日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc
日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、
ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「日々のダダ漏れ」は、感動したもの、面白いもの、美味しいも
の、私が好きなもの等を、勝手気ままに綴るお気楽ブログです♪

ドラマの記事につきましては、期待しているドラマの初回の紹介、
ドラマの中で私が好きなセリフ、シーンを記憶に残すために書い
ています。基本的に、面白いと思ったものを、お勧めのドラマに
ついて、自由気ままに書いていますので、面白いと思った回だけ
を単発で書いたりすることもあります。記事のスタイルは、まだ
まだ模索中なので大きく変更する事も。ご了承下さい(*^。^*)
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テーマ:
プレミアムよるドラマ
「ふれなばおちん」



第4回~「初めての嘘

龍(成田凌)を看病してからというもの、夏(長谷
川京子)は龍のことばかり考えるようになる。髪
形やメイクにも気を配るようになり、次第にキレ
イになっていく夏。夫の義行(鶴見辰吾)も、そ
んな夏の変化に気づき始める。罪悪感にさいな
まれ、やはり家族を裏切れないと、龍への思い
を抑える夏であったが、外出した際、龍に待ち
伏せされる。戸惑う夏。そして、その姿を義行の
部下・みどり(古畑星夏)に目撃される――。


**********

義行) 佐伯君来たの?
夏) えっ?
義行) いや、傘返しにさ。
夏) ああ…真樹夫がね、
  返してもらったみたい。
義行) そう。何だろうなあ。
夏) 何?
義行) あっ、髪か。
    何か変わったと思ったんだよ。
    じゃあ今日遅くなるから。
夏) 行ってらっしゃい。
義行) 行ってきます。


**********

(龍からの手紙)
「夏さんへ。
突然送りつけてすみません。
今は何も考えずに
芝居を見に来ませんか?
気が引けるなら、ご家族と一緒に。
返事、下さい」。

**********

「今は何も考えずに」なんて、
都合のいい言葉に流される。


夏) (家にある便箋を見て)
  こんな地味なの…。ま、いっか。


それは…
罪を感じ始めた証拠だ。


(龍からの手紙に返事を書く夏)

**********

(手紙を龍の郵便受けに入れる夏)

**********

夏) えっ? 優美香が? いなくなった?
良) 英語、失敗したって。答え書くとこ、
  ずれちゃったみたいで。すげえへこ
  んでて、気付いたらいなくて。
夏) ちょっと待って。

(スマホを見る夏)
(優美香からの着信ありの表示)
夏) えっ? これ、さっき…。あ~…。

**********

夏) 優美香!
良) ずっと学校にいたみたいです。
  「おばさんに電話しろ」って言ったのに。
夏) バカね! テスト失敗したぐらいで。
優美香) なにその言い方!
     こっちは必死で…。
夏) だからって、こんな事したって
  周りに心配かけるだけでしょ?
  もし何か、事件とか事故にでも
  遭ったらどうするの!?
  あんた、女の子なのよ!
良) おばさん、ちょっと、声でかいっす。
夏) ごめんなさい。
良) ちょっと、勉強とか、
  つきあってやってもいいですかね。
  明日で、取り返せるかもしんないし。
夏) ありがとう。
良) 行こう。


**********

(龍の郵便受けに入れた手紙を
取り戻し、クシャクシャにする夏)

**********

夏) 帰ってたの?
義行) あ…まだ起きてた?
夏) うん。何か、寝れなくて。
義行) 優美香どう? 大丈夫?
夏) 今はね。明日頑張るって。
  あ~何、このシミ。またクリーニング
  出さなきゃ。ねえ、ちょっと靴下脱ぎ
  っ放しにしないでよ。
義行) 今日の客、話長くてさ。
    もう気になってたんだけど…。
夏) 優美香なら大丈夫よ。
  ねえ、片方どこ?
義行) ああ…ここにあった。
夏) 何でここに? もう、お父さん、
  こんなとこで寝ないで。ねえ。


私の髪にも気付くし、
娘の事もちゃんと心配してる。
この人は、家族のために頑張ってる。

なのに、私は…
こんなの…ありえない。

(自分が書いた手紙を破り捨てる夏)

**********

(台所に倒れている夏)
真樹夫) お母さん! お母さん!

**********

(龍の部屋をノックする優美香)
優美香) 佐伯さん、佐伯さん!
(外から帰ってくる龍)
龍) 優美香ちゃん? どうした?
優美香) お母さんが…。
龍) えっ?

