日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc
日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、
ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「日々のダダ漏れ」は、感動したもの、面白いもの、美味しいも
の、私が好きなもの等を、勝手気ままに綴るお気楽ブログです♪

ドラマの記事につきましては、期待しているドラマの初回の紹介、
ドラマの中で私が好きなセリフ、シーンを記憶に残すために書い
ています。基本的に、面白いと思ったものを、お勧めのドラマに
ついて、自由気ままに書いていますので、面白いと思った回だけ
を単発で書いたりすることもあります。記事のスタイルは、まだ
まだ模索中なので大きく変更する事も。ご了承下さい(*^。^*)
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「とと姉ちゃん」 第153
第26週 「花山、常子に礼を言う」
重版出来!戦争特集号が100万部越え!の巻


読者からの戦争体験談を募集して、
ふたつきがたった頃…


常子) いい加減になさって下さい!
    ご家族も社員もみんな、心の底から心配
    している事をもっと真摯に受け止めて下
    さい! 花山さんのお体は花山さんだけ
    のものではないんです! 部下を信じて
    任せる事も、上に立つ者の立派な責任
    なんじゃありませんか?
花山) はぁ…分かった!
常子) でしたら、
    ご自宅に戻って頂けるんですね?
花山) (頷く)

**********

美子) どれも、あの頃の風景がよみがえる
    ような、胸が締めつけられる、文章ば
    かりでした。
常子) 編集会議の内容は、もちろんお伝え
    しますし、全ての原稿はお宅にお持ち
    して、最終確認はこれまでどおり、花
    山さんにお願いするつもりです。
花山) うちに来るなんて
    君たちが大変じゃないか。
常子) 平気です。
    花山さんが納得されるまで、何度でも、
    ご自宅と会社を往復する覚悟です。
花山) そうか…。それにしても、よくこれだけ
    集まったものだ。できればここにある全
    部を雑誌に載せたいくらいだな。
扇田) アハハ!
常子) だったらそうしましょう。思い切って、
    2世紀第32号をまるまる1冊、戦争の
    記事だけで作るのはいかがですか?
水田) 読者の皆さんが送って下さった、戦争
    体験がこれだけあれば、できますよね。
美子) 「あなたの暮し」まるまる1冊、一つの
    テーマだけで作るなんて、今までやっ
    た事ないわね。
扇田) 俺読みてえです。
島倉) しかし…戦争特集なんて、「あなたの
    暮し」らしくないんじゃないでしょうか?
花山) もちろんそれは分かっている。読者
    からの反発の声もあるかもしれない。
    それでもこれは、価値のある事だと私
    は思うよ。


**********

常子たちは、
戦争特集号の編集作業に、
今まで以上に没頭しました。

送られてきた戦争体験談を、
一つ一つ丁寧に確認するとともに、
写真などの資料を集め、
当時を知らない人々にも伝わるよ
うに記事を作っていったのです。

しかし、花山は体調を崩す事が多くなり、
入退院を繰り返すようになっていました。


**********

ふたつきがたち、
8月15日、戦争中の暮らしを特集した
最新号は発売されました。

水田) 随分と、落ち着いていますね。
    いつもなら、跳びはねて、喜ぶのに。
常子) ん~…今号に関しては、正直受け入
    れて頂けるか不安もあったので、喜び
    というよりは、安堵の方が大きくて。
水田) 僕もです。
美子) 私も。
たまき) 常子さん。
常子) ん?
たまき) 今、読者の方から、「これこそ後世に
     残したい雑誌だ」、なんてお声が。
水田) お~。
美子) それこそ、花山さんが望んだ事よね。
    「我々の雑誌は、使い捨てにしたくない」
    って。ずっとおっしゃってらしたから。
常子) そうね。


**********

戦争特集号は、過去のどの号よりも
早く売り切れる事となり、
ついに、「あなたの暮し」は、100万部
を超える発行部数を達成したのです。


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


結局、勤務体制を見直したのは、花山のため
だった…という事でいいのかしら~? フフフ。

今日の一番のポイントは、ようやく、今頃になっ
て(まあ、とと姉ではいつもの事なんだけど…)、
鞠子が仕事を手伝わせてもらえたってところ?
だって、綾といい鞠子といい、本来使えるはず
の人材を、常子が敢えて、意図的に避けていた
としか思えなかったから…。優秀な(ぶっちゃけ
ていうと、自分より綺麗な人)をそばに置いてお
いてしまうと、ヒロインが霞んでしまうからね~。

