筑後国一之宮の高良大社の高良神。
☆１ 物部の神
☆２ 白日別
☆３ 同神
☆４ 神功皇后と夫婦
☆５ 神の矛盾は同神を意味する
☆６ 高良神と饒速日命
☆７ 考察
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☆１ 物部の神
高良玉垂神秘書より。
物部の祖神＝饒速日命である。
三種の神器を所有しており、干珠満珠を操る月神とされる。
それを竜宮から携えてきたのは、高良神自身。
彼は、京都の祇園祭では龍神・安曇磯良神とされていた。
八大龍王（＝綿津見神）は彼である。（☆３へ）
☆２ 白日別
白日別は、筑紫神であり、筑紫の国魂。
筑後国一之宮の高良大社の高良神のこと。
（左 海面上昇シュミレーションシステム
右 Google map）
この神話の「筑紫島の四つの面」に関わるのが彼らである。
彼らは神話のほとんどの神である。
よって、神話の舞台もこの地であり、彼らが関わる。
（竺紫日向久士布流多気や竺紫日向橘小戸阿波岐原など）
それは、後に。
☆３ 同神
神秘書によると、安曇磯良神、住吉神、春日神、鹿島神、志賀神と同神。
志賀神は福岡県の志賀島（鹿の島）にある志賀海神社の神。
安曇氏が代々祀ってきた綿津見神である。（＝八大龍王）
＊八大龍王と弁財天
福岡と佐賀の境にある脊振山に祀られる神から、彼らに繋がる。
浦島太郎に酷似の伝承は、高良神の伝承を示唆。
神の由緒を示していた。
他の地に勧請される時に、伝承も移され土地の話となるのだ。
神話の豊玉姫、豊玉彦も彼らになる。
八大龍王は三輪の神＝饒速日命（高良神）と御炊屋姫（＝弁財天＝市杵島姫命）であった。
＊春日神と鹿島神
春日神は、鹿島から神が鹿に乗ってやって来たという伝承がある。
同神を意味している。
皆、鹿で神の正体に繋がるので、鹿が神使なのだ。
鹿島には、「琉球神道記」に鹿島の海底から現れ、神功皇后の呼びかけにより、干珠満珠を持って筑紫へと亀に乗って行ったとある。
そこにも「筑前の鹿の島の明神。和州の春日明神。この鹿島。同じく磯良の変化なり」とある。
高良神（八大龍王＝浦島太郎）の伝承を示唆しており、同神を意味している。
「琉球神道記」について。
＊いそのかみと天照と月読神とスサノオ命
高良神は安曇磯良神＝磯良神。
（古語でラは、神、光の意味なので磯神）
磯神は石上（いそのかみ）。
高良大社と同じ物部の祖神を祀る。
伊勢は古来、磯宮。
磯神を祀る宮であった。
天照国照櫛玉天火明命は、彼が天照であることを示す。
なお、后の御炊屋姫は女神天照に繋がる。
九州の宗廟が高良大社から宇佐神宮に移され、高良神が筑紫の隠神となったのは、天照が男神から女神（御炊屋姫＝神功皇后）になったことを示す。
彼は月神、神話では月読神。
スサノオ命＝祇園神。
天照。
神話でイザナギ神が三貴柱を生み出すのは、同神（四柱）を意味している。
また、スサノオと天照の誓約でそれぞれ生まれた神は、同神である。
（同神なので、下記と全く同じ内容になります）
☆４ 神功皇后と夫婦
神秘書には高良神の后は神功皇后であり、共に異類を退治している。
彼は住吉神であり、神話での関わりはこれを示している。
神秘書でも彼女の呼びかけにより、現れている。
本殿合祀の豊姫は、彼女と同神。
違うのならば、后を差し置いて共に祀らないのだ。
なお、高良山の麓にある祇園山古墳は彼女の墓。
高良大社の下社は祇園さんと呼ばれており、彼が祇園神（＝スサノオ）でもある。
神秘書にある「高良峰の異類退治」と「筑紫神の伝承」から、饒速日命と御炊屋姫に繋がっている。
下記は関係を図にしたもの。記事中にリンクあり。
☆５ 神の矛盾
神の矛盾は、同神を示している。
高良神（住吉神＝饒速日命）と、神功皇后が夫婦。（高良大社、住吉大社）
饒速日命と御炊屋姫が夫婦。
住吉神と瀬織津姫は祓いの神。
饒速日命と瀬織津姫が夫婦。
香椎宮で神功皇后といたのが、記紀で住吉神と武内宿禰と違うのは、同神だからである。
☆６ 高良神と饒速日命。
物部の祖神は饒速日命。
同族の蘇我氏、紀氏、平群氏などは武内宿禰。
同族であるので、祖神は同じ。
☆７ 考察
彼らは、大和で出会っている。
彼女は、御炊屋姫＝市杵島姫命＝宗像神＝筑紫神。
よって、その後、二柱で筑紫へ移っているのだ。
ならば、仲哀天皇は彼らと関わりないことになる。
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