一昨日の月曜日
かかりつけの病院から車で帰っている時のことです。
信号のない交差点を左折するとすぐ
ビックリする光景に出会いました。
なんと、80歳ぐらいの白髪のおばあさんが
自転車に乗ったまま道に倒れこんでいたんです。
鈴木宏幸＠人生コンサルタントの
自己紹介は＜こちら＞
僕はそれに気づいて
「これはまずい！」と思い
咄嗟に車を道路際に停めて
おばあさんに駆け寄りました。
「大丈夫ですか？」
そう、おばあさんに尋ねると
「そのまんま倒れちゃいました」
と、おばあさんは答えました。
一昨日は
かなりの強風だったので
おばあさんは
風にあおられて転倒してしまったのだと思います。
それで
「どこか痛いところはないですか？」
と、僕がおばあさんに繰り返し尋ねると
「大丈夫です」
と言って起き上がろうとしていたので
おばあさんの足の上に乗っている
自転車を起こしてあげると
おばあさんは
普通に立ち上がることができました。
そして、おばあさんは
僕に「ありがとうございます」と言うと
自転車を引きながら歩いていったのです。
高齢で自転車で転倒すると
やっぱり骨折とか気になるものですが
おばあさんの後姿を見ると
普通に歩いてらしたので
たぶん大丈夫だろうと思って
僕もその場を離れることに。
その時でした。
「僕も成長したな」
僕はふとそう思ったのです。
というのも
こんなことを言ったら怒られるかもしれないけど
昔の僕が
自転車で転倒したおばあさんに出会ったら
たぶん間違いなく
見て見ぬふりをしていたと思うから。
倒れているおばあさんの横を
車でスーッと走り抜けていたと思います。
なぜかというと
「面倒なことに巻き込まれたくない」
「人を助けるなんて恥ずかしい」
「損したくない」
という気持ちがいつもあって
もっと言えば
自分さえ良ければいいと思っていたからです。
そして、
そう思ってしまった原因は
いつも僕の心が満たされていなかったからで
人のことを気遣っている余裕がなかったんですよね。
だから、
いつも自分のことばかり考えていたんです。
でも、今では
僕も心のことに興味を持つようになって
心の本当の満たし方を知って。
徐々にですけど
僕の心も満たされるようになりました。
コップの中が
徐々に水で満たされていった感じです。
昔は、いつもコップの中がすっからかんで
人に分け与える水なんかありません。
ただ、今なら
コップの中に水がいっぱいたまってますから
人に分け与えることができる。
これって自分でいうのも何なんですけど
立派な成長だと思うし
昔の僕だったら
絶対にできなかったことです。
だから、
おばあさんを助けて
自分の成長が感じられた瞬間
「よく頑張ったね！」
と、自分を労い
清々しい気持ちで自宅に帰りました。
こういう人助けって
人によっては当たり前のことでしょうけど
僕にとっては
すごくハードルの高かいことでした。
それができたというのは
僕にとっては何か転機になる予感がします＾＾
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