モチーフとなった本のほうは…読者から送られ
てきた文章を、なるべくいかして載せていたは
ずなのだけれど…。さすが改悪の王様! 西田
脚本では、全て、花山の色に染めて出版された
ようで…。直されて、直されて、また直されて…
花山がいなくなったら、即潰れそうな会社だ…。

戦争が絡むと、得意のナレーションにつぐナレ
ーション&電動紙芝居で済ませるのが西田流。
不快な演技を見せられるよりはマシだけど…。

せっかくの重版出来でも、まったく心が動かな
い。某ドラマでは、毎回、心が揺さぶられ、涙し
ていたというのに…。つくづく残念なドラマだ…。

今、視聴者の方から、「これこそ絶対に後世に
残したくないドラマだ」、なんてお声が…あった
りして…。再利用(再放送)はしないでほしいよ。


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「てるてる家族」 第137回

冬子(石原さとみ)が東京の夏子(上原多香子)
のアパートにやって来る。夏子に直接、「紅白」
出場おめでとうと言うためと、照子(浅野ゆう子)
にシャトーの改装の話をするためだ。すき焼き
を囲んだ夕食の席で照子は、冬子と一緒に明
日大阪に帰ると言い出す。もう夏子は一人で大
丈夫だから、大みそかの「紅白」は大阪の家族
みんなでテレビで応援したいと言うのだ。結局
冬子は、照子に店の改装話を切り出せぬまま
年の瀬を迎える…。

**********

年末が近づいたある日、
私は東京にやって来ました。

シャトーを、
パン屋にしたいという話を、
お母ちゃんにするためです。


照子) 冬子!
冬子) お母ちゃ~ん!
照子) あんた元気にしてたか?
冬子) 元気やで! 元気そやねえ。
照子) そら元気や! もう…。
夏子) 冬ちゃん。さあ、早よゆっくりしい。
照子) そやそやそや。しんどかったやろ?
    はい、座り、そこ。ねっ?
冬子) ありがとう。
照子) ありがとうね。はい。
冬子) はあ~! ここが東京の部屋か~!
    はあ~! あっ、夏子姉ちゃん。
夏子) ん?
冬子) ほんまにおめでとう。
夏子) ありがとう。
冬子) あんな、お祝い、
    何にしよかて思てんけど…。
夏子) 要らんてそんな…。
冬子) いや、あんな。
夏子) うん。
冬子) これ、私が焼いたパンやねん。
    今うちで作ってるパン。
夏子) へえ~!
    これ、みんな冬ちゃん考えたん?
冬子) みんなで考えてん。
夏子) ありがとう。
    何よりの、プレゼントやわ。
冬子) さあ、食べて! なっ!
    どない?
夏子) うん。おいしい!
冬子) それな、チョコレートデーニッシュ。
    それ私が考えてん。
夏子) 東京で食べる冬ちゃんのパンは、
    ほんまにおいしいわ。
冬子) さっ、もっと食べて! なっ!
     こっちもおいしいで。
夏子) これ何?
冬子) ミートデーニッシュ。これおいしいで。


**********

照子) ほな夏子。
    「紅白」出場、おめでとうさん。
冬子) おめでとうさん!
夏子) ありがとう。
照子) ほな、食べよか。はい!
一同) 頂きます!
冬子) けどほんま夢みたいやなあ。
    みんなもそう言うてるで。
夏子) 私もそう思うわ。ほんまに
    お母ちゃんと苦労したから…。
照子) 苦労したんは…夏子や。
    そや、冬子。
冬子) ん?