**********

龍) ちょっ…どうした?
夏) ああ…大丈夫。
  ちょっと…フラッとしただけ。
龍) 頭痛い? 吐き気は? あまり動か
  さない方がいいか。熱中症かも。
  水かスポーツドリンクある?
  あと保冷剤みたいなの。
優美香) はい。
真樹夫) お母さん、大丈夫?
優美香) 飲んで。飲める?
夏) ああ…おいしい。
龍) ここ暑いから、そっちのソファー
  横になりましょうか。起きれますか?


**********

夏) すみません。
龍) 優美香ちゃん、お父さん呼んでもらえる?
  救急車呼ぶほどでもないと思うけど、
  心配だから。
優美香) はい。真樹夫、コンビニで
     スポドリ買ってきて。
真樹夫) 分かった。
優美香) あっ、私、上の尾崎さん呼んでくる。
     看護師さんだから。
     あっ、真樹夫、お金。
夏) ちょっ…優美香。
優美香) お願いよ。
     私、尾崎さん呼んでくるから。
真樹夫) うん、分かった。


**********

夏) 大丈夫ですから、もう。
龍) 飲んだ方がいいです。
夏) すみません。
龍) この間と逆ですね。
夏) 本当にもう…大丈夫ですから。
龍) いい家ですね。
夏) 普通です。
龍) 初めて入った。夏さんち。
  手紙…読んでもらえました?
  どしたの?
夏) 見ないで。
  何て事ない家。こんな普通の…。
  でも…大事なの。
  真樹夫の事も優美香の事も、
  頭から離れた事なんか一度もない。
  夫の事だって…。なのに…。
  どうしていいか分からない…。
  顔が見たい。
  偶然のふりして会いたい。
  まるであなたがしてきた事と一緒。
  それだけじゃない。
  髪変えたり鏡見たり…。
  こんなのイヤ!
  気持ち悪い! 絶対イヤ!
  なのに…。
  こうしてあなたがそばにいると、
  気持ちが、ふわってなる。
  絶対違うって…
  自分に言い聞かせてたのに…。
  悔しい。
龍) どうしよう。たまらなくうれしい。


この一瞬だけでいい。
これ以上は絶対に…許されない。


(夏にキスしようとする龍)

真樹夫) お母さん、お父さんいたよ。
義行) どした? 大丈夫か? 悪かったな。
夏) 大丈夫。何か…何か熱中症みたい。
義行) そうか。一応病院行くか?
夏) 大丈夫。
義行) 真樹夫、お前がこの間、
    行った病院どこだっけ?
    あれ小児科か。え~電話帳。
真樹夫) 電話帳って何?
義行) あっ、そうか。今の時代、
    電話帳なんかないのか。
真樹夫) うん。


**********

電・夏) 良君にね、
     すっごく助けてもらったの。
電・莉絵) え? 良が?
電・夏) うん。母親の私より、今は良君
     の方が優美香の力になるのよ。
電・莉絵) そっか。何か2人とも、
      大人になっちゃうね。
電・夏) そうね。寂しいね。
電・莉絵) だからね、
      恋をするのは、いい事なの。
電・夏) え? あ~優美香たちが?
電・莉絵) 違うわよ。私たちが。
電・夏) え?
電・莉絵) 母親でいられる時間も、案外短い
      んだから。自分に戻る練習をしとか
      なきゃダメなの。なっちゃん、好きな
      人できたでしょ?
電・夏) えっ!? 何で?
電・莉絵) ねえ、どんな人?
電・夏) 違うよ。
     小牧さん、何か勘違いしてる。
電・莉絵) まっ、認めたくなかったらそれで
      いいんだけど。そうね…案外その
      程度の方がいいのかもしれない。
      ちょっとときめいてるぐらいの方が。
電・夏) どうしたの?
電・莉絵) 案外地獄だから、こっち。
電・夏) えっ?
電・莉絵) 妻であり、母であり、女。でも実際、
      女の部分が満たされちゃうと、そこ
      から傷口がどんどん開いてくの。
      幸せだけど、地獄なの。
      だからなっちゃんは、恋っていいな
      ~って笑っていられるうちに、引き
      返す道は残しといたほうがいいよ。

