・麻雀コラム
⇒『多面張理論(新バージョン)』(多面張の手牌の効率的な認知方法)
⇒『標準ルール&レーティング構想』『麻雀三分の計』(競技麻雀を競技として成立させるには?)
⇒『賭博との適切な付き合い』『麻雀大会の賭博問題』(麻雀と賭博の問題とは?)
・過去企画
⇒『公開対局@天鳳』(ネット上での公開対局の先駆け的企画)
⇒『麻雀ラジオ』(世界一マニアックな麻雀トーク番組)
⇒『三王戦』(天鳳サンマのタイトル戦&運営システムの模索)
とりあえず復帰
お盆明けくらいからメンタルの調子を崩してて、4か月ほどネット上の活動を停止していました。
僕のことなんて気にかける人はいないと思ってたら、こんな素敵な心配の言葉までいただきましたが。
izu mick@izumick
せっかく色々話題があるのに、01さんの姿がTLに見えなくて寂しい。 麻雀界の北一輝みたいな存在だからな。麻雀226事件が起こったら、何もしてないのに思想的バックボーンとか言って処されるタイプ。
2019年11月15日 18:55
最近になってやっと持ち直してきて、今日久しぶりにライブ配信をやりました。
とりあえずは復帰ということになると思います。
・最低週1の配信ペースに戻す。
・上のツイートにもあった話題について、僕の見解を記事にする。
・年末(年始)の大会開催についてはまだ未定。
相変わらず大したことはやりませんけど、またボチボチやっていきたいと思います。
天鳳サンマ大会やります(8/14)
不定期に開催してる天鳳サンマ大会ですけど、今回はお盆休みの8月14日に開催することにしました。
参加人数も賞品も小規模な大会ですが、お時間がある方はご参加いかがでしょうか。
大会HP←詳細はこちらでご確認ください。
【大会概要】
開催日時:2019年8月14日(水)21:00~
ルール:天鳳3人打ち東南戦喰あり赤あり
参加条件:なし(途中参加も途中棄権もOK)
予選:『1位:1pt、2位:0pt、3位:-1pt』で通算pt上位10名が本戦進出
本戦:トーナメント形式
賞品:優勝者にAmazonギフト券3000円分を贈呈
e麻雀の可能性
e麻雀というのは麻雀議連の設立総会の中に出てきた言葉で、これは『(麻雀牌や麻雀卓の代わりに)電子機器用いて行う麻雀』くらいの意味でしょうか。(定義としてはネット麻雀やeスポーツに近い)
細かいことを言えば、『電子機器を用いるからと言って必ずしもネット経由であるとは限らない』『頭脳スポーツとして確立している麻雀を電子機器でプレイしてもeスポーツにはカテゴリされない可能性がある』ということから、とりあえずe麻雀という呼称を支持しました。
そして、e麻雀にはたくさんの特徴がありますが、その中でも『現行の麻雀では解決が困難な問題のいくつかをクリアできる可能性がある』という点に着目したいと思います。
【観るコンテンツの強化】
昨年Mリーグが発足して、麻雀業界は大いに盛り上がりました。
ただ、一般の視聴にも耐えるように(従来の麻雀番組では考えられないような)コストを掛けて番組作りをしたにもかかわらず、麻雀業界の外への反響はそのコストに見合うものではありませんでした。(参考:『続・Mリーグとは何か』)
つまり、麻雀の観るコンテンツ(プレイしない人でも楽しめるコンテンツ)としての弱さを露呈したということでもあります。
これに対するテコ入れ策としては『プレイヤーの芸能人枠を増やす』または『麻雀の見せ方を変える』の2つの方向性が考えられます。
前者に関しては、効果は見込めるのですがプロリーグという建前が崩壊してしまうという危険性もあります。(逆に麻雀プロの芸能人化を目指したところで、麻雀プロ化した芸能人にはかなわない)
後者に関しては、e麻雀を導入することにより以下のような効果を見込むことができます。
・カメラのスイッチングが不要になり、視聴者が状況を把握しやすくなる。(スマホ等での閲覧もしやすくなる)
・状況説明に追われなくなり、特定の部分に着目して解説しやすくなる。(リアルタイムでのリプレイ解説も?)
・牌譜やデータの活用が容易になり、楽しみ方の提供の幅が広がる。
・eスポーツの運営手法を参考にできる。(eスポーツとの連携も?)
・人間対AIの構図を麻雀にも持ち込むことができる。(解説にもAIを活用?)