照子) あんた私に何か話がある
    言うてたの、何?
冬子) あっ…うん…。
    まあ、そら後でええわ。うん。
照子) 明日帰るんやろ?
冬子) うん。お店ほっとかれへんしな。
照子) ちょうどええわ。お母ちゃんも明日、
    あんたと一緒に大阪帰る。
夏子) えっ?
冬子) えっ?
照子) ここ引き揚げる。夏子はもう、
    お母ちゃんがおらへんかっても
    大丈夫や。
夏子) お母ちゃん…?
照子) 夏子。大みそかはあんた一人で行き。
    斉藤さんや青田社長さんがいてくれ
    はるから、心配いらへんて。
夏子) お母ちゃんは、行かへんの?
照子) 行かへん。お母ちゃんは大阪で、みん
    なと一緒に、夏子をテレビで、見てる。
    それがお母ちゃんの夢やったんや。
    「紅白」に出んのは夏子…
    あんたが実力で、あそこに出んねん。
    それを家族みんなで応援できる。
    こんな幸せな事はあらへんわ。
    お母ちゃんは…あんたの家族として、
    みんなで一緒に大阪で…
    大みそか迎えたいんや。ええやろ?
    そうさしてもろてもええね?
夏子) うん…。分かった。そう言うんや
    ないかて、私も思ててん。
    …ありがとう。
照子) 夏子。これからは、応援してくれる人
    みんなに夢をあげてくんや。ねっ?
    お母ちゃんもう十分や。お母ちゃんは
    明日から冬子と一緒に、家族の方に
    回るわ。


**********

夏子) 冬ちゃん、もう寝た?
冬子) ううん。まだ。
    あっ、また寝られへんの?
    羊数えたげよか?
夏子) 冬ちゃん…。ほんまに、ありがとう。
冬子) …何が?
夏子) 私な…ここまで、頑張れたんは…
    冬ちゃんのおかげやねん。
冬子) えっ、どういう事?
夏子) 前に…仕事が、ほんまに嫌になって…
    撮影所抜け出して…。あの時、偶然見つ
    けて食べた、冬ちゃんのてるてるパン。
    あの味が、忘れられへんねん。
    あれがなかったら…私…
    今頃どうしてたか分からへん…。
冬子) 私もや…。
    その話聞いて、ほんまにうれしかった。
    それがあったから、パン屋になろうたん
    かも分からへん。
夏子) 宝塚の…文化祭…。
    ほんまは…こっそり…私見に行ってん。
冬子) えっ、ほんま?
夏子) あの時も…仕事がつろうて…。歌は、
    いっこも売れへんし…仕事も減って…
    冬ちゃんの舞台見てたら…そんな事で
    悩んでる自分が…ちっちゃ思えた。
    冬ちゃんみたいにならなあかんて…。
    今…自分がいてる場所で…
    精一杯生きなあかんて…。
    冬ちゃんは…私にそう教えてくれてん。
    ありがとう。
    冬ちゃんに…私…ずっと憧れててん。
冬子) 夏子姉ちゃん…。ありがとう。
    その言葉…私の一生の宝物や。
夏子) 冬ちゃんは…私の宝物や。
冬子) ありがとう。ありがとう…。


結局私は、
お母ちゃんに、
お店の話をする事はできませんでした。

**********

そうこうするうちに、
大みそかは翌日に迫ってきました。


浪利) ハロー!
冬子) あっ、ローリー!
一同) ハロー!
浪利) いや~大掃除ですか?
冬子) そやで。あっ、明日お店休みやで。
    ローリーも「紅白」見てな。
浪利) もちろん見ますよ。僕もこれから、
    ライブハウスに歌いに行きますねん。
冬子) こんな暮れまで歌いに行くの?
浪利) はい。いつまで地球にいてられるか
    分かりませんからね。
辰造・春男・和人) えっ!?
浪利) えっ? ああ、皆さんには…。
冬子) あかん! あかん!
浪利) えっ…?
冬子) 何でもない! 何でもないね?
浪利) はい…。はい、はい…。
冬子) 何でもない! ごめん! ごめん!
    ちょっとごめん! ちょっとごめん!
浪利) ああ…。
冬子) あんた、まだ本気にしてんの?
浪利) 僕が人間でも、宇宙人でも、
    僕は、僕やないですか。
冬子) …はっ?
浪利) やっと僕は、気ぃ付きましてん。
    何で僕が、この星にやって来たのか…。
冬子) いや…あの…
    お願いやから、笑てしゃべって。
浪利) それは…この星のすばらしさを…
    宇宙に伝えるためやったんです。
    今思えば、昔、伝書バト飼うてたのも、
    こうして歌うてる事も、みんなそのため
    の手段やったんです。
冬子) …うん?
    いや、ハトは、宇宙まで飛ばれへんて。
浪利) 人の心は、必ず人に伝わります。
    思いやり…優しさ…愛!
    それがこの星の、美しさなんです!
    それを宇宙に伝えるために僕は
    やって来たんです!
和人) 何の話してんの?
浪利) 和ちゃん。ちょうどよかった…。
冬子) あっ、あかん! あかん!
    人にしゃべったらあかん!
浪利) ああ、和ちゃん…バイバ~イ!


