続きです。

 

 

高良の神は神功皇后と深い関わりを持つ。

それは後に。

 

< 大社について >
 

高良神は、神無月の出雲大社へ行かない。

筑後国では神有月と申すとある。

(要約)
 

それほどまでに位の高い神と告げている。

 

 

高良大社は日本第二の御社。

仁徳天皇の時、高良大社は九州の宗廟であった。

聖武天皇の時に宇佐神宮が創建され、宗廟を譲った。

その理由が、神功皇后が新羅を攻める時、異国を治めたことによるという。

宗廟を宇佐へと譲られてから、高良神は筑後の隠神とされた。

(要約)

 

宗廟とは、そのままの意味だと皇室の祖先を祀る宮。

それが元々は高良大社であった。

では、皇室の祖神は高良神だということになる。
 

九州の宗廟であった高良から、宇佐へ移された。

その理由が神功皇后の新羅征伐であるという。

理由としては腑に落ちない。

 

高良神は初めてこの世に姿を現した神。

その神功皇后を助けて、共に異類を退治し、国を平らげた。

神話の「新羅征伐」にも加わっていた。

ではなぜ、高良から宇佐へ移す必要がある?

 

三韓とはの件もある。

異国に三韓と申せば、新羅、高麗、百済国

神功皇后には、玉水をもって退治し給う。

聖母大菩薩なり。

 

しかし、神話や伝承における「三韓征伐」は、彼らの異類退治の可能性が高い。

「三韓征伐」は無かったとみている。


気になったのはこの一文。
 

文永には妙火をもって退治あり。

弘安には大風を吹かせたまう。


元寇の時、宝満山で神事があり、敵国退散の祈りが捧げられていた。

それにより、敵国退散。


ゆえに神功皇后が、聖母大菩薩とされたのだ。

元寇を退けた神として敬われた。

 

彼女と別の神であるならば、その対象が、主祭神として在る玉依姫の方になる。

二柱は同神なのだ。


(詳細)



<天照の交代>

 

高良から宇佐へ。

 

 それは、皇祖神が高良神から、宇佐神である神功皇后へと移されたことになる。

 

前回もあったように、高良神(住吉)は饒速日であり、天照。

だが、今の天照は彼の后の御炊屋姫。

彼女は宇佐に祀られる神功皇后。

 

 

☆住吉神は高良神であり、神功皇后と夫婦。

彼は饒速日なのだから、神功皇后は御炊屋姫となる。

 

なお、市杵島姫命は宗像大神。

宇佐に神功皇后と宗像大神が祀られるのは同神だからだ。

 

 

  


時の為政者により、天照の交代が行われた。

男神から女神へと。

 

故に高良大社から宇佐神宮へと移されたのだ。

以後、彼は隠された神となる。

 

神話の天照が岩戸に籠り<*神の交代>、月読神が活躍しないのはこれを示唆している。

高良神は月神とされている。

 

尚、宇佐神宮には宗像三神と八幡大神も祀られる。

宗像大神は市杵島姫命(三神は同神)。

彼女は弁財天であり、奈良でその名で呼ばれるのは唯一、御炊屋姫である。





( つづく )
 

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