また、これは必ずしもe麻雀である必要はありませんが、見せ方の1つとしてサブチャンネルを提案します。
・(情報量の多い神の視点ではなく)1人の視点に固定したサブチャンネルを同時配信する。(4つが無理なら1つを持ち回りにしても)
・チームごとに特色を出した(特に一般向けを意識した)サブチャンネル作りをさせる。
・対局だけでなくサブチャンネルの評価(視聴数や人気投票)でもチーム同士を競わせる。
これらに関して問題があるとすれば、どの企業が開発を担当するかの調整だけだと思います。(スポンサー企業のコナミまたはセガサミーか?)
【競技としての確立】
現行の麻雀には競技を自称する麻雀は存在しますが、競技としての成立条件(公式ルールの規定、客観的な実力評価、国内唯一の統括組織)を満たした麻雀は存在しません。
この状態は娯楽(賭博)としてプレイするぶんにはメリット(自己満足や射幸性が高まりやすい)にもなるのですが、競技としてはまったくメリットがありません。
また、別に全ての麻雀を競技にしてしまう必要もありませんので、現状から競技の麻雀だけを切り離してしまえば良いだけで、それにもe麻雀の導入は有効であると考えられます。
・アクションが仕様化されることにより、ルールの漏れの問題が解決できる。(参考:『ルールの漏れと麻雀業界の悪習』)
・レーティングの採用や共有が容易になる。(参考:『標準ルール&レーティング構想』)
・時間制限(持ち時間)の導入やデュプリケート麻雀の運営が容易になる。
・世界規模で考えた場合、リーチ麻雀よりもe麻雀の方がアピール材料として価値が高い。
『プレイヤーの固定観念』や『雀荘や競技団体の抵抗』という障壁もあるので簡単ではありませんが、この最初のきっかけさえできてしまえば競技としての確立への道筋も見えてきます。
【子供への普及】
たまに子供の麻雀教室がニュースになりますが、それは(子供に麻雀が普及している証拠ではなく)子供が麻雀に触れることがレアケースであるという証拠でもあります。
一般的に子供への普及を考えた場合、風営法の規制やイメージの問題というのが大きな障壁となっています。
・現在、小中学校の全生徒にタブレット端末が行き渡る環境が整いつつある。
・タブレットが1人1台あれば麻雀に関するあらゆることができる。
・タブレットの使用であれば(雀荘でもゲームセンターでもないので)風営法の規制は受けない。
・eスポーツと同じ扱いであれば部活動としても採用されやすい。
・アプリが補助してくれるので、必要以上のことは覚えなくてもプレイが可能になる。
どのように麻雀を教えるのか?どのようにプレイをさせるのか?(そのガイドライン作り)の問題もありますが、非常に有効な手段であると考えられます。
【まとめ】
近年の将棋ブームの背景には、人間対AIの対決から藤井聡太という新ヒーローの登場にかけて、『観る将(将棋を指さない将棋ファン)』という文化が定着したことが大きいと考えられます。(現状での観る雀は麻雀マンガのファンくらいで、麻雀を打たない人でも対局を観て楽しむような文化は存在しない)
そして、同じ現象を麻雀でも起こせないかと考えた場合、最低でも『観るコンテンツの強化』『競技としての確立』『子供への普及』が必要となり、それを実現する手段としては『e麻雀の導入』しかありませんでした。
これで必ずしも麻雀ブームが起こるとは限りませんが、このアプローチ自体が麻雀の2大問題点である『賭博(法律)の問題』と『競技(コンテンツ)の問題』のうち、その片方を解決するきっかけとしては十分なものです。(賭博の問題の解決を目指す『麻雀三分の計』とはアプローチが異なる)
単純に麻雀のアピールをするだけでは上手く行かないことはMリーグが既に証明してくれている訳で、e麻雀は数少ない麻雀の伸びしろの1つだと言えるのではないでしょうか。
【追記その1】
Mリーグがe麻雀を採用することは現実的には考えにくいのですが、スポンサーが逃げ出さないようにどんなテコ入れ策を講じてくるのかは興味があります。(芸能人枠を増やしてわれめDEポン化?他力本願で北京五輪に麻雀が採用されるのに賭ける?他にも何か?)
【追記その2】
現行のネットの麻雀はe麻雀なのか?