**********

(お茶を飲む照子)
照子) はあ…それで? 話て何やの?
冬子) あんな、お母ちゃん。こんな時に
    何なんやけど…シャトーの事。
照子) …店がどないかしたんか?
冬子) やめたいねん。
    喫茶店やめて、パン屋にしたいねん。
    新しいパン屋、開きたいねん。
    …どない思う?
照子) シャトーでなくなるいう事か?
冬子) そう。そうしたいねんけど。
    …あかん?
照子) ええん違う?
冬子) えっ…? えっ、ほんま? えっ…?
照子) 改装するいう事やろ?
冬子) あ…うん…。
春男) ほんまにええのんか!?
    あの店シャトーやなくなるいう事やで?
照子) うん。ハハッ! 今更テレビジョンつき
    喫茶店いうたって誰も珍しがってくれ
    へんやないの。それよりも冬子。
    あんたのやりたいようにやりなさい。
冬子) お母ちゃん…ありがとう!
照子) ううん。それで、いつからそうすんの?
冬子) あっ…あんな、来年、年が明けたら、
    すぐにでも動きたいねんけど。
照子) ふ~ん。そしたらあれやね。
    明日がシャトーの打ち上げやね。
春男) ああ…。
照子) いや~。夏子が最後にテレビジョン
    つき喫茶店の幕を引いてくれるんや
    わ。これ以上のこの店の幕引きは、
    あらへんねえ。う~ん…。


**********

テレビジョンの見られる店、
喫茶店シャトーは、
お母ちゃんの作ったお城です。
そして明日、この小さいテレビに、
お母ちゃんの大きい夢が、
花開くのです。


**********

東京でも、お祝いはやっぱり「すき焼き」なのね。
岩田家の幸せの味は、すき焼きと…パンの味♪

夏子のイースト菌としての役目を果たした照子。
「紅白」は大阪で家族と一緒に応援したいと…。
照子も、親として成長してるんだなあとしみじみ。

冬子) 今…自分がいてる場所で…
    精一杯生きなあかんて…。
    冬ちゃんは…私にそう教えてくれてん。
    ありがとう。
    冬ちゃんに…私…ずっと憧れててん。
冬子) 夏子姉ちゃん…。ありがとう。
    その言葉…私の一生の宝物や。
夏子) 冬ちゃんは…私の宝物や。
冬子) ありがとう。ありがとう…。

冬子が知らないところで、冬子に救われていた
夏子のエピソードが冬子に語られ…。互いに互
いを「宝物」という姉妹愛に涙涙…。それを聞い
ている照子の気持ちにも同化してしまって涙…。

感動の涙のあとは、お笑い担当(?)ローリーの
屈託のない明るさに救われる。ローリーがどん
なにアホでも宇宙人でも、私もずっと好きだよ!

どうして自分がこの星にやってきたのか気付い
たと語るローリーは、やはりウルトラマンだった。

それは…この星のすばらしさを…
宇宙に伝えるためやったんです。
今思えば、昔、伝書バト飼うてたのも、
こうして歌うてる事も、
みんなそのための手段やったんです。

人の心は、必ず人に伝わります。
思いやり…優しさ…愛!
それがこの星の、美しさなんです!
それを宇宙に伝えるために
僕はやって来たんです!