そう…言われたのに。

**********

龍) そんなに怯えなくても。お隣さんが
  たまたま近所で会っただけでしょ。
  課長のシャツですか?
夏) ええ。
  明日、着るっていうから、取りに。

(夏の手を握る龍)
龍) あれはうそじゃない? 答えて。
(龍の手を握り返す夏)

**********

(2人の様子を目撃するみどり)
みどり) うそ…。

**********

(チケットを見つける優美香)
優美香) 何これ?
夏) ああ…それ? あの…お隣の、
  佐伯さんがくれて…。
優美香) へえ~本当に役者なんだ。
夏) 優美香行ってきなさいよ。良君誘って。
優美香) う~ん…お母さんは?
夏) 私は、そういうのは…。
優美香) えっ、何で? 芝居とか好きじゃん。
     行きなよ。

**********

みどり) 何か奥様…。
龍) えっ? 何ですか?
みどり) きれいになられましたよね。
義行) アハハ。そりゃ前がひどかった
    んだろ。アハハハ。
みどり) やっぱあれかなあ。佐伯君みたい
     な人が隣に引っ越してきたから。
義行) だとしたら佐伯君に感謝しなきゃな。
龍) そんな事言うならチケット
  何枚か買って下さいよ。
義行) そりゃ話は別だよ。
    俺だって小遣い厳しいんだから。


**********

みどり) 何よ?
龍) 何見たんですか?
みどり) 別に大したもの見てないわよ。
     おばさんがえらく若い男とコソコソ
     子供みたいに手つないでキュン
     キュンしてるの見ただけ。はっ?
     あなたもたち悪いよ。課長の奥さ
     んたぶらかすとかさ。ああ、何?
     おばさんキラーの役作り? それ
     とも、何歳上の女までいけるか
     自分のポテンシャル試してんの?
     何? 違うの?
龍) 同じ女なのに年上の女の人バカに
  するヤツ、俺本当嫌いなんですよね。
みどり) 私も嫌いよ。本気でもないのに
     人の奥さんに手出す男。
     何? その顔。本気なの?
     うそでしょ?
龍) うそみたいだけど本当。
みどり) 何で?
龍) 「何で」って言われても。
みどり) 何でよりによって私が課長の奥
     さんに負けなきゃなんないのよ!
龍) そっちこそ何でだよ!
  俺の事なんか本気じゃねえだろ。
  どしたの?

(龍の首にキスしまくるみどり)
龍) ちょ、ちょ…ちょっと。
みどり) これが本気って事なんだけど。
     佐伯君。

(龍を押し倒すみどり)
みどり) 課長の奥さんと、ここまでいけるの?
     手つないで照れ合ってるのが
     恋愛とか…まさか思ってないよね?
     そんなの本気じゃないよ。
     だったらやめなよ。
     純愛ごっこ楽しんでられるような
     気楽な立場じゃないんだからさ。
龍) ねえ。そのまましゃべらないで一回
  降りよう。その…モロ当たってる…。
みどり) うるさい。聞きなさい。
     あなたね、分かってるの?
     相手は、家庭のある人なのよ。
     覚悟あんの?
     私の2年前のシャレになんない
     経験からアドバイスしてあげる。
     不倫にはルールがあるの。
龍) 不倫…。
みどり) 絶対に…絶対に絶対にバレちゃ
     いけないの。本気もうそも後ろめ
     たさも、それ突き抜けるくらいの
     幸せも全部のみ込んで。好きだ
     って気持ちすら最後はなかった
     事にしなきゃいけない。家庭のあ
     る人を好きになるって過酷だよ。
     耐えられるの?
龍) 俺は…
  あの家にいる彼女が好きだから。
みどり) そう。


**********

暗くなってから、
一人で出かけるなんて何年ぶり。

何でもない事なのに、
みんな普通にしている事なのに、
ひどく悪い事をしているように思うのは、
私が、恋をしたからなんだろう。


**********

白雪姫も眠れる森の美女も、おとぎ話のお姫様
は、王子様のキスによって魔法が解ける。キス
をすれば、誰でも恋に落ちるわけではないけれ
ど、一説によれば、DNAレベルの相性がわかっ
てしまうのが、キスらしい。そういう意味では、お
そらく夏は、龍のキスによって、DNAレベルの恋
に目覚めて…落ちてしまったのだと思う。心より
先に、体が恋に落ちたのだ。体が恋に落ちたと
いうと、心が恋に落ちたというよりも邪なものの
ように感じてしまうかもしれないけれど、それは
ちょっと違う。ぬくもりは、言葉よりずっと正直で、
本心が伝わってきたりするもの。好きな人の手
に触れたときのうれしさや、ときめきは純粋なも
の。目は口程に物を言うように、指先もまた、口
以上に物を言う…ような気がする。心にしばしう
そをつくことはできても、体にはうそはつけない。
嫌いな人との接触を、人は我慢できないと思う。

