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2月東京公演「近松特集」ぶじに終演しました。

昨日千秋楽でした。




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お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。



近松作品に触れていると、感情面において人間の普遍性をみることができ、興味深いものがあります。




一生をかけてそれを見出せることができるよう、これからも頑張ります。









また、マイナビのホームページに載せていただきましたので、そちらもぜひご覧くださいカナヘイきらきら






前編

https://u17.shingaku.mynavi.jp/article/26464/


後編

https://u17.shingaku.mynavi.jp/article/26465/


進学や就職を考えている皆さんに少しでもお役にたてばいいなと思います。
























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そこへ直方の上の娘、

袖萩

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が訪ねて来ました。





妹の敷妙と違い、ぼろぼろの身なりです。袖萩はどこの人とも知れない男と駆け落ちしたため、勘当の身となっていたのでした。


さらに、彼女はその夫にも捨てられ、泣きあかしてホームレス同然の生活を送っているうちに目が見えなくなってしまいました。


十一歳になる娘の

お君

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に助けられながら暮らしていたのですが、父の命が危ないと聞きつけ、お君と共に恥を忍んで親の元へ戻って来たのでした。




直方は武士の人間として、勘当した娘を迎えるわけにはいきません。袖萩に冷たく当たります。


「妹の敷妙は立派な将軍と結婚したというのに、お前は下郎と一緒になった下衆だ」と罵りました。




袖萩はそれを聞き、夫が浪人だったのは仮の姿で別れた時の手紙に本当の名前と身分が記されていたとその手紙を差し出しました。



その手紙を見た直方は目を疑いました。




なんと、奥州安倍貞任と記されていたのです。


貞任と夫婦になっていたとは、いよいよこの御殿に入れることはできません。




雪の降る寒空の中、袖萩とお君は外へ締め出されてしまいました。




*****




直方夫妻が近くにいないことを窺い見て、一人の男が御殿の中から袖萩親子に近づいて来ました。



先ほど捕らえられていたはずの宗任です。


縄を引き切って逃げてきたのでした。




宗任は袖萩を見つけると、自分が貞任の弟の宗任だと明かしました。


そうして、袖萩に刀を手渡し、貞任の妻であるなら直方の首を討てと言いました。





御殿の奥から『曲者待て』と声がしました。宗任は袖萩を見えないところへ隠します。



声の主は源氏の将軍八幡太郎義家でした。




「縄を引き切って逃げ出すことができたと思ったが、見つけられたのならそれも宿命か」



と宗任は胸を据えてどっかりと座りました。





その様子を見た義家は、金札を宗任の首からかけました。



「網から漏れた魚を助けるのは仏の道。この金札には源義家これを放つと書き記した。日本国中放し飼いの身とする」



義家の言葉に宗任は腹の底の気持ちを押し隠し、頭を下げて御殿を去っていきました。











御殿の中では直方の切腹の用意が整いました。


切腹の腹切り刀はあの矢の根です。


一方、外ではそれと知らない袖萩が宗任に手渡された刀を手にしています。



覚悟を決めた直方は座りなおすと、一思いに腹へ矢の根を突き立てました




同時に、外では袖萩が娘に見えないように宗任の刀を自分へ突き立てました


お君は驚き、袖萩に取り付きます。

袖萩は声を立てないよう、お君を抱きしめました。




気付いた母が袖萩の元へ降り立ちました。



「袖萩、お前、自害したのか。お父様もご切腹されたのよ」

ええ、お父様も

娘もか




互いに死を選んだことを知った二人は、息も絶え絶え驚きあい、涙を流しました。









則氏が入ってきて、直方の死を見届けました。


そうしてその懐から、環の宮誘拐の計画を記したあの手紙を抜き取りました。仕事を終えた則氏は御殿を立ち去ろうとします。





その時でした。






御殿中に戦を知らせる陣太鼓が鳴り響きます。





「八幡太郎義家これにあり。安倍貞任に見参する





声も高く義家が現れ、則氏を引き止めました。



「私は仏のように過去や未来を見ることはできないが、幼い時に見た安倍頼時によく似た桂中納言則氏と名乗る曲者、貴様こそ安倍貞任だな。証拠はこれだ」






そう言うと、義家は宗任が血で和歌をしたためたあの源氏の白旗を広げました。



「我が国の梅の花とは見たれども、と連ねたこの句、我が国とは我が『本国』。梅の花は花の兄と称される。つまり『奥州の兄』と記したこの血判で我が源氏の白旗を汚し、我らを調伏する決意。さあ、言い訳があるか」




則氏は無念に髪を逆立て、義家に向かいました。

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「口惜しい。いったん浪人となって都の様子をうかがっていたが、官位がなくては宮中へ入ることができず、死んだ則氏に変装してここまできたのだ。親の敵、八幡太郎義家、覚悟しろ



正体をあらわした貞任は、太刀に手をかけ詰め寄りました。




「急くな、貞任。今、この御殿は源氏の軍勢で囲んでいる。いくら貴様でも命は助からない。だが、環の宮の行方を白状するまでは助け置いてやる。貴様の父の葬い戦はまた改めようではないか。それよりも妻の袖萩の最期に何か言葉をかけてやりなさい」




