『白夜行』

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監督・脚本　深川栄洋
脚本　入江信吾、山本あかり
音楽　平井真美子
主題歌　夜想曲/珠妃

出演　堀北真希、高良健吾、船越英一郎、姜暢雄、緑友利恵、粟田麗、小池彩夢、
田中哲司、戸田恵子、今井悠貴、福本史織、齋藤歩、中村久美、黒部進、篠田三郎、
山下容里枝、宮川一朗太、吉満涼太、佐藤寛子、並樹史朗、瀬尾智美

（あらすじ）

昭和５５年、質屋の主人・桐原（吉満）が殺された。
彼の妻・弥生子（戸田）は従業員の松浦（田中）と
愛人関係にあり、
桐原にも文代（山下）という愛人がいたらしい。
文代には寺崎（宮川）という恋人の存在も囁かれており、
刑事の笹垣（船越）は捜査を始める。

笹垣は文代の娘・雪穂と、
桐原夫妻の息子・亮司のことが気にかかった。
そんな中、自身の息子が病死した。

事件の容疑者だった寺崎が事故死し、
文代も自殺。
捜査も沈静化していった。

－時が経ち、後輩だった古賀（齋藤）が上司になった中、
笹垣は未だその事件を追っていた。

雪穂（堀北）は遠縁の唐沢（中村）の養女となっており、
お嬢様学校に通っていた。
藤村（長谷川）にいじめられている江利子（緑）と
友達になった雪穂。
彼女の出世の秘密を言いふらす藤村が
レイプされる事件がおき、
容疑者となったのが
亮司（高良）の友人であり、
かつて雪穂をいじめていた青年だった。

バーのママとなった弥生子のもとへ通う笹垣。
彼女と亮司は疎遠になっていた。

揃って同じ大学に進学した雪穂と江利子は
社交ダンス部で御曹司の篠塚一成（姜）と知り合う。
一成と江利子は交際を始めた。

亮司は売春を始めており、そこで
薬剤師の典子（栗田）と知り合い
共に暮らし始めていた。

指名手配されている松浦が、雪穂を恐喝しに来た。
その現場を見た江利子は他言しないことを誓う。

江利子が一成とのデートの現場に現われず、
雪穂が別れの伝言を伝えに来た。
２人は結ばれてしまった。

小説の参考にしたい、と言われ、
亮司に青酸カリを用意する典子。

事件を捜査する中、笹垣は青酸カリで殺されそうになり、
また同じようにして探偵が殺される事件が起きた。

亮司の仕業だと気づいた典子は
その青酸カリを飲んで自殺した。

白骨化した松浦の死体も発見される。

雪穂と一成は結婚し、彼女はその魅力で
すっかり篠塚家の顔となった。
一成は結婚以来、引き篭りになり
妹の美佳（小池）は雪穂への嫌悪を露にしていた。

だがその彼女がレイプされてしまい、
雪穂は彼女を慰めるかたちで心を掴んだ。

雪穂の新事業が立ち上がることになり、
笹垣は幼少時に雪穂と亮司が同じ児童館を利用していたこと、
そして弥生子の証言から
桐原がロリコンだったことを知る。

雪穂への恐怖を覚えている一成を訪ねた笹垣は
江利子がレイプされたこと、
雪穂の身辺調査を行った探偵が毒殺されたことを聞き、
自分の捜査の結論を語る。

児童館で知り合って仲良くなった雪穂と亮司。
雪穂は桐原や寺崎相手に売春をさせられていた。
父が雪穂を犯すのを見て、亮司は彼を殺した。
娘に売春を強いた文代も殺し、
その後２人が直接語る機会はなくしたものの、
児童館で覚えたモールス信号でやりとりしていたのだ。
雪穂の幸せを守るために、過去を知る人間を殺したり、
邪魔な人間を傷つけてきた亮司。

亮司を見つけた笹垣は彼のことを思いながら説得に当たったが、
彼は自殺してしまった。

その現場を見た雪穂は「私の知らない人だ」と言って
立ち去っていくのだった。

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（感想）

東野圭吾原作。

ドラマ化もされ、人気を博したようだが
自分は観ていない。

撮り方も丁寧だし、
サスペンスとしても衝撃的な真相が明らかになるので
とても楽しめる作品だと思うんだが・・・

雪穂が幼少時にやらされていたことに同情は覚えたものの、
××にやらせることがえげつないんだよね・・・
江利子と美佳が可哀相で・・・
だから最終的には「なんて嫌な女なんだろう！」って
ムカムカすることになってしまった。

しかも演じているのが性格の悪そうな堀北で、
彼女、美女扱いされているし・・・

堀北、美女かぁ？（爆爆爆）

だけどクールで憎々しい役に、彼女の存在感はとても合っていたと思う。
もっと上手な人だったら不憫さも出せたのかも知れないけど・・・
そこまでは感じず。

不幸女を体現していた粟田は凄かった。
観ているだけで不幸になりそうだった（笑）

船越も、刑事と被疑者という枠を越えて、
自身の息子と高良のことを重ねちゃう感じとか
あの人の人柄から出ている雰囲気（って実際は知らないけど　笑）が活きていたように思う。

ウォークマン、アイドル時代の本田美奈子、ファッションなどのアイテムに
昭和後期を思い出して懐かしかった。

見応えもあるし、機会があったらぜひどうぞ。

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ボックス！　