伝書バトは…違うと思うけどね。それは…宇宙
じゃなくて、冬子に愛を伝えるための手段だっ
たけどね…そして…も伝わらなかったけど…w

シャトーをパン屋にしたいという冬子の提案は、
あっけないほどあっさりと、照子に認められ…。
娘たち以上に成長したのは…実は照子だった。
…というより、いろいろと満たされたのかもね♪


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「とと姉ちゃん」 第152
第26週 「花山、常子に礼を言う」
戦争中の「暮らし」の記録を残したい・・・の巻


花山) 戦争中のね、人々の暮らしの記録を
    記事にしたいんだ。
常子) 戦争…。
花山) ただの戦争の記録じゃない。名もない
    市井の人々が、どのような暮らしをして
    いたのか、戦争の記録を残したいんだ。
    歴史的な大きな事件ではなく、あの戦
    争の中での日々を残しておこうと。
美子) いつからそんな事を?
花山) 以前から探していたんだよ。「あなたの
    暮し」がこれからの世に、提案すべきも
    のは何なのか。
常子) それが、
    戦時中の暮らしの記録ですか?
花山) ああ。これからは世の中から忘れ去ら
    れないように、訴えていくのも、この雑誌
    の役割だと思ってね。あの戦争は、我々
    庶民の暮らしをメチャクチャにした。戦争
    の経過などは、正確な記録が残されて
    いるが、あの戦争の間、ただ黙々と歯を
    食いしばって生きてきた人たちが、何を
    食べ、何を着て、どんな風に暮らしてい
    たか。それについて具体的なことはほと
    んど残されていない。それを残したいん
    だ。私は、終戦を迎えたあの日以来ずっ
    と考えていた。もし、一人一人が、自分
    の暮らしを大切にしていたら、もし、守ら
    ねばならない幸せな家族との、豊かな暮
    らしがあったなら、あの戦争は起きなか
    ったのではないかとね。二度と戦争が起
    きぬように、あの戦争に関わってしまった
    人間として、戦後生まれの人にもきちん
    と伝えたいんだ。
常子) それで、広島へ…。
花山) ああ。だが、思うようにはいかなかった。
    つらい記憶だ。皆口が重くてね。戦争中
    の事は話したがらない。今さら蒸し返し
    てほしくないとも言われた。
美子) では取材は失敗ですか?
花山) また行くさ。来週にでも。
美子) 来週?
花山) 1週間もあれば退院できるだろう。
美子) 退院できたからといって、病気が
    治った訳ではないんですよ。
花山) 治るまで待ってはおれん。
美子) でしたら、花山さんの代わりに私が。
花山) 駄目だ!
    従軍経験がある私でなくてはできん!
    じかに人々の声を聞いて記事にして
    みたいんだよ!
茜) いい加減にしてよ、お父さん!
  こんなに皆さんが心配して下さってる
  のに、どうして分からないの?
  お父さんはもう年なのよ。
  お仕事よりも、お体をもっと大事にして。
三枝子) 私も茜に賛成です。もし今度倒れ
      たらと思うと、私も生きた心地はし
      ません。お願いします。
      どうかお考え直し下さい。
花山) 死んでも構わん。私は死ぬ瞬間まで
    編集者でありたい。その瞬間まで、取
    材し、写真を撮り、原稿を書き、校正
    のペンで指を赤く汚している、現役の
    編集者でありたいんだ!
    常子さん。君なら分かるだろう!
常子) 私は…取材に賛成する事はできませ
    ん。奥様や茜さんが反対してらっしゃ
    るのに、認める訳にはいきません。
三枝子) 常子さん、ありがとうございます。
茜) ありがとうございます。
常子) いえ…。


**********

常子) 「あなたの暮し」で、戦時中の暮らしに
    ついて書いて下さいと、読者の方から
    募集するのはいかがでしょうか?
美子) 募集?
常子) そう。原稿用紙1枚でも、それよりも短
    くたっていいんです。皆さんが書いて下
    さったものをまとめる事ができたら…。
水田) あっ、それなら、取材に出向かずとも、
    多くの声を集める事ができますよね。
花山) だが、本当にそれで、
    質の高い記事に?
常子) 読者を、信じてみませんか? 商品試験
    の時も、信じて応援して下さったんです。
    新しい雑誌が日々生まれる中で、買い
    続けて下さっているような方々です。
    我々の思いに共感して、戦時中の暮ら
    しについて、ありのままに語って下さる
    はずです。奥様と茜さんは、いかがでし
    ょうか? これだと、花山さんのお体に
    負担をかけず、記事を作る事ができると
    思うんですが。
三枝子) ご配慮、ありがとうございます。
茜) ありがとうございます。
常子) 花山さんは…いかがです?
花山) 募集文は私に書かせてくれ。
常子) はい。