袖萩は消えゆく自分の命を必死に繋ぎ止めながら、口を開きました。




「先ほどからよく似た声だと思ってはおりましたが、やはり貞任様だったのですね。六年ぶりだと言うのに、顔を見ることも叶わない。目を開きたい」




袖萩と娘の姿を見、流石の貞任も涙をはらはらと流しました。


竹の陰から、宗任がすっくと姿を見せました。

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「今こそ兄弟の本意を遂げるとき。さあ、義家勝負!」


詰めかける弟を貞任が「待て」と押しとどめました。


「宗任、ひとまずこの場は去ろう」


兄の言葉に「義家、首を洗って待っていろ」と宗任は退きます。


「互いに勝負は戦場。まずそれまでは『桂中納言則氏』殿、おさらば」



義家は改めて貞任に則氏としての別れをいいました。



さらばさらばと敵味方、貞任は娘のお君と息を引き取った袖萩を見、目を湿らせましたが気を取り直し、身を翻していきました。










こうして源氏の大将義家と安倍貞任宗任の武勇は今にも隠れなく伝わっているのです。





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10分で分かる

奥州安達原




その昔、安倍頼時は源氏に戦いを挑み、敗北しました。

戦で命を奪われた安倍頼時。


彼の二人の息子

「安倍貞任」



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「安倍宗任」

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はその仇を返そうと復讐を企てています。




******




さて、天皇家の環の宮が何者かに誘拐され、環の宮の護衛の

平傔仗直方

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は妻と共に環の宮のいない御殿を守っていました。





宮を誘拐され、未だに宮の行方を突き止められない直方は責任を問われ、期限までに環の宮を見つけ出すことができなければ切腹せよと命じられています。



環の宮を誘拐したのは安倍貞任と安倍宗任の二人だろうと推測はついているものの、肝心の環の宮の居場所はわかりません。







期限当日、下の娘の

敷妙が直方の元にやってきました。

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敷妙はすでに結婚をしていて、彼女の夫は源氏の将軍源八幡太郎義家です。この日、彼女は直方の娘としてではなく、義家の使者としてやってきたのだと言いました。今日の期限を過ぎれば、責任を取って命を捧げるよう改めて知らせに来たのです。


そこへ、八幡太郎義家本人もやって来ました。

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直方は環の宮の誘拐を企てたのは安倍貞任・宗任兄弟だと考えていると義家に言いました。実は環の宮を誘拐する計画を記した手紙が見つかっていたのです。



義家も、宮を誘拐したのは貞任・宗任兄弟であると考えていました。



さらに彼は、奥州において鶴を殺した罪で捕らえた南兵衛という男が、本当は宗任ではないかと疑い、尋問するためにここへ連れて来たと言うのです。




二人が話していると、今度は天皇の側近の桂中納言則氏がやって来ました。

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彼は雪のように白い梅を持参し、直方が暗い気持ちになっているだろうからとその梅を差し出しました。


そうして、則氏も南兵衛の尋問に同席します。

 





義家の家来が縄で縛られた南兵衛を連れて来ました。

ただの罪人とは思えない風格を兼ね備えています。

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義家は「貴様は安倍宗任だな。そんな縄くらい簡単に破ることができるだろうに、わざわざ捕まってここまで来たのは、何か思惑があるのだろう」と詰め寄りました。



しかし、宗任は人違いであると言い張ります。




そこで義家は、源氏の白旗と、宗任の親である安倍頼時の形見の「折れた矢先」を見せ、彼を挑発しました。



さらに則氏が進み出て「奥州の果てに生まれ、草木の名前も知らない猿同然の男め。悔しければこの花の名前を答えてみよ」と白梅を見せて嘲りました。




これに苛立った南兵衛、実は宗任。




彼は先ほどの矢の根を口にくわえると、自身の肩をえぐり、矢先に血を塗りたくりました。そうしてその矢先の血で源氏の白旗にさらさらと文字を書き始めました。



「我が国の梅の花とは見たれども、大宮人はいかが言ふらん」



即席の和歌で返事をしたのです。そんなことができる器量を持っていることこそ、一般の男ではない証拠です。義家はやはりこの男こそが宗任であると、さらなる尋問のために彼を奥の部屋へ連れて行きました。






二人残った則氏と直方。


則氏は直方に近づくと、期限である今日中に環の宮を見つけることができなければ切腹するようにと言い、奥の部屋へと入っていきました。




*****




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FaceAppってアプリがあります。

人の顔写真を笑顔にしたり、老けさせたり、若返らせたり、男にしたり、女にしたりできてしかも自然に合成するというオモシロアプリなんですが、




ふと、興味が湧いたのが





人形でも反応するのか、と。







ごめんなさい、やっちゃいました。






まずはお初ちゃん



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こわいこわい!
夢に見る!笑






そして、八重垣姫ちゃん





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こっちも笑顔怖いなあ。笑












でもしっかり反応しました。







改めて、人形遣いさんって凄い。
こうやって、笑顔にしたりキラキラさせなくても、ちゃんと人形が笑って泣いて歳をとって。



能面から通じる技術だそうで、
文楽人形に魂を込められ、
そしてキティちゃんにまで活かされている(本当らしいです。記号的な無表情からの表情の創造・想像。能面からの日本の伝統だそうです)





すごいなあ。













ちなみに
以前撮った自分の写真でやるとこうなりました。




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先日、4月公演の配役が発表されたのでご存知の方も多いかとは思いますが、



文楽4月大阪公演
豊竹英太夫改め豊竹呂太夫襲名披露公演

「菅原伝授手習鑑」



におきまして、


「喧嘩の段」


をつとめさせていただくこととなりました。


小住くんとのダブルキャストとなります。
ぼくは公演期間前半の出演となります。



本来ならこの演目はもっともっと経験を積まれた諸先輩方がおやりになる演目なのですが、今回このような形で、さらに襲名公演という大きな公演でつとめさせていただくこととなり、恐悦至極です。

身が引き締まる想いとともに、身が縮こまるような緊張を覚えております。








皆さまのお越しをお待ちいたしております。


ぜひ、よろしくお願いいたします。






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