恋する事から遠く離れていた夏が、その感覚を
取り戻すのに十分だった刺激。否が応でも、女
である事を思い出さずにはいられなくなった夏。
子供が大きくなっていたり、夫婦生活がなかっ
たり、手をつないだりの身体的コミュニケーショ
ンが少なくなっている時に、異性と触れあうこと
に必要以上にときめいてしまう人は多いと思う。

龍も、病気で弱っている自分の体を、やさしくポ
ンポンしてくれた夏の手のぬくもりに、ときめい
たのだと思う。夏もまた、熱中症で倒れた自分
を支えてくれたぬくもりのやさしさに、自分の気
持ちを隠し通す事ができなくなってしまう。あん
な近くに彼を感じてしまったら、そりゃ無理だよ
ね。好きな気持ちを押さえられなくなっちゃうよ。
あんな環境にいてしまったら、恋に落ちない方
が難しい。近くにいるというだけで、恋をするに
は十分な理由になってしまう。恋をしてしまう気
持ちはきっと、どうしようもない。悪いことでもな
いと思う。小牧のいう通り、「恋っていいな~」っ
て笑っていられるぐらいが…一番楽しいと思う。

けれども…あんなに近くにいて、簡単に会えて
しまう。触れることができる近さは反則だ。それ
以上はいけないと分かっている恋を、どれだけ
我慢できるのか。今の世の中、どうにかなって
しまう方が簡単。簡単じゃない恋の方が切ない。
恋を自覚した2人の簡単じゃない恋が、見たい。


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「てるてる家族」 第91回

夏子(上原多香子)はレコードデビューしたが、
曲はヒットしなかった。稲本コーチ(いしのよう
こ)の猛特訓を受けている春子(紺野まひる)
も伸び悩んでいる。集中力に欠ける春子を心
配した稲本は、何か気になることがあるのか
と尋ねるが、春子は何も言わない。一方、そ
のやり取りを見ていた岡谷(川岡大次郎)は
何か言いたそうで落ち着かない。その夜、岡
谷と会った春子は「私たち二人のことはまだ
誰にも知られたくない」と言う。

**********

昭和41年の夏、夏子姉ちゃんは、
念願のレコードデビューを果たしました。


夏子) ♪ネエ聞いてよ ネエママ
    ねえ聞いてよ ネエママ
    たとえば わたしが 街を歩くと
    みんながわたしを 見つめて言うの
    お茶を飲もうよ 映画を見ようよ
    ランランラン 楽しいじゃない

照子) ♪ネエ聞いてよ ネエママ

だけど、そのレコードは、
残念ながら、ヒットしませんでした。
お母ちゃんは、そのレコードを
たくさん買いました。
けれど、駄目なものは駄目でした。

照子) (ため息)
ヨネ) アホ!
照子) …えっ?
ヨネ) 見えへんがな。
照子) お母さん…? お母さん?
    お母さん! 返事して下さい!
    お母さん!?
冬子) 何してんの?
春男) あっ! シッ…!
照子) お母さ~ん。
春男) おかあちゃん、あんなに、おばあち
    ゃんの事愛してくれてたんやなあ。
冬子) うん…。
照子) お母さん? …お母さん! お母さん…。
    お母さ~ん! ひぃ~…気色悪い。


**********

私は毎日、
音楽学校の生活に励んでいました。
そうして秋が過ぎ、
その年の冬がやって来ました。

春子姉ちゃんは、国体に向けて、
稲本コーチの猛特訓を受けていました。


稲本) 何やってんの?
    もっと集中しなさい!


