「独身貴族」第6話~動き出した恋・・・僕は結婚します。 | 日々のダダ漏れ

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「独身貴族」

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第6話
動き出した恋・・・僕は結婚します。


その女性がもし男であったら、
親友に選んだであろう者でなければ、
妻として選んではならない。

         ジョセフ・ジュベール

**********

進) 何無理して芝居してさ。自己犠牲アピールしてん
  だよ? 俺そういうの、ムカつくんだけど。
守) いや、無理なんかしてないよ。
  案ずるより産むがやすしで。やってみると意外にこ
  れがそんなに嫌じゃないんだよ。
進) 嘘つけ!
守) あのさ、俺、思ったんだけど、結局のところ、一緒
  に暮らすとか結婚するっていうのは、相手の事を好
  きだとか嫌いだとかはそんなのは関係ないんじゃな
  いかなあ。運命的な恋だとか、身を焦がすような恋
  だとか、自分を失うほどの恋をした相手と結婚したと
  ころで、うまくいく保証なんかないし。実際そういう恋
  をしてる時は40度の熱がある状態と同じなんだから。
進) 何か忘れようとして、やけになってんじゃないの?
守) 恋とは無縁の状態で結婚した方が、
  より冷静に判断してるって事になるんだ。

**********

進) 社長。本当は映画化する気なんてないんじゃない
  ですか?
守) 何をバカな事を。最良の状態で彼女がデビューし
  た方がいいと言ってるだけです。デビュー作が成功
  すれば、次に繋がるのはすぐでしょう。しかし失敗
  すれば、次に繋がるのはデビューするより難しいか
  もしれません。そんな事もわからないんですか?
  このままの脚本で映画化するということは、彼女の
  才能を潰す可能性があるということです。
進) そんな社長みたいに慎重にやってて、いつまでも
  結局本直ししてるよりは、たとえ失敗したとしてもデ
  ビューした方がいいじゃないですか。それの何がい
  けないんですか? まずはデビューする。そっちの
  方が大切ですよ。たくさん仕事すればいいじゃない
  ですか。とにかく書けばいいんですよ。
  そんな人たくさんいますよ! 
  ゆきちゃん。ゆきちゃんはどうしたい?
ゆき) 私は、以前は、とにかくどんな形でもいいから、
    自分の脚本が映画になって、世に出ていくのを
    夢見ていました。でも、今は違います。社長と本
    打ちをして、何度も、何度もダメ出しをされて。
    最初は、頭にきてましたけど、書き直していく内
    に、だんだんわかってきたんです。悔しいけど、
    社長の言ってる事は、全て正しいって。もし、直
    す前の最初の脚本で映画を作っていたら、ホン
    トにひどいことになっていたっていうか、きっと、
    一生恥かしい思いをするものになってたってい
    うのが、今ならわかるんです。星野専務、すみ
    ません。私も、社長の意見に賛成です。だから、
    もう少し時間をください。どうか、お願いします。
進) ハッ。何だよこれ。
  何でこうなんだよ。わけわかんねえよ。
守) あれはいい男です。
  彼が、仕事であんなに一生懸命になってるのを初
  めて見ました。結果、やり方は間違っていましたが、
  純粋に、彼の善意からの行動だったと思います。
  それはわかってやってください。

**********

ゆき) 専務、この間、こんなこと言ってましたよね?
    俺たちって、付き合ってるよね? みたいなこと。
    私は今、あなたと、付き合っています。

**********

進) もう何もいりませんよ。全て、あいつの言う条件を
  飲みます。あいつが欲しいものは、全て差し出しま
  すよ。何を失ってもいいんです。
小林) 何か、いいことがあったようですね。
進) いいこと? 冗談じゃない。
  人生で、一番大切なものを見つけたんです。

**********

守の気持ちが、切なすぎる~!! 恋心を押し殺すよう
に動く守兄ちゃん。画面からは、ゆきへの気持ちがダダ
漏れ状態。なのに、「あいつはいい男です」と、ゆきの背
中を押してあげちゃう守。いい人すぎるぞ、守兄ちゃん!

作り笑いで玲子に愛想を振りまく守が痛々しくて。ラスト、
彼の精神安定剤だった靴が無くなっていたシーンに涙。
本当に捨ててしまったのだとしたら、切なすぎる~(涙)

結婚するくらいなら切腹した方がマシと言っていたように、
心はもう、切腹して死んでしまったかのよう。わかりやす
く進の方に行ってしまったゆきだけど、ベタな恋バナとし
てはお約束と思いつつ、おいおい!と言いたくなっちゃう
のは、「私は今~(今井美樹の歌のつもりw)、あなたと、
付き合っています」なんて、何とも間抜けな台詞のせい。
キュン死にしそうなセリフは、ここぞの守のために取っ
ておいてほしいと思うから、それでいいんだけど・・・ね。


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第1話~なぜ僕が結婚しないのか?その理由を教えましょう
第2話~一夜限りのシンデレラ!!恋に落ちた独身貴族
第3話~独身貴族に終止符!?縮まっていく二人の距離
第5話~もう恋なんてしないと決めた夜・・・
第6話~動き出した恋・・・僕は結婚します。
第7話~涙のプロポーズ
第8話~彼女に僕ができる事・・・最後の選択
第9話~もう戻れない・・・痛む恋の傷あと
第10話~さようなら・・・それぞれの選択
第11話~恋の結末

●「独身貴族」HP


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