モディオダールを飲み始めて2日経った娘の
「今日も今までと変わらない気がする・・・」
という感想に、昨日も大いにガッカリした母・✿ずっきぃーなです。
娘がADHDだと判明した時に、
「今までもずっとそうだったけど、これから先の娘の人生にもまだまだたくさんの苦労がありそうだな・・・」
という覚悟が、ある程度はできたつもりです(少なくとも頭では)。
そんな中、まず越えなければならない第一のハードルは、何とか来年の卒業試験と国家試験に合格することです。
大晦日以来、その目標に向かって手探りでここまでやって来ましたが、そろそろ1つでも明るい手応えが欲しいような気が・・・。
焦りすぎでしょうか?
それどこか、こんな連絡がきました。
幼い頃から頭痛持ちの娘です。
主には片頭痛(偏頭痛)と、大学生になってから筋緊張性頭痛が加わりました。
ですが今の頭痛は、もしかしたらカフェイン離脱頭痛の名残や、モディオダールの副作用の可能性もあるかもしれません。
そこでこの機会に、子ども頃からの頭痛について調べてみることにしました。
*
■子どもの頭痛
・幼児期にはそれほど多くはありませんが、学童期以降はしばしばみられます。(頻度についてはのちほど)
・一般に、頭痛は大きく次の2つに分類されます。
○器質性(二次性)頭痛
・・・臓器や組織の形態異常に原因がある頭痛。
たとえば脳腫瘍、脳出血など。
○機能性(一次性)
・・・器質的な病変がないのに起こる頭痛。
・大人同様、子どもの場合も「機能性頭痛」が多い。
・「機能性頭痛」は明らかな原因がないだけに根本的な治療方法がなく、それゆえ慢性化しやすい。
・その結果、日常生活や学校生活に支障を生じ、不登校の原因となることもある。
■子どもの機能性頭痛
・子どもの3大機能性頭痛は:
①片頭痛
②緊張型頭痛
*私が「筋緊張性頭痛」と記載してきたやつのことです。
←昔の呼び方だったようで、今後改めます
③起立性調節障害に伴う頭痛
(ちなみに大人の場合は「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」になります)
・有病率:
日本人小児の片頭痛は中学生で4.8%(男3.3%,女6.5%)、高校生で15.6%(男13.7%,女17.5%)、
緊張型頭痛は高校生で26.8%(男23.0%女30.6%)といわれています。
中学生男子の約5人に1人、女子の約4人に1人が小児片頭痛を持っているというデータもあります。
それぞれの特徴を見てみますと・・・
①片頭痛 (こちらの記事でも少し触れてます)
・発作的に起こる激しい頭痛
・痛みの程度は中等度~重度
・片側の側頭部の拍動性の痛み
・ひどいと両側性だったり、頭全体が持続的に痛むこともある
・体動(動作)で痛みが強くなる
・典型的なのものは嘔気や嘔吐、感覚過敏(音や光刺激で頭痛が悪化する)を伴う
・発作の持続時間はふつう1~24時間以内、長くても72時間程度
・頻度的には2週間~1ヶ月に1回が多い(もっと頻繁になることもある)
・脳血管の拡張によって三叉神経が刺激されて痛みが生じるとされている(三叉神経血管説)
②緊張型頭痛
・3つの中で一番多い
・項部(いわゆる「うなじ」部分のこと)~頭全体のしめつけられるような痛みから何となく重い感じまで、程度はさまざま
・痛みの程度は軽度~中等度
・持続時間は30分~7日。始まりも終わりもはっきりせず、ダラダラ続くこともある
・ほぼ毎日でも起こりうる
・パソコンやスマホの使用による頭部の前屈姿勢や猫背、精神的緊張などによる肩や首のこりが関係しているといわれている
③起立性調節障害(OD)に伴う頭痛
(これもこちらとこちらの記事で少し触れています)
・他のOD症状(めまいやたちくらみ、全身倦怠感、朝の起きづらさなど)を伴う痛みで、ODの診断基準の小症状にも含まれている
・ODのサブタイプのうち体位性頻脈症候群(POTS)で起こりやすいといわれている
・ズキズキする拍動性の痛み(①の片頭痛によく似ている)
・痛みの程度は中等度(登校は可能な程度)
・朝~午前中にかけて起こりやすい(痛くなる時間がだいたい決まっていることも特徴)
・頭痛の性質としては①片頭痛と②緊張型頭痛の特徴を併せもっていることも多い
■慢性頭痛と慢性連日性と薬剤乱用頭痛
・上述の機能性頭痛が、程度が強かったり頻度が多くなり日常生活に支障を来すようになった場合を「慢性頭痛」と呼ぶ。
・頭痛が慢性化し、1日のうち4時間以上存在する頭痛が、1ヶ月に15日以上、3ヶ月を超えて続く場合を「慢性連日性頭痛」という。
・このような状態に陥ると、鎮痛薬を常用するようになり、やがて鎮痛剤が効きにくくなり、さらに鎮痛剤を飲まなければいられない状況となる。このような頭痛を「薬剤乱用性頭痛」と呼ぶ。
・一般的に鎮痛剤の使用は1ヶ月に10日以内とされており(同じ日に2-3回服用した日も1日としてカウントする)、これを超えて使い続けると薬剤乱用性頭痛になりやすいといわれている。
*3日に1回か・・・多いような少ないような😰
私の場合は緊張型頭痛が原因で時々片頭痛も起こる気がしています。やっぱりこの前NHKでやってた緊張型頭痛対策を実行してみなくてはなりませんね!