**********

稲本) 分からないわね。最近のあなた。
    一体何を考えて練習してるの?
春子) 来年の、国体の事を…。
稲本) あと僅かよ。だったらもっと
    集中できるはずでしょ?
春子) してます。
稲本) この5日間、何の成長もないわ。
照子) すいません、先生。春子、あんたも
    謝りなさい! せっかく稲本先生がこ
    うしてわざわざ、いらして下さってん
    のに、がっかりさせてしもて…。お母
    ちゃんもがっかりしたわ。
稲本) 春子さん。あなた何か、
    悩んでる事があるんじゃないの?
照子) はあ…。確かに、伸び悩んでます。
    ここにきてどないしたん? もう12月
    やで! 国体は2月なんやで!
稲本) おかあさん、2人っきりで話した方が…。
照子) いいえ! 先生もいて下さい。
稲本) いえ、そういう事じゃなくて…。
照子) ええか? 春子。今度の国体で、優勝せ
    えへんかったら、あんたは終わりやで。
    今度もまた、ライバルの福島選手と大橋
    選手は世界選手権でいてへんね。そや
    のに前回とまたおんなじように2位やっ
    たらあんたは日本で4位いう事やで!
    先生。今度のオリンピックは、日本から
    何人出られるんでしょうか?
稲本) 恐らく、3人まででしょうね。
照子) ほらね! ねっ! 4位やったら
    あかんね! 分かってんのか!?
春子) 分かってる!
照子) 分かってへん! 頭では分かってても
    体で分かってへん! 今日の練習は何
    やの? あれ! せっかく稲本先生がや
    で、福島選手から離れて、ちょっとだけ
    見に来てくれはったいうのに!
春子) すみません。
照子) 謝ったらええいう事やあらへんで!
稲本) いいから、おかあさん。
    …ねえ、晴子さん。あなた、練習に集中
    できない理由でもあるんじゃないの?
    スケート以外で、何か気になってる事と
    かない?
春子) ありません。
照子) そらあらへんはずやわなあ。スケート
    以外にあんたが今考えてる事はあらへ
    んはずや。もしそんなもんがあるんやっ
    たら、お母ちゃんは、どんな事してでも、
    潰すで!
岡谷) ゴホッ!
春子) 何もない!
稲本) 本当ね?
春子) はい。
稲本) だったらいいわ。
    それがあなたの今の、
    実力だと思いましょう。
照子) そんな、先生…。
稲本) 今度の国体で、優勝できれば、オリン
    ピックの選考委員に強く印象づける事
    ができるのよ。私はできればあなたに
    行ってほしいの。オリンピック。体験さ
    せてあげたいの。それにはまず…
    あなたがそれを強く望むかどうかよ。
    じゃあ私はこれで。また来月、ちょっと
    だけ、見に来ます。
照子) よろしゅうお願い致します。
春子) ありがとうございました。


**********

照子) あんた…何で黙ってんの?
春子) えっ?
照子) 何で「強う願てます」て、
    「望んでます」て言わへんの!?
春子) お母ちゃん。今日私もう帰るわ。
照子) まだ話は終わってへんで!
春子) ちょっと寄るとこあんね。
照子) どこやの?
    こんな時間にどこ寄ってくの!?
春子) 友達と会う約束してん!
照子) 友達て誰やの!? ちょっと春子!
岡谷) すいません!
照子) あんた邪魔やわ!
岡谷) お勘定! お勘定! すいません。
    お勘定、要らんのですか?
照子) 何言うてんの? あんた。要るわ。
    コーヒーやから、80円!
岡谷) 80円ね。
照子) 早よして。早よして!


**********

冬子) 和ちゃん!
和人) あっ、お帰り。
冬子) ただいま!
    …あっ、あかん! 離れて!
和人) …そやな。
    その制服ん時はあかんかってんな。
冬子) うん…まあ、ええか。和ちゃんは
    もう家族みたいなもんやし。
    「清く、正しく、美しく」!
和人) 危ない。
冬子) フフフッ!
和人) でも冬ちゃんもえらい遅いな。
冬子) もうじき試験やからね。
    居残り練習しててん。
和人) えらい張り切ってるやん。成績ええん?
冬子) それは聞かんといて。


