「独身貴族」第5話~もう恋なんてしないと決めた夜・・・ | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「独身貴族」

第5話
もう恋なんてしないと決めた夜・・・


賢者とは、
たえず妻をめとろうと考えながら、
けっして誰とも結婚しない
青年のことである。

       ピエトロ・アレティーノ

**********

守) 君は、何が欲しい?
ゆき) はい?
守) いや、今度の企画でね、20代の女性が欲しがって
  るものを知りたいんだ。君、20代だろ?
ゆき) アラサーですけど。
守) うん。で、何が欲しい?
ゆき) ・・・運命の恋。
守) 「めぐり逢い」? ケイリー・グラントとデボラ・カー?
ゆき) 「めぐり逢えたら」の方です。トム・ハンクスとメグ
    ・ライアン。映画の中で、サムが、奥さんとの出会
    いを、こう表現するんですよ。彼女と、触れ合った
    瞬間にわかった。帰り着くべき、家を見つけたとい
    う感じだった。車から降りる時に手を貸して、そう
    感じたんだ。運命の、マジックだったと。そんな恋
    がしたいです。
守) 前にも言ったけど、恋愛してる時は、熱病に侵され
  てるのと同じことなんだよ。
ゆき) そう。「めぐり逢えたら」のアニーは、ラジオでサ
    ムの話を聴いて、恋という熱病にかかった。熱病
    に侵されているから、見たこともない男性に手紙
    を書くし、シアトルにも行くし、最後は、バレンタイ
    ンデーに、赤いハートの電飾が付いた、エンパイ
    アステートビルで、運命的な出逢いをするんです
    よ。好きになったら、自分で感情をコントロールで
    きないんですよ。そんな時は、その気持ちに逆ら
    おうとしても無駄なんです。私も、あんなふうに運
    命の恋をして、結婚したいなあと、いつまでも夢を
    見てるわけです。
守) そんなに奴隷になりたいのか?
ゆき) 自由は欲しいですよ。仕事も続けたいですし。社
    長の言ってることもわかります。私も、プロポーズ
    を断りましたから。独身がいいということもわかり
    ます。テレビのリモコンを独占できますからね。
守) 「あなたが寝てる間に・・・」だろ?
ゆき) あっ。
守) そのセリフ、映画「あなたが寝てる間に・・・」だろ?
  1995年、ジョン・タートルトーブ監督、サンドラ・ブロッ
  ク主演。
ゆき) じゃあ、その続き覚えてます?
    リモコンの続きのセリフ。
守) 一目惚れを信じる? そんな衝動的な事はしない。
ゆき) でも、ある日、ある人と出会って、その彼女と本
    当に理解し合えると思ったら・・・。
守) 彼女と一緒に年を取りたくない?
ゆき) どうですか?
守) 全く思わないね。
  まずホントに理解し合えるなんて、あり得ない。
ゆき) でも、結婚なんてもともと不完全なもので、完璧
    な状態なんてないんじゃないですか? お互いに
    補完し合って成り立つものですよね? 理解だっ
    て同じです。そもそも、完全に理解し合える人間
    なんていませんよ。
守) そのとおり。だから僕は嫌なんだ。
ゆき) それじゃ、
    ただのわがままな子供じゃないですか。
守) 狂ってる状態に憧れている君の方こそ子供だよ。
ゆき) 恋も知らないで、よくプロデューサーなんかや
    ってられますよね。
守) じゃあ君は、
  死んだ者にしか死の話は書けないと思ってるのか? 
  だからあの程度の脚本しか書けないんだよ。
ゆき) 会社に戻ります。

**********

守) 最近春野ゆきさん、
  何か欲しがってるものありましたか?
沙織) それって、誕生日ですか?
守) ええ、まあ、そうですけど。
沙織) へえ~。
守) あっ、誤解しないで頂きたいんですが、
  会社として彼女にお祝いしたいなと。
沙織) あっ。
守) ま、このことも彼女には内緒にしていて欲しいん
  ですけど。
沙織) あっ、ちょっと前にスニーカーがボロボロだっ
    て言ってたような。
守) スニーカー?
沙織) あっ、でもゆきは、物とかじゃないですよ。
    心がこもってるかどうかだと思いますよ。

**********








守) だから僕は思うんです。女性とは、送り届ける生
  き
物であって、生活を共にする生き物ではないと。
  誰
かと生活するなんて、僕にとっては苦行でしか
  あり
ません。だから僕には結婚は必要ないんです。


**********

前回(第4話)の記事は書かなかったので、前回
の「結婚に関するお言葉」を載せておきますね♪

われわれは他人ではなく、
自分自身を喜ばすために
結婚すべきである。
      ヴィッカースタフ


やっぱり、このドラマは、守のウンチクがないと面白く
ない(個人的にそこがお楽しみポイントなのですw)。

どう見たって、ゆきと守は嗜好が似ていて気が合いそ
うに描かれているのだけれど、お約束な感じで、弟専
務が一歩リードしている形に。せっかく北海道まで出
かけて心がこもったプレゼントを用意したのに、一応、
社員に誕生日プレゼントのはずなのに、捨ててしまう
守。それじゃ、恋心がダダ漏れだってば! でも、そん
な男の役が似合う草彅君で、そういう草彅君を観るの
は嫌いじゃないんだなあ。恋には障害がつきもの。そ
れでも欲しくなってこその恋だから。守が爆発する時
を楽しみに、見守っていようかと。映画大好き、実は、
映画みたいなロマンチックが嫌いじゃないはずの守が、
どんな行動を見せてくれるのか・・・楽しみだ~(*^。^*)


「独身貴族」関連ブログ↓
第1話~なぜ僕が結婚しないのか?その理由を教えましょう
第2話~一夜限りのシンデレラ!!恋に落ちた独身貴族
第3話~独身貴族に終止符!?縮まっていく二人の距離
第5話~もう恋なんてしないと決めた夜・・・
第6話~動き出した恋・・・僕は結婚します。
第7話~涙のプロポーズ
第8話~彼女に僕ができる事・・・最後の選択
第9話~もう戻れない・・・痛む恋の傷あと
第10話~さようなら・・・それぞれの選択
第11話~恋の結末

●「独身貴族」HP


ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪


にほんブログ村