「独身貴族」第3話~独身貴族に終止符!?縮まっていく二人の距離 | 日々のダダ漏れ

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「独身貴族」

日々のダダ漏れ-独身貴族

第3話
独身貴族に終止符!?
縮まっていく二人の距離


結婚とは、
熱病とは逆に、
発熱で始まり悪寒で終わる。

ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク


**********

守) 進、パーソナルスペースという言葉を知ってるか?
進) 何?
守) 人は他人と接触する時に、無意識のうちに物理的
  な距離を置き、個人空間を守ろうとする。アメリカの
  文化人類学者のエドワード・ホールは、こ
の空間の
  ことを、パーソナルスペースと言った。ちなみにこの
  パーソナルスペースは、性別や民族によってその
  距離は異なるとされており、例えばフィンランドやス
  ウェーデンのような北欧の国では、バス停でバスを
  待つ時、隣の人の間隔を数メートル空けているらし
  い。ちなみに僕のパーソナルスペースは北欧人の
  さらに倍だ。


**********

守) この主人公は、身を焦がすような恋で自分を失っ
  ている。自分を見失うほどの恋をしている。
  そうだよね?
ゆき) はい、そうです。
守) 自分を失ってしまうほどの恋。
ゆき) それが何か?
守) それをどう思う?
ゆき) う~ん、素敵だと思いますけど。素晴らしい事じ
   ゃないですか。そんなに人を好きになれるなんて。
   あっ、冷蔵庫開けますね。
守) ある科学者はこう言っている。
  恋愛をしてる状況は、肉体的に言えば、40度の高熱
  を発している状態と全く同じだ。つまり、冷静な判断
  をとても出来る状況ではない。心が病気になってい
  るんだ。さらに言えば、そんな時に最も冷静な判断
  が必要な結婚というものを決めるのは、実に愚かし
  いことだ。それはまるで、40度の高熱にうなされてる
  時に、高額物件である家を買うようなものだと。
  27ページの17行目。
ゆき) 社長は、
    そんなこと言ってるから、結婚できないんですよ。
守) ああ、一生結婚しないでいいことを願うね。もし仮
  に書類上結婚したとしても、一緒に暮らすのは不可
  能だ。そうなった場合、向いか隣の部屋を借りて住
  んでほしいし、できれば別のマンションに願いたい。
  僕は、誰かが僕のパーソナルスペースを侵すのは
  絶対に耐えられない。
ゆき) はあ。

**********

進) どこが好きなの?
ゆき) う~ん、うまく説明できないんですけど、時どき
    ありません? ある本や、ある音楽や、ある映画
    を観た後に、なぜか頭の中で、1週間、1か月、
    そのことばかり思い出して、何だか離れなくなっ
    ちゃうような、そんなことって。
    「あじさい」って、そんな映画なんです。
進) ふ~ん。でもおかしくないか? 
  映画なんて所詮・・・

**********

進) ガキの頃から、親戚はみんな口を揃えて、星野
  家のスターは兄貴じゃなくて、俺だと言った。会社
  を支えているのも俺だってね。けど、それは違う。
  みんなわかってないんだよ。会社を支えてるのは
  いつだって兄貴だ。結局、俺は何一つ兄貴にかな
  うことなんてないんだよ。親父だけはそのことに気
  づいていた。だから兄貴だけを可愛がって、自分
  の跡を継がせたんだ。
  なんてね。信じた? 信じたでしょ?
  女を口説く時に一番効果的な方法知ってる?
  意外性なのよ、意外性。さっきまでふざけたことを
  言ってた奴が急に真面目な話をするとね、もうほ
  ぼ確実だね。へへ。どう? キュンとした?


**********

お話にはそれほど面白みを感じてはいないのだけ
れど、ドラマの中で語られる哲学や、心理学の薀蓄
のほうに興味があるというか、面白くて観ている感じ。
今回も「パーソナルスペース」が、もの凄く個人的に
ツボ!これ、本当に個人差があるんですよね。心理
学の実験に参加したことがありますが、目の前に人
が来ても平気な人もいれば、5メートル以上離れて
いても、距離が近いと感じる人もいたりして。好意が
あれば近づかれても平気、いえ、それが嬉しかった
りするけど、嫌いな人には側に寄ってほしくないとい
う、実にわかりやすく、人間の体は正直というか・・・。

あれほど北欧人並みのパーソナルスペースを主張
していた守が、ゆきが自分に近い場所にいても気に
しないということは・・・って、誰でもわかることに本人
は気づかない、というベタなお話だけど、わかりやす
くて好きです。恋が40度以上の高熱を発している状
態と同じだというなら、なるほど、熱を出したことがな
い人もいるように、恋がわからない人がいても、不思
議じゃない。40度以上の熱ってそうそう出ないし~w
熱だけならいいけど、インフルエンザは嫌かも~(体
が痛いから)。なんて思うようじゃ、私も恋はできない
体質なのかもしれない・・・と、またも脱線した思考に
陥るという、それが楽しくて観ている・・・のかも(*^^)v


「独身貴族」関連ブログ↓
第1話~なぜ僕が結婚しないのか?その理由を教えましょう
第2話~一夜限りのシンデレラ!!恋に落ちた独身貴族
第3話~独身貴族に終止符!?縮まっていく二人の距離
第5話~もう恋なんてしないと決めた夜・・・
第6話~動き出した恋・・・僕は結婚します。
第7話~涙のプロポーズ
第8話~彼女に僕ができる事・・・最後の選択
第9話~もう戻れない・・・痛む恋の傷あと
第10話~さようなら・・・それぞれの選択
第11話~恋の結末

●「独身貴族」HP


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