**********

冬子) ああ…おなかすいた…。
    もうペコペコや…。
和人) ほな、またな。おやすみ。
冬子) なあ、和ちゃん。
和人) うん? どうした?
冬子) ごはんどうしてんの?
和人) そら食べてんで。
冬子) どこで食べてんの?
和人) 夜は、大体外やな。
    学校の近くに安い店あんね。
冬子) うちで食べたらええやんか。弘子
    ねえちゃんかていつも心配してるで。
    「和ちゃんは、ごはんどうしてんのや
    ろ?」て。
和人) 心配せんかて大丈夫や。
    そう言うといて。
冬子) 何か、水くさいねん。和ちゃんは…。
    そやから、みんな心配すんねんで。
和人) 冬ちゃん。俺…家族とちゃうで。
    工場長も恒夫さんも、ここにおる時は
    自分で何とかしてたやん。
    だから俺もそうしてるだけや。
冬子) お父ちゃんも、みんなも「ええ」言う
    てんねからええやんか。
和人) ここにいてるだけで、僕は十分や。
    感謝してんね。
    大将と働くの、楽しいしな。
冬子) えっ、そうなん?
和人) それで、給料までもろて学校にも行け
    てんねん。冬ちゃんの元気な顔も見れ
    るし。今で十分ぜいたくや。ほな、ぼち
    ぼち勉強するし。おやすみ。
冬子) おやすみ。


**********

春子) さっき、何言おうとしたん?
岡谷) えっ?
春子) お母ちゃんと、先生に何か
    言おうとしてたでしょ?
岡谷) いや別に。
    ただ、挨拶した方がええかな~思て。
春子) 無神経やわ。
岡谷) 無神経と違う。君が僕の事で責められ
    たらえらい事やて思てんやん。そやった
    ら、早いうちから誤解解いといた方がえ
    えやろ。
春子) アホちゃう? そんな事したら、
    どないなる思てんの!?
    もうめちゃくちゃやわ!
岡谷) 言うてくれたらいつでも挨拶しに行くで。
春子) やめて言うてるやん!
    もう、ほんま体育会系は、何も考えんと
    勢いだけで動こうとするから、かなわん。
岡谷) 君も、体育会系やないか。
春子) そんな事したら、
    余計ややこしくなるだけやわ。
岡谷) いや…僕は君を応援してるだけやて。
    君を悩ますような事はせえへんて言う
    ときたいんや。
春子) 岡谷さんの存在が、もう私の悩みや。
岡谷) きっついな~! つきあうまで君が
    こんなきつい思わへんかった。
春子) 私かて思わへんかったわ…。
岡谷) まあ、ええわ。僕の前では何を言うても。
    僕を使て、日頃の鬱憤発散してくれたら
    ええわ。
春子) 私の事、そんなふうに思てんの?
岡谷) いや、その…悪い意味とちゃうで。
春子) そやけど、お母ちゃんに知られたら、
    岡谷さん、ほんまに消されるで!
岡谷) そんな怖い事言いなや。
春子) シャレやあらへん!
    お母ちゃんやったらやりかねへんもん。
    なあ、言わんといて!
    誰にも話さんといて! 
    邪魔されたないねん!
岡谷) 華ちゃん…。分かった! 言わへん!
    誰にも邪魔させへん!


**********

春男) 何やね? さっきからイライラして…。
照子) ほんまにもう春子は一体こんな
    時間まで何をしてんねやろか!
弘子) 晩ごはんどっかで食べてくんねやろか。
照子) 最近あの子、私とまともに口もきかへ
    んねんよ! 国体前で緊張してんのか
    て思たらさっきかて行き先も言わんと。
春男) ええやんか。
    「友達と会う」言うてたんやろ?
照子) こんな時間に会う友達て
    どんな友達やの!?
春男) しゃあないやろ。春子は朝早ようから
    夜遅うまでスケートばっかりやってん
    ねんから。友達と会ういうたらこんな
    時間なんねん。かわいそうやんか。
照子) あんたは心配やあらへんの?
春男) ええか? 春子はな、もう二十歳過ぎ
    た大人やね。子供やあらへんね。
    自分の責任で何しようが、
    誰と会おうが、春子の勝手や。
弘子) 春ちゃん…
    恋人でもいてんのと違うやろか?
春男) 何言うてんねんな!? 弘子ちゃん!
    めったな事言うもんやないで!
弘子) いや…すんません。
春男) は…春子は何してんねんな、
    こんな時間まで! ええっ!?
    春子はもう何してんね…。
弘子) もう! 分かりやすすぎ!


**********

照子) (ため息) お母さん…。
    夏子はレコード売れへんし、春子は伸び
    悩んでるし。ほんま子供って、思うように
    いきませんねえ…。
ヨネ) アホ!
(タンスからヨネが登場)
照子) あっ! あっ! はっ…!
ヨネ) あんた、いっこも成長してへんなあ。
照子) お…お母さん…。お母さん…。
    お母さん! お母さん! すんません…!

