ファンだったんですね。

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キンジ「彩りの星!
スターニンジャー!
忍びなれども、パーリナイッ!」

うわあっ!
後ろに何かいっぱいいるうw

天晴「忍びなれども、忍ばない!」
手裏剣戦隊、ニンニンジャー!
忍ぶどころか…」

そう言いかけましたが、
先に、キンジが暴れています。

天晴「暴れさせろよ!」

キンジ「シュリケン忍法
分身の術。」

さらに、こいつだ。

キンジ「シュリケン忍法
風の術。」

『風マジック!
ハリケーンじゃ!』

5人同時に、発動。

風で、重そうなダイダラボッチを
持ち上げたぞ。

天晴「あっ、分かった!」

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キンジ「ええ。
ちょいと、マネてみやしてね。

ラストニンジャは、
あっしの憧れでございやすからね。

あの人こそ、
本物のロックンローラーでさあ!

それじゃ、アンコールと
いきやすかい!」

ギターを弾くようにして
発動するのはこれだ。

『雷マジック!』

キンジ「シュリケン忍法
雷の術。」

なんと、ダイダラボッチの上を
雷雲が覆ったと思ったら、
雷が落ちてきた。

凪「すっげえ!雷の術なんて
初めて見た!」

九衛門(…僕も、使えるんだけど?)

キンジ「なかなか やりやすが、
まだ少~し、足りねえようですね。
坊ちゃん。」

天晴「だ~か~ら~!
その坊ちゃんっての、やめろって!」

キンジ「ちょいと、
見といていただきやしょうかい。」

キンジが天晴を押しのけ、前に出た。

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なんと、最後は、
ダイダラボッチと自撮りしたぞ。

キンジ「へい、チ~ズ♪
また、あっしのコレクションが
増えやした。」

「やっぱり、写真キライ~!」

九衛門「…厄介なのが
出てきたなあ。」

(確かに、あれは厄介な人ですよ。)

おっと、十六夜九衛門だ。
見てたのか。

肥大蕃息の術で、ダイダラボッチを
巨大化復活させたぞ。

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天晴「いつまでも、おいしいところ
ばっか、持っていかせるかよ!」

キンジ「そいじゃ、こっちも、
締めさせていただきやしょうかね。

イヤッハ~! 
バイソン、荒くれバスター!」

天晴「シュリケンジン、
パオーンブーメラン!」

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2大ロボの必殺技で、
ダイダラボッチを撃破しました!

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好天「よいか、スターニンジャー!
お前が、このワシの孫たちを

倒すことができれば、
弟子入りを許してやろう。

そして、天晴、八雲、凪、風花、霞。

お前たちには、修行として
このスターニンジャーを倒すことを
命じる。

こやつに勝てた者が、また一歩、
ラストニンジャに近づくであろう。
心してかかれよ!パンパン!」

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天晴「熱いな、これ。
燃えてきた!」

ニンニンジャー 対
スターニンジャー
大変な事になってきましたよ!

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ついに、ニンニンジャー6人目の戦士
スターニンジャーが現れました。

天晴とキンジを戦わせる
好天の思惑は、一体どこにあるのか?

6人の心が、完全に
ひとつになる時は果たして来るのか?

そして…。 

傷が完全にいえた
『あの男』が、ついに動き出す!

~忍びの11につづく。~