■慢性頭痛と不登校
・頭痛が慢性化すると、頭痛そのものによる苦痛のほか、「また頭痛が起こるのではないか」などの不安が生じたり、その不安によって痛みに敏感になり、いっそう頭痛の程度や頻度が増す、という悪循環に陥る可能性がある。
・さらに「自分はどうなってしまうのだろう」「もうダメなのではないか」などの不安から抑うつ的となって意欲が低下し、学校に行けなくなったり、そのことでさらに不安が増して学校に行かなければならないと思うと頭痛がひどくなる、という状況にいたる場合もある。
・・・この他にもいろいろ調べていましたら、
②の緊張型頭痛の中に「変容型片頭痛」というのもあるようです。
何でも、片頭痛が慢性化したもので、緊張型頭痛の特徴を持っているけれど、あくまでも片頭痛なのだとか。
また、現実には①~③の頭痛が混在していることも多いそうです。
たとえば緊張型頭痛とODに伴う頭痛が混在している場合や、緊張型頭痛またはODに伴う頭痛に時々片頭痛の発作が混在する場合とか。
初めは片頭痛と診断されていて、後にODだと診断されるケースも珍しくないそうです。
もともとは①や②であっても→ 頭痛により臥床時間が増え → その結果二次的にODを発症し → さらにODによる③の頭痛が加わり → 頭痛症状が悪化・慢性化する、という悪循環に陥る場合があるそうで、慢性頭痛に対するODの影響には注意が必要なのだそうです。
娘がいつから頭痛を訴えるようになったのか、正確な記憶はありません。
小学校低学年の頃から「頭が痛い」「お腹が痛い」などの訴えは少しはあったような記憶がありますが、少なくとも私が気に留めるほどの回数ではなかった気がします。
ただそれは、当時はなかなか寝ない・朝起きられないという睡眠問題に、意識が集中していたせいかもしれません。
また今から思えば、長男や次女が「頭が痛い」「お腹が痛い」などを訴えることはほぼなかったので、それに比べるとやはり娘は他の子とは違っていたのかも・・・。
小学校5年生の初めに転校してきた時に一時学校に行きづらい時期があり(こちらの記事で触れています)、その頃から頻繁に頭痛を訴えるようになったのは確かです。
当時は「OD」のせいで、「片頭痛持ち」でもあって・・・、とそれぞれ別個にとらえていました。
ですが今から考えると、発達障害(ADHD)と睡眠障害と頭痛とODが複雑に絡み合っていたのでは、と思います。
睡眠障害(睡眠不足も過眠も)は片頭痛の増悪因子ですし、睡眠障害からODが発症・悪化し、頭痛がひどくもなりえます。
その睡眠障害は、娘の場合発達障害(ADHD)が原因だった疑いが強いですし(ADHDとナルコレプシーの合併もまだ否定はできていませんが)、発達障害からODが発症・悪化する場合もあるようです。
こうしてみると、子どもが何となく体調が悪くなりがちだったり、「どこか他の子と違う」ことの裏にはちゃんと原因があったのだな・・・、とつくづく思います。
それを示唆する小さなサインは、常に子どもからちゃんと発せられていました。
ですがその小さなサインを、私はことごとく見逃していましたし、たとえ気が付いても軽く考えていました。
たとえば「私も時々頭くらい痛くなる」とか。
子どもは大人のミニチュアでは決してないのに。
当時の私は、家事と仕事、自分のことに忙しくて、1人1人の子どもにちゃんと注意を払うことができていませんでした。
(若かったし、初めての就職と子育てが重なったこともあり、本当に自分本位の生活だったと思います。)
確かに子育ては大変でしたが、手がかかるのはせいぜい高校を卒業するまでの18年間。
子どもが巣立ってからの方が自分の人生は長いです。
「子育てをしていられる」時期は限られているので、自分のことよりもっともっと子どもに手と目をかけてあげるべきだったと、今はとても反省しています。
ちゃんと自分のことを価値があると思える人間を一人育てること以上に大切なことがあるのかな、とか、好きなことは子育てが終わってからいくらでもできるから、子どもを育てている間は自分のことは後回しにしても大丈夫だよ(いや、後回しにして頑張れ)、とか、そんなことを思えるのは子育てがほぼ終わったからなのか、手痛い失敗体験があるからなのか・・・。
後から気付いてももう手遅れですけれども。
今からでも取り返しがつくのかな。
次女は「職場がブラックだから転職する」とか言い出してますが、いつまでも、どの子のことも全力で応援してあげられるよう頑張りたいと思います。
誰かのために頑張れることは自分自身の幸せでもあるのかもしれません。
*なぜこんな時間にブログを書いているのか・・・それは今週の私の生活リズムが崩壊しているからです。
仕事が忙しい→朝早く出て夜遅めに帰ってくる→疲れていて21時過ぎに倒れて眠り込んでしまう→夜中に目が覚めてそこからいろいろ済ませる→明け方ウトウトしたり、そのまま眠らずに朝仕事に→夜また早く眠くなってしまう→夜中に目が覚めて・・・、の無限悪循環ループです。
今日も、このままだと日中しんどそうでコワイです