(必死で拝む照子)
冬子) 何してんの?
春男) あっ! シッ…! ええか? 冬子。
    もし、いつか結婚したら、
    お姑さんを大事にせなあかんで。
    あないして未練残す事になるからな。
冬子) うん…。
照子) お母さん…? お…お母さん!?
    お…お母さん…!?

(タンスの中を流す照子)
照子) ああ…いや…気色悪~い…。
(仏壇の鈴の音)
冬子) 寝よ。

**********

フフフ…。おばあちゃんが帰ってきた~! 照子
の前だけに。幽霊になって。いつもの「アホ!」
が小気味いい。照子のことが心配なんだね~。
アホな子ぉほどかわいいっていうしねえ。フフフ。

岡谷と付き合うようになった春子は、いよいと親
離れの時が来たようで。あの照子から離れるの
は、なかなか大変そうだけど。岡谷の存在も知
られたら消されそうだし。照子より先に春男にw

とにかくこれからもヨネさんに会えそうで何より。
てるてる家族は、ヨネさんも含めて、だもんね♪


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テーマ:
「とと姉ちゃん」 第97
第17週 「常子、花山と断絶する
東堂先生との再会は新しい企画のネタに・・・の巻


花山は、誰でも手軽に洋服を作る事
ができる、直線裁ちを提案しました。

常子と花山が目指した、
毎日の暮しを豊かにする雑誌が、
ついに完成したのです。


**********

昭和二十二年 初夏

創刊号は、直線裁ちのヒットで、
3万部を超える売り上げを達成し、
販売部数の増加に伴って、
経理の経験を買われた、
水田が正式に入社。
もう一人、庶務担当として、
岡緑が加わりました。

緑) 社長、日程表です。ご確認下さい。
常子) もう…緑さんまた、社長って。
緑) ごめんなさい。常子さん。
緑) はい。フフフ。ありがとうございます。


**********

花山) 私が言っているのは広く世間にも
    通じる住宅の悩みはないかと聞い
    てるんだよ!
常子) ひょっとして、次号の特集は、
    「住まい」ですか?
花山) ああ。取り上げるべきだ、間違いなく。
    誰もが皆住まいへの不満を抱えている。


**********

終戦直後、国内の住宅
事情は逼迫していました。
空襲によって多くの家屋が焼失し、
資材不足から、12坪以上の住宅の
新築・増築が禁止となり、狭い空間
での生活を余儀なくされたのです。


美子) あっ!
花山) 何だ? どんなアイデアだ!?
美子) あっ、いえ、知り合いからの手紙が。
花山) そんな事で声を上げるな!
美子) すみません…。
水田) どなたなんです?
美子) それが、女学校時代からの恩師でして。
常子) ひょっとして、東堂先生?
美子) そう。
常子) あっ! あ~懐かしい字。
鞠子) うん。

**********

四日後

常子) 東堂先生。
東堂) 常子さん? 会いに来て下さるなんて…。
常子) あの…近くまで仕事で来たので、
    会いに来てしまいました。
東堂) 日曜日もお仕事? 大変ねえ。
    少しはお話しできて?
常子) ええ。
東堂) では、うちにお上がりになって。
常子) はい。
東堂) ただ…とても狭いので、覚悟して下さい。
常子) 広いおうちを建てられないのは存じ上げ
    ております。確か、12坪以下でしたよね。
東堂) ええ…こちらのお宅はそうなのだけど。
    うちは…こっちなの。こちらは、うちの人
    の親戚のおうちでね。私たちは、この物
    置に住まわせて頂いているんです。
常子) ああ…。
東堂) どうぞ。奥にお座りになって。
常子) お邪魔します。
東堂) 少しお待ち下さい。
常子) あっ、はい。


