「独身貴族 」第1話~なぜ僕が結婚しないのか?その理由を教えましょう | 日々のダダ漏れ

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「独身貴族」



40歳を目前にした“独身貴族”と、
結婚に打ちのめされた“離婚勇者”、
そして、ふたりの前に現れた“結婚難民”。

果たして、この3人に“決断の時”は、
やってくるのでしょうか?
“独身貴族”が結婚を決断することはあるのでしょうか?


●相関図




**********

第1話
なぜ僕が結婚しないのか?
その理由を教えましょう


守) 例えば僕が、ある女性とデートをしたとします。僕ら
  はワイングラスを傾けながら、映画や趣味の話に花
  を咲かせます。話が盛り上がってるせいか、彼女の
  ワインを飲むペースが随分早い気がします。普通こう
  いう時男だったら、「この後彼女とホテルに」なんて下
  心が頭の隅をよぎるかもしれません。けど、1時間程
  たつと彼女は言うんです。「そろそろ帰ろうかな」って。
  男の夢が壊される瞬間です。ショックのあまり、この
  ワイン、5万円もするのに、なんてセコいことを考える
  かもしれません。けれど無理強いは禁物。しつこい男
  はみっともないですからね。僕は彼女を引き留めるこ
  となく、レストランのある目黒から、タクシーで彼女の
  自宅のある成城まで送り届ける事にします。ちなみに
  僕の家は麻布ですから、方向的には真逆ですが、彼
  女を送るんです。男として当然のことです。家の前に
  着くと、僕は窓を開けて、「今日は楽しい時間をありが
  とう」と彼女にお礼を言います。そして窓を閉じ、彼女
  に悟られないように、運転手にこっそりとこう言います。
  「では、麻布まで戻って下さい」。窓の外では彼女が
  手を振りながら僕を見送っています。ちなみにこの時、
  女性の手は胸の前で振っているのがベストです。大
  手を振られると、どんな美人でも品性を疑ってしまい
  ますからね。それで僕は麻布の自宅に帰り、シャワ
  ーを浴びてベッドに入ります。そして今夜彼女と交わ
  した会話のいくつかを思い出しながら、幸せな気持ち
  で眠りにつくんです。これが、デートです。
  ・・・はぁ。でも、結婚となるとこれが違います。
女性) はい?
守) 相手の女性が家までついてくるんですよ。
女性) それはそうでしょう。奥さんですから。
守) それで酔いも冷めないうちに近所のコッカー・スパ
  ニエルが
子犬を産んだだの、過度の前川さんちの旦
  那が仕事を首になっただの、そんな無意味な話を延
  々聞かされることになるんです。僕はコッカー・スパ
  ニエルにも前川さんちの行く末にも興味ありません。
  うん。こうなったら今日のデートは台無し。不愉快な
  気持ちしか残らない。
だから僕は思うんです。

**********

守) だから僕は思うんです。女性とは、送り届ける生き
  物であって、生活を共にする生き物ではないと。誰
  かと生活を共にするなんて、僕には苦行でしかあり
  ません。だから僕には結婚は必要ないんです。


  人は判断力の欠如によって結婚し、
  忍耐力の欠如によって離婚し、
  そして、記憶力の欠如によって再婚する。

              アルマン・サルクルー

**********

彌) いいか守。女というのは、仕事から帰ってきた夫に、
  日常起きたどうでもいい出来事を、延々と話したがる
  生き物だ。
もし、お前の妻が、どうでもいい話をはじめ
  たその時は、山手線の駅名を、頭の中で思い浮かべ
  なさい。そして、ターミナル駅にきたら、「なるほど」と、
  「確かに」とを交互に相槌を打つんだ。そうすれば又、
  東京駅に戻ってきた時、妻の話は終わっているはず
  だから。

**********

守) いいですか? 今の世の中、結婚をしないという選
  択肢は、ごく一般的なんです。ある調査によると、30
  代の独身男性45%が、一生シングルで生きていく覚
  悟があると答えています。一人が楽。干渉されたくな
  い。そういう独身男性が増えてるんです。私はそうい
  う意見に、心から賛成します。食事だってそこそこ作
  れるし、部屋の掃除はハウスキーパーに任せていま
  す。老後に老人ホームに入る蓄えだってあります。
  結婚する理由が見つかりません! 
  叔母さん、迷惑なんです。結婚するぐらいだったら、
  僕は切腹した方がマシです。

**********

「最高の離婚」の瑛太を思い出す、ベラベラと長セリフ。
女のつまらない話と、男のつまらない話は、方向性が
違うだけで、実は同じだけどね~。女性も、男性のつま
らない話を我慢して聞いてるんだけどね~。フフフ~。

山手線の駅名の話・・・つまらない話を聞きたくない気
持ちはわかるけど、それが本当につまらない話なのか、
どうでもいい話なのか、そう決めつけてるだけ、の夫も
多いような。そして、東京駅に戻ってきたときに、終わ
るのは妻の話だけじゃなく、妻との関係も・・・終わって
いたりするんだよねえ・・・。凄~くよくある話ですがw

もう、最初からまるわかりの展開、落武者ならぬ影武
者がここにも。ありがちだからこそ、脚本のみせどこ
ろというか、役者次第? 私的には結構好感触でした。
嫌~な男からいい奴になるのは、得意な草彅君だし。

  人は判断力の欠如によって結婚し、
  忍耐力の欠如によって離婚し、
  そして、
記憶力の欠如によって再婚する。

つまり、「欠如」こそが、人間らしいってことかしら~♪


「独身貴族」関連ブログ↓
第1話~なぜ僕が結婚しないのか?その理由を教えましょう
第2話~一夜限りのシンデレラ!!恋に落ちた独身貴族
第3話~独身貴族に終止符!?縮まっていく二人の距離
第5話~もう恋なんてしないと決めた夜・・・
第6話~動き出した恋・・・僕は結婚します。
第7話~涙のプロポーズ
第8話~彼女に僕ができる事・・・最後の選択
第9話~もう戻れない・・・痛む恋の傷あと
第10話~さようなら・・・それぞれの選択
第11話~恋の結末

●「独身貴族」HP


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