ごちそうさん(36)~魔法の水と気になるあいびき | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ごちそうさん 第36回
「こんぶね~しょん」
~魔法の水と気になるあいびき


め以子) お静さんは、お姉さんのおつい、知ってま
     すよね? 私が来る前は、お姉さんが毎日
     おつい、作ってたんですよね?
静) ううん、おなごし。
め以子) けど、一緒に台所立ってたことも、ありま
     すよね? 昔は。
静) むか~しなあ。
め以子) はい。
静) 一緒に、だんご作ったことあってなあ。
め以子) はい!
静) だんご丸めて、
  2人きな粉の上にコロコロ転がしとってん。
め以子) はい!
静) ほな、お静さんはだんご転がすのお上手でん
  なあ。うちの父転がすのなんか簡単でしたやろ
  って、言われてなあ・・・。
め以子) ・・・はい。
静) うちはな、あの人にせがまれてせがまれて、
  この家に入ってんでぇ!
め以子) あの、お静さん、昆布のこと・・・。
静) あの人が、こども・・・

**********

(回想)
静) けど、和枝ちゃんは、
  昆布しか使てなかった気ぃするわ。
め以子) えっ?
静) カツ節とか煮干しとか、
  全然使てなかったんとちゃうかな?


め以子) 昆布だけで、
     と~っても美味しいおつい?
和枝) ・・・何や?
め以子) あっあ~毎日毎日、
     どこにいらしてるのかな~って。
和枝) あいびきや。
め以子) へえ~。・・・ええっ!? すいません、
     すいません。いってらっしゃいませ。


**********

定吉) そら、ものごっつぅええ昆布使てはったんちゃ
    うかな。これなんか、山出ん中でも、元ぞろえ
    いうてな、料亭なんかに卸しとるやつやけど。
め以子) これ、いくらするんですか?
定吉) これで、1円50銭。
め以子) えっ!?
     そんなの普通のうちじゃ、使えないですよ。
定吉) けど、結構な旧家なんやろ?お嬢はんとこ。
め以子) でも、そんなにお金のあるおうちじゃない
     みたいだし・・・。


**********

大村) 合わせ梁の図面、
    あれ一体どういうつもりや?
悠太郎) あきませんでした?
大村) えらい恥かいたわ。しかも、わしの名前勝手
    に入れやがって。嫌がらせにも程があるやろ。
悠太郎) 大村さんのを参考にして、僕なりにやって
     みたんですけど。木造、やっぱり向いてな
     いんでしょうか?
大村) あんな、わしと一緒にやったかて、得になら
    んで。公共建築で木造はこれから確実に下
    火になるしやな。
悠太郎) 僕の夢は、安全な街を造ることなんです。
     頑丈な街を。もちろん、コンクリートで造れ
     るにこしたことはないですけど、現実には、
     お金も人も、足りひん訳で。その中で、少
     しでも夢に近づこうと思うんやったら、僕は
     木造と、正面から向かい合うべきなんです。
     木造でも、安全に対してとれる措置を、追
     求していくべきなんです。
大村) ほんであの、合わせ梁か。
悠太郎) はい。
大村) ほなまあ、せいぜい頑張ってくれや。わしか
    て、造ったもん、壊れてほしないしな。
店主) へい、お待ち。
大村) おおきに。
悠太郎) おおきに。・・・何ですか? これ。
大村) これか? これはな、魔法の酒や。
    飲んでみい。ハハハハハッ。

**********

悠太郎) ただいま戻りましたよ~。
め以子) あ、お、おかえりなさい。だ、大丈夫?
     えっ、何持って帰ってきてんの?
悠太郎) 魔法の水や。
め以子) えっ?
悠太郎) 安酒のくせにな・・・
     上等酒に・・・化けよるんや。

(お酒に昆布をちぎって入れて・・・)
悠太郎) 昆布でな、上等酒になるんや。飲んで!
     め以子のために買うてきたんや。
め以子) うん。


**********

め以子) 安酒とか上等酒とか言われても、
     私よくわかんないのよね。

(昆布入りのお酒を口にして) ・・・ん!?

それ以来、め以子は、
ありとあらゆる試行錯誤を繰り返しまして・・・
ついに、ある方法に辿り着いたのでございます。

**********

め以子) 味・・・どうですか?
静) これ・・・一緒やで。
め以子) えっ・・・。
静) どうやったん?
め以子) 昆布にお酒を、さっと塗って、それを、小
     さな小さな火であぶって、それで、出汁を
     とったんです。
悠太郎) 西門の味やなあ。
希子) あの・・・ちい・・・
め以子) ち?
希子) ち・・・ちい姉ちゃん?
め以子) ちい姉ちゃん?
静) ああ。おっきい姉ちゃんはおるもんな。
希子) ごちそうさん・・・でした。
め以子) はい!

**********

和枝) あんさんは認めはったって事でっか? 
    わてが認めてへんあの人を勝手に姉と認め
    はったという事でっか? わかりました。ほな
    らわてはもう、あんさんを妹とは思いまへん
    から。
希子) うちが、間違うとりました。
和枝) 間違うてたって。
    これからどないしはんの?
希子) できるだけ、口、ききまへん。

**********

め以子) はい、お弁当。
悠太郎) 今日、何ですか?
め以子) な~んでしょ? いってらっしゃい
悠太郎) 行ってきます。
め以子) はい、希子ちゃん、行ってらっしゃい。
     お姉様、行ってらっしゃいませ。
和枝) お国なまり、直してくれはる?
め以子) はあ・・・。えっ、えっ? 私? 私が・・・。
     えっ・・・。けど、何か慣れてきたな。うん。

和枝のイケズにも、
段々と慣れていっため以子でございましたが・・・


静) これも頼むわ。
め以子) あっ、はい。
静) はい。
め以子) あ、あの。
静) ん?
め以子) 和枝さんの恋人って、
     どんな方なんですか?
静) えっ?
め以子) だって、
     毎日あいびきなさってるんでしょ?
静) ・・・・・・あんた何? その話。
め以子) えっ?
静) えっ?


(ホーホケキョ)

**********

うわぁああ! 姑の目が光った~~!!!(爆)
イイこと聞いちゃったわ~って感じのお静さん。
ま、普通、空気が読める新参者の嫁なら、そん
なことは軽々しく口にしないけど、なにせ、あの
め以子だから~。そんなにお金のあるおうちじゃ
ないみたいとサラッと口にしちゃうし。てことは、
昆布やらなんやらと、自分のお金で買ってる?
お父ちゃん、お母ちゃんに、お金をたくさん持た
せてもらってるのか? ご飯を炊くマキ代も自分
が出すと言ってたし。相手に渡す持参金じゃな
くて、まさに持参してきたお金があるってこと?
(・・・いやいや、考えない、考えちゃダメだ~w)

今日のツボは、酔っ払い悠太郎。酔っぱらって
も「ただいま戻りましたよ~」と上品な物言いが
カワイイ~♪ 「戻りましたよ~」って、いいかも。
め以子に魔法を教えるために、お酒を持って帰
ってくれるなんて、いい旦那だよ~、ホント!!

西門の味に辿り着いため以子をちい姉ちゃんと
呼んでくれた小動物希子ちゃんを襲う、大姉ちゃ
んの恫喝!! ガクガクブルブル。怖いよぉ~!
キングコブラに睨まれたモルモットのような・・・。
いや~め以子の100倍、希子ちゃんが気の毒で。


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