**********

東堂) 驚いたでしょ? 六畳しかないの。お台
    所もないから、いちいち借りに行かなく
    てはならなくて。さあ、どうぞ。
常子) 頂きます。
東堂) 失礼しましてね。
    いきなりお手紙を送りつけて。
常子) いえ。
東堂) 直線裁ちが気になって、何気なく、
    「あなたの暮し」を手に取ったんです。
    そうしたら、皆さんを見つけて。
    思わず筆を! ウフフフ。
常子) うれしかったです。
東堂) すばらしい雑誌だわ。
    とても、私の暮しに役に立っています。
    これは、女性の友であり、同志です。
常子) ありがとうございます。
    東堂先生に教わった、挑戦する事の大
    切さを胸に、奮闘しております。「何事も、
    女性だからといって恐れずに、挑戦する
    事が大切です」。先生のあの言葉があ
    ったから、私は、自分で出版社を起こそ
    うと、決意できたのだと思います。女性
    だからといって、自分の中に境界線を引
    いて、諦めてしまう事を否定し、背中を
    押して下さったからこそ、今の私があり
    ます。
東堂) 私は、小さな穴を開けたにすぎません。
    その穴に、種を埋め、水をやり、日の光
    を注ぎ育て上げたのは、あなたのまわり
    の方々と、あなたご自身よ。
常子) 先生は、今も教師を?
東堂) ええ。50になってもなお、教職者には定
    年がありませんからね。このまま、体の
    許す限りは続けたいと思っています。
常子) では、あと10年はできますね。
東堂) いいえ、50年です。
常子) フフフ…。
東堂) フフフ。
常子) フフフフ。
東堂) アハハハハ…。こんなに楽しい時間は
    久しぶりだわ。いつもは、うちの人と2人
    きりだから。
常子) 今日は、ご主人は?
東堂) ええ、仕事で。
常子) 確か、
    書道家をなさっていると聞きました。
東堂) ええ…はい。こうやって、常子さんに来
    て頂くなら、愛着のあった駒込のおうち
    においで頂きたかったわ。たまにたてて
    いたお茶のお道具や、季節ごとの掛け
    軸なんて、高価ではないけど、好きな小
    物がいろいろあったのよ。居間の一角に
    私の机があって、廊下の一面が書棚に
    なっていてね。居心地のいい家だったの。
    でも何もかも焼けてしまって…。まさかこ
    んな暮らしになるなんて…。


**********

花山) お帰り。
常子) 今日は、お休みでは?
花山) いい構図が浮かんだ。一気に表紙を
    描いてしまおうと思ってね。
常子) いいですね。知恵の輪ではなく、
    お仕事なさってる花山さんは、素敵です。
花山) 知恵の輪も仕事の延長だ。
常子) 分かっております。
花山) で…どうだった?
    原稿は受け取れたかい?
常子) ええ、一応…。実は…知り合いの家に
    寄ってきたんです。
花山) 先日の恩師か?
常子) はい。空襲で焼け出され、六畳の
    物置に、2人でお住まいでした。
花山) 物置?
常子) 先生は、明るく振る舞って下さい
    ましたが、やはり、以前とは何か、
    違うような気がしました。
花山) 誰もが今、生活に追われている。
    次号もそういった人たちに
    役立つものにしたいのだが…。
常子) ええ。

**********

美子) いいなあ。東堂先生のお宅、
    私も行きたかった。
鞠子) そうよね。抜け駆けして。
常子) ごめんね。急に思い立っちゃって。
君子) 先生は? お元気でした?
常子) …はい。お変わりなく。
鞠子) 旦那様は? どんな方だった?
常子) あ~お仕事に出てらして
    お会いできなかったの。
    でも、次はお会いできるかな。
美子・鞠子) えっ?
常子) あっ、次の日曜日にね、お招き頂い
    たの。よかったら、鞠子さんも美子さ
    んも是非って。空いてる?
鞠子) えっ、行きますとも。
美子) うんうんうん。


**********

このチヨとの再会が、
「あなたの暮し」の新企画へと
つながっていく事になるのです。


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


「社長」ではなく名前で呼ばせていたような史実
に基づいたエピソードこそ、話を膨らませ、見せ
てほしいところなのに。そういうところは何の説
明もなしで軽く流してみせるのが、西田流らしい。
あるいは、史実を改悪し、感じ悪いエピソードに
してしまうのが、この脚本家さんのすごいところ。

綾さんのモデルとなる人とは一緒に働くはずな
のに…。そこをあえて綾さんじゃなく、他の人を
雇ってみせるとは…常子の底意地の悪さを、そ
こまでして強調したいのか? また感じ悪いエピ
ソードをでっちあげるための道具として取ってお
くためなのか…。東堂先生もネタのために貶め
られそうだし…。常子の表情は相変わらずダメ
ダメだし…。もう…不愉快なエピソードが待って
いるとしか思えないという残念な予感しかない。

東堂先生の中の人、はいりさんも、せっかく「と
と姉ちゃん」とあの雑誌の出演で浄化されたか
と思ったのに、また出演させられて…としか思
えず…。ダメージが少ないうちに退場できます
ように! ただひたすらに、それだけが…心配。


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