**********

花山) 「その戦争は、昭和16年に始まり、昭和
    20年に終わりました。それは、言語に絶
    する暮らしでした。その言語に絶する明
    け暮れのなかに、人たちはやっと、ぎりぎ
    り生きてきました。親兄弟、夫や子、大事
    な人を失い、そして青春を失い、それでも
    生きてきました。そして昭和20年8月15日、
    戦争はすみました。まるでうそみたいで、
    バカみたいでした。それから28年がたっ
    て、あの苦しかった思い出は、一片の灰
    のように、人たちの心の底ふかくに沈ん
    でしまってどこにも残っていません。いつ
    でも戦争の記録というものはそういうもの
    なのです。あの忌まわしくて虚しかった、
    戦争の頃の「暮らし」の記録を、私たちは
    残したいのです。あの頃まだ生まれてい
    なかった人たちに、戦争を知ってもらいた
    くて、貧しい一冊を残したいのです。もう
    二度と、戦争をしない世の中にしていくた
    めに。もう二度とだまされないように。どん
    な短い文章でも構いません。ペンをとり、
    私たちの元へ、お届けください」。

**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


とと姉ちゃんの脚本家がゲストの「スタジオパー
クからこんにちは」を見てしまって、ドラマに期待
できるものは何もないと再確認してしまったので、
感想を書く気力もなくなってしまったのだけれど。

まるでうそみたいで、バカみたいでした。

花山の書いた募集文の中の、まるでうそみたい
で、バカみたいなこの一文が気になって…。モチ
―フにされている本物の文章を探してみたら…
やっぱりこんな文章はなくて。本当につまらない
余計な事を付け加えてダメにする天才だなと…。
「貧しい一冊」という表現も、何だかなあと思うし。
本当に脚本家が選ぶ言葉のセンスが悪すぎる。

参考にしているはずの、「戦争中の暮しの記録」
の制作秘話の記事があるのでこちらをどうぞ↓
「戦争中の暮しの記録」制作秘話―「暮しの手帖」の戦後70年

本物の募集文が載っていたので、ご紹介。

戦争中の暮しの記録を募ります

戦争が終って、やがて二十二年になります。戦
争中の、あの暗く、苦しく、みじめであった私た
ちの明け暮れの思い出もしだいにうすれてゆこ
うとしています。おなじ戦争中の記録にしても、
特別な人、あるいは大きな事件などについては、
くわしく正確なものが残されることでしょう。しか
し、名もない一般の庶民が、あの戦争のあいだ、
どんなふうに生きてきたか、その具体的な事実
は、一見平凡なだけに、このままでは、おそらく
散り散りに消えてしまって、何も残らないことに
なってしまいそうです。暮しの手帖が、敢えてこ
こにひろく戦争中の暮しの記録を募るのは、そ
れを惜しむからに外なりません。ふたたび戦争
をくり返さないためにも、あの暗くみじめな思い
を、私たちにつづく世代に、二度とくり返させな
いためにも、いまこの記録を残しておくことは、
こんどの戦争を生きてきたものの義務だとおも
うからです。ふるってご応募下さるようおねがい
申し上げます。

あくまで…「とと姉ちゃん」は、フィクションだから。
「暮しの手帖」に、ものすご~く似ているけれど、
全く関係のない、一緒にされたら心底大迷惑な、
フィクションですから!! ホント、迷惑な話(怒)。

本物は、これからもずっと残していかなければ
いけない本だと思う。この本を知ってもらえるな
ら、「とと姉ちゃん」も少しは役に立つかも…w

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「『とと姉ちゃん』とあの雑誌」の中でも、「戦争中
の暮しの記録」のエピソードが紹介されていたの
で、こちらの記事も、よかったらどうぞ~。↓
「とと姉ちゃん」とあの雑誌 (3)~商品テストと「戦争中の暮しの記録」~


「とと姉ちゃん」関連ブログはこちらから↓
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