(ゲーム大会とeスポーツの違いと同様に)電子機器を用いて麻雀をプレイすること自体は同じですが、e麻雀の取り組みには(理想として)2つの方向性が考えられます。
その1つは『メーカー公認の下で観戦させることを前提としたビジネスとして行うこと』で、 もう1つのは『(メーカーだけでなく)行政の公認の下でスポーツ(部活や国体など)として行うこと』です。
e麻雀はどのようなアプリケーションを使用するべきか?
『(eスポーツが特定のゲームに限定されないように)どのメーカーが開発したアプリケーションでもかまわない』とするのが良いのではないかと考えられます。
メーカー側に「アプリケーションを売り込みたい(他のメーカーに勝ちたい)」という競争意識がないとビジネスとして盛り上がりに欠けますし、逆にビジネスとして盛り上がらないのであれば使いやすい(寡占状態になっている)アプリケーションで行政に対してスポーツとしての売込みを目指す形になるでしょうか。
ルールの漏れと麻雀業界の悪習
先日、Mリーグの対局で錯行為(副露の晒し間違い)があり、その際の審判の裁定がネット上で話題になりました。
参考:キンマweb『黒沢咲ならツモれる!背水のセレブが「懸けた」ドラ単騎リーチ』
ちなみに、Mリーグのルールでは『錯行為は和了放棄』という記述のみで、具体的にどういう裁定を行うかの規定は存在しませんでした。
これに対して「どう裁定すべきだったか」「審判の責任やルールの不備」「この裁定では悪用が可能」など様々な意見が交わされました。
この件について(同様のトラブルは今後も間違いなく起こるので)個別の対処法ではなく根本的な原因とその解決法について考えてみたいと思います。
【ルールの漏れ】
まず前提として言えることは、ルールに規定がないということは裁定に関する客観的な基準も存在しないということです。
つまり、『ルールの漏れに起因するトラブルは誰にも公正な裁定はできない』ということであり、それは審判がいたところで同様です。
審判がルールの運用でミスをしたのなら審判の責任ですが、ルール自体に問題があったのならその責任は運営側が負わなければなりません。(だが誰も責任を取らないので事態が風化するのを待つしかできない)
また、漏れがあるのは錯行為に関してだけではなく、ルールが公開された時点で随所に漏れがあることはわかっていたことでした。(これはMリーグのルールだけに限った話ではないが)
【麻雀業界の悪習】
そもそも漏れのない麻雀ルールというものは現時点では存在しません。(例外は全てのアクションが仕様化されているネット麻雀くらい)
その理由は麻雀のゲーム性の問題ではなく、(麻雀全体でも個別のコミュニティでも)ルールに対する認識が低かったり、ルールに対して責任を負う存在がいない為に漏れが放置されて続けているからです。
また、ルールに漏れがある為に公正な裁定は不可能だとしても、起こったトラブルに対してはどうにかしてその場を収める必要があります。
その対策として、『プレイヤーは同時に審判でもあるとする(プレイヤーも巻き込んで責任の所在を曖昧にする)』または『人間関係で優位に立つ人間を審判とする(公正でない裁定にも文句を言わせない)』という手段が麻雀では伝統的に取られてきました。
しかし、これはただの悪習でしかなく、身内だけの麻雀ならなんとか収められても、多くの人の目に触れる公開対局などでは当然ですが通用しません。
【フェアプレーの強要はルール違反】
もう1つ気になったこととして、「(漏れがあるルールに対して)フェアプレーの精神からプレイヤーがそれを悪用するはずがない」というような意見もありました。
しかし、フェアプレー(マナーや不文律などのルールではない何か)を個人が自発的に行うことは自由ですが、それを他者に強要することはルールとして許されません。
ましてや運営側がフェアプレーの呼びかけをルールの漏れの対策とすることもできません。(対策はあくまで明文化されたルールとして行われなければならない)
(たとえ漏れがあるルールであろうと)ルールの範囲内の行為を規制することはできませんし、規制したいのであればルール自体を改正するしかありません。(それでもルールの穴を突かれるようなら容認するしかない)
【まとめ】
解決法としてはとにかく『漏れのないルールを作る』しかないのですが、その為の下地が麻雀業界には存在しない(ルールに対する考え方が根本的に間違っている)というのが現状での最大の問題であると思います。
これを地道な啓蒙活動で解決することはほぼ不可能ですので、僕としてはMリーグのルール改正によって『(麻雀のルール作りの基準となるような)漏れのないルールの例が示される』ことを期待します。(それが麻雀に公式ルールが誕生するきっかけにもなる)
