不登校の子どもには、

好きなことをさせてあげましょう。

ゲームもスマホも、
無理に取り上げなくて大丈夫。

 

 

そんな話を聞いて、

なるべく口を出さないようにしている。

 

 

……でも。

朝起きてスマホ。

ごはんを食べながらYouTube。

そのあとはゲーム。

スマホ。

何時間もそのループ。

 

 

今日も一日、

何もしてない。

 

 

そんな姿を毎日見ていると、

だんだん不安になってくる。

 

 

本当に、
これでいいの?

せっかく時間があるんだから、

少しくらい勉強するとか。

本を読むとか。

運動するとか。

何か興味のあることを
見つけるとか。

 

 

学校に行かないなら行かないで、

この時間を
何かに使った方がいいんじゃないの?

 

 

このまま何か月も、

もしかしたら何年も、

ゲームとスマホだけで
過ぎていったらどうするんだろう。

 

 

この子、

大事な時間を
無駄にしてるんじゃない?

 

 

 

 

そんなふうに思うと、

ゲームをしている子どもの姿を見るたびに

胸がザワザワする。

「今日は何してたの?」

「ちょっと外に出たら?」

「ゲーム以外に何かやりたいことないの?」

言いたくなる。

 

 

言わない方がいいと思って
我慢していても、

心の中ではずっと、

今日何時間ゲームをしていた。

何時に起きた。

今日も何もしなかった。

と、

子どもの一日を
チェックしていたりします。

 

 

物理でやってなくてもいつもこんな感じでした

 

 

 

でもね。

ここにも、

「心のとげ」が
隠れていることがあります。

 

 

 

 

 

たとえば、

「時間は有意義に使わなければならない」

「何かをしていない時間は無駄」

「人は成長していなければならない」

「今頑張らなかったら、あとで困る」

 

 

そんな、

時間や人生についての
自分の中の当たり前。

 

 

そして、

その奥には、

「このままだったら、この子の将来はどうなるの?」

という

大きな怖さが
隠れていることもあります。

 

 

 

 

だから、

目の前で子どもが
ゲームをしているだけなのに、

お母さんの頭の中では、

今日一日の話では
終わらない。

 

 

このまま勉強しなかったら。

このまま昼夜逆転したら。

進学できなかったら。

働けなかったら。

ずっとこのままだったら。

 

 

一気に、

何年も先の未来まで
飛んでいく。

 

 

【子どもが今日一日ゲームをしている】

 ↓

【心のとげに触れる】

 ↓

【痛い!】

 ↓

「この時間を無駄にして大丈夫?」

「何かさせた方がいいんじゃない?」

「このままだったら将来どうなるの?」

こんな反応が
起きているのかもしれません。

 

 

 

だから、

「ゲームくらい好きにさせてあげよう」

と頭では思っていても、

ちっとも安心できない。

 

 

口には出さなくても、

気になって仕方がない。

 

 

だって、

お母さんに見えているのは

「ゲームをしている今日のわが子」

だけじゃないから。

 

 

その向こうに、

「このまま何もしない人生になるかもしれない」

という未来まで
見えているんです。

 

 

それがモヤモヤの中身の怖さです。

 

 

 

 

じゃあ、

そのとげがなくなったら
どうなるのか。

 

 

ゲームをしている子どもを見て、

ただ、

「ゲームしてるな」

で終われるようになります。

 

 

今日一日ゲームをしていたことに、

「人生を無駄にしている」

をくっつけなくなる。

 

 

今日何もしなかったことを、

「この子は何もできない人になる」

まで膨らませなくなる。

 

 

今日のことを、

今日のこととして
見られるようになります。

 

 

そして、

子どもの時間を

子どものものとして
返せるようになります

 

 

何時に起きるか。

何をして過ごすか。

何に興味を持つか。

いつ動き出すか。

それを、

お母さんがずっと
管理していなくてもよくなる。

 

 

すると、

お母さん自身にも
自分の時間が戻ってきます。

 

 

監視に使っていた時間が空くので

自分は自分で、

出かけたり、

好きなものを食べたり、

仕事をしたり、

自分のやりたいことを
楽しめるようになる。

 

 

そして、

子どもがある日、

「これちょっとやってみたい」

と言った時にも、

 

 

「やっと!」

「それなら次はこれも!」

「せっかくだから続けた方がいいよ!」

と、

その小さな動きに
ほかの期待を乗せなくなります。

 

 

ただ、

「へえ、やってみたいんだ」

と受け取れる。

 

 

すると子どもも、

何かを始めたからといって

その先まで
やり続けなければならない、

結果を出さなければならない、

と思わなくていい。

 

 

やってみたい時に
やってみる。

違ったらやめる。

また別のものに
興味を持つ。

 

 

自分の感覚で、

少しずつ
自分の世界を広げていけるようになります。

 

 

お母さんが、

「この子の時間をなんとかしなきゃ」

から降りると、

親が管理する時間から、

子どもが自分で使う時間に
変わっていくんです。

 

 

 

 

もし、

ゲームやスマホばかりのわが子を見て、

「大事な時間を無駄にしている」

と苦しくなるなら、

ゲームを何時間までにするかを
考える前に、

ちょっとだけ
自分に聞いてみてください。

 

 

私は、「何もしない時間」を
どう思っているんだろう?

この子が今のままだったら、
私は何が怖いんだろう?

 

 

その怖さの奥に、

ゲームやスマホとは
一見関係のない、

あなた自身の
「心のとげ」が

隠れているかもしれません。

 

 

 
 

 

  

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