グランサバナ、このタイミングで、去勢とは・・・。 | カニコロの下剋上、1口馬主 と 株のブログ
24/5/29  NF天栄
29日にNF天栄へ放牧に出ました。「先週いっぱいは手元で様子を見させていただきましたが、時間が経ったうえでも極端に硬くならず、別の不安を抱くようなことはありませんでした。そのうえで本日天栄へ放牧に出させていただきました。現状なかなか難しさ、悩ましさがあるわけですが、気持ちの因るところが大きいことから、牧場より去勢の提案をもらっています。決して悪くない案と思いますので、そのあたりは体調等を考慮して検討してもらえればと話してあります」(田村師)
 

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24/5/22  田村厩舎

22日は軽めの調整を行いました。「前走は上手に乗ってくれてはいたのですが、苦しくなると気持ちが切れやすくなっているのは否めないですかね…。キックバックを嫌がってやめるなど、精神面が大きく締めている部分があるのは確かでしょうし、経験を重ねながら少しずつでも改善していければと思っています。レース後、大事はないものの、短い期間で2戦した後ですから、一旦放牧に出して、現地で改めて様子を見てもらってから今後のことを相談していきます」(田村師)

 

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前走後、大敗したこともあり、脚元の不安も少し考えましたが、

そんなことはなく、大丈夫みたいですね。

安心しました。

 

 

「じゃあ~あの大敗は・・・。」

 

 

という事になりますが、適性面を考えても、

距離も長すぎた感もありますし、

東京コースも“初”という事、

左回り自体はそれほど悪いわけじゃ無いんだろうけど、

やはりスピード面で足りない部分がありますから、

坂のあるコースで、直線が短い方が、やはり合っている。

 

 

キックバックを嫌うから、前で競馬してるときは、持続力を活かせるし、

坂であっても、失速しにくいというのもある。

 

 

キレを持ってる馬が、脚を使いにくいというもあり、

中山コースは、グランサバナにとっては、

“ ベスト of ベスト ” とも言える競馬場であることは、間違いない。

 

 

上記を踏まえれば、前走の大敗は、ある意味、当然の結果であり、

お試し的なレースだという認識で、

 

「やっぱり、ダメなのね」

 

という見解から、

少し休んで、

秋の中山開催に照準を合わせればイイだけの事

だと思ってたんですが、

 

『 去勢 』 

 

という余計な事を考えてしまってるみたいです。

 

 

 

 

私は、去勢のことは、今までもたくさん触れてきましたが、

過去の出資馬では、ほとんどが失敗で、

去勢後、勝利したのは、1頭のみ。

 

 

この1頭に関しても、

ムルザバエフ騎手の好騎乗的なレースでしたから、

その後、勝ててないだけに、

ある意味レアなケースだと思っています。

 

 

この事を踏まえると、

去勢して活躍した馬は、全くいないことになります。

 

 

それにしても、

天栄は、少しダメだと、去勢したがりますね。

 

 

「何かあるんだろうか?」

 

 

と、勘ぐってしまいます。

 

 

若手への勉強のためなのか知りませんけど、

 

“ 百害あって一利無し” 

 

だと思っています。

 

 

香港の競馬のように、

去勢の効果が確実に出るのがわかっていれば、

賛同しますけどね。

(香港は、生産する牧場が無いから、根本的な考えが違うけど、

普通に活躍馬が多くいるというか、去勢するのが基本)

 

 

以前のキャロットの会報誌では、

 

 

「藤沢和雄厩舎の去勢後の活躍が目立つ」

 

 

という記事を書いてたと思いますけど、

逆に言えば、それ以外の厩舎は、燦燦たる成績で、

やっても意味なし、むしろ、成績が下がって、

終わるケースがほとんど。

 

 

だから、去勢を考えてしまうという事は、

半分は、終わってるところまで来ていると判断できるわけです。

 

 

去勢は、あくまでも、最終手段でしょう。

 

 

馬具や適性面での見直しをやって、すべてやりつくして、

それでも、ダメだった場合のみに行われる手段ですし、

そうでなくては、やっても効果なしの方が多いというか、

確率的にも、現状維持よりも、さらに悪化するケースが目立つ。

 

 

精神的には、おとなしくなったが、

全く走らないパターンも良くある話なので、

やるだけのことはやって、

どうしても・・・という気持ちだったら、わかりますけど、

僅か2戦の大敗で、考えるのは早計ですし、

ベストの条件で、またしても大敗したり、

連続して二桁着順が5回ぐらい続くのなら、考えますけど、

ここ2戦は、騎手も含め、負けるべくして負けた結果。

 

 

中山で、ルメール騎手なら、

全然巻き返してもおかしくないと思っています。

 

 

それからでも、遅くは無いでしょう。

 

 

過去の出資馬では、去勢したことで、

まともに走る事さえ無くなった馬もたくさんいますから、

根拠も無く、ノウハウも無いくせに、すぐに去勢を考えるのは、

おかしいと思っています。

 

 

私自身、これを書いたからと言って、断行するのは、決定的で、

もしかしたら、去勢されてるのに近況報告で言わずに、

事後報告的に言う事は、多々あるので、

言ってもしょうがないぐらいに捉えていますが、

 

「正直、終わったな。」

 

という気持ちです。

 

 

ちなみにですが、

 

「騙馬になったら、種牡馬になれないじゃないか!」

 

と怒ってるわけでは、ありません。

 

 

そもそも論として、

このレベルの馬でなれるとは思ってないですから。

 

 

それと、高齢になって去勢するのは、

精神的にも安定せずに精神崩壊する馬も多くいて、

あまり勧められないというのも聞いたことがあるので、

 

「どうなんだろう!?」

 

という気持ちもあります。

 

 

やるなら、

 

「若い内じゃない?」

 

とさえ、思っています。

 

 

だからこそ、今更感もある。

 

 

まぁ~、去勢という2文字が出ちゃったから、普通にやるだろうけど、

決定権は、向こうにあるから仕方ないですね。

 

 

最初、出資したときの気持ちを考えたら、

準オープンまで来るとはちょっと思ってなかった部分もあるので、

 

「よくぞ、このクラスまで上がって来たな。」

 

という気持ちもあり、

カニコロ厩舎を支えてくれた功労者でもあるので、

感謝してますし、今後も期待しようと思ってたんですが、

残念ですわ。

 

 

どうしようもない状態の馬も過去にはいて、

最後の最後に、去勢して、

 

「ミラクルを期待するパターン・・・」

 

というのもありましたけど、

 

今回は、早計過ぎるように感じます。

 

 

まぁ~引退まで応援しますけど、

テンションは、ダダ下がりとなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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