また、僕自身も以前から『ルールとマナーのガイドライン(ルールの差異については選択の余地がある漏れのないルールの作り方、マナーに対する考え方)』を作る準備を進めているのですが、(それが何かの役に立つかはわかりませんが)ぜひ完成を急ぎたいと思います。
続・Mリーグとは何か
昨年7月のMリーグ発足直後に『Mリーグとは何か』という記事を書いたのですが、それから半年後の現時点での考察をしてみたいと思います。
【前回からの追加情報】
昨年10月からレギュラーシーズンが開幕し、同時に様々な情報が明らかになりました。
・大和証券が2020年までレギュラーシーズンの冠スポンサーに
・専用スタジオ&AbemaTVによる独占配信(関連番組の配信)
特に注目すべきは冠スポンサーの獲得とAbemaTVによる全試合配信で、プロリーグとしての対外的な体裁は十分に備えていると考えられます。
【内外の温度差】
とつげき東北🌗@totutohoku
Mリーグについて、世の中の最新情報に超詳しい某出版系の社長さんに話を聞いてきた。 一部麻雀界では盛り上がってるし、とても素晴らしい試みであることは確かだと。 しかし一般の人に聞くと、認知度がまったくないという指摘もあった。 Abe… https://t.co/DwsWZvXkUh
2018年12月19日 06:16
Mリーグの開幕により麻雀業界が盛り上がっているのは事実ですが、残念ながら世間一般でもそうとはなっていないようです。(これをデータとして具体的に提示することは難しいが、同様の実感は僕にもある。)
この原因は麻雀のイメージの問題というよりはコンテンツの問題であり、『自分で打つ』『マンガやアニメで視聴する』ことと比較すると『麻雀を見る』ことはコンテンツとしては弱すぎると言わざるを得ません。(芸能人の起用や関連番組の配信など工夫してはいるが、世間一般を引き付けるには弱い。)
また、「麻雀業界が盛り上がっているんだからそれで良いじゃないか」という意見もありますが、麻雀の市場規模を考えればMリーグ(スポンサー企業)にとってはとても楽観視できるような状況にはありません。
【Mリーグ像の修正】
参考:ダイヤモンド・オンライン『麻雀はギャンブルから五輪競技へ!?Mリーグの果敢なる挑戦』
前回の記事では、Mリーグのことを『独自のプロ麻雀リーグ(既存のプロ団体との最大の違いはスポンサーの存在)』と表現しました。
それから情報収集を進めていった結果、Mリーグ像に対しても修正がありました。
・位置付けとしては『麻雀のナショナルリーグ』よりも『AbemaTVのコンテンツ』の方に近い
⇒コンテンツとして考えれば実力を競うよりもスターを誕生させたい
⇒スポンサーもプロ麻雀リーグに出資しているというよりはAbemaTVの広告枠を買っている
・Mリーグがやるのは基本的にMリーグの普及活動だけ
⇒麻雀に対する啓蒙活動よりもスポーツとしての麻雀をアピール(ゼロギャンブル宣言もMリーグの中だけ)
⇒Mリーグの普及が結果的に麻雀の普及にもつながると考えている
・オリンピック云々もただのスローガンでしかない
⇒統括組織の設立や啓蒙活動・ロビー活動など(Mリーグの外の)具体的な動きは今のところまったくない
⇒麻雀の議員連盟が設立されたが、(便宜の期待はできるが)具体的な活動は自発的に始めるしかない
【Mリーグができること麻雀業界がやるべきこと】
現状では、麻雀業界の『Mリーグがどうにかしてくれるはず』という期待に対して、Mリーグは『Mリーグの外のことは麻雀業界でどうにかして欲しい』という認識のギャップが存在しています。
このギャップを放置したままでは、(2020年までのスポンサー契約があるとはいえ、北京冬季オリンピックに麻雀が種目として採用されでもしなければ)数年後にはMリーグは消滅している(またはスポンサー撤退でリーグ戦の名称だけの存在になっている)かもしれません。
Mリーグが新しい麻雀コンテンツの普及を目指すのであれば、麻雀業界は麻雀のあり方(競技の問題や賭博の問題)と真剣に向き合わなければなりません。(それが車の両輪として麻雀の発展につながる。)
【まとめ】
半年前の時点では、僕自身もMリーグに対して過度な期待があったのかもしれません。
ただ、Mリーグの存在は何かを始めるには十分なきっかけであることは間違いなく、それを活かせるかどうかは(現在進行形で)数年の間に麻雀業界がどう動けるかだと思います。
以上が現時点での考察ですが、新しい情報があればまた記事を書きたいと思います。

