※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラ の「連載を始めるにあたって」を先にお読みください
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前回(第84話) の続きです。
「発病前のキャリア~発病~闘病~そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。
※なぜ闘病からお伝えしているかは、こちらへ
※これまでのお話の詳細は、目次1 、目次2 、目次3 へ
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(これまでのあらすじ)
1話~79話までのお話は、あらすじ1 、あらすじ2 、あらすじ3 、あらすじ4 、あらすじ5 をご覧ください。
そして、2002年12月、約1年4カ月の入院の後、退院。ココに 真っ先に立ち寄って。
階段も普通に上り下りできない位に、筋力・体力が低下した状態で(第81話) 、自宅療養が始まります。
しかし、それもつかの間、退院2カ月後2003年2月には、帯状疱疹で緊急再入院。(第82話) 。
その時、通常の3割の免疫力しかなかった私は、お薬を投与しても、帯状疱疹は悪化。もしも入院していなかったら、命が危ないところでした(第83話) 。
あの頃の事を思い出すと、改めて、当たり前の健康のありがたさが身にしみます・・・。(第84話)
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(今日のお話)
2003年2月、移植退院の2カ月後、帯状疱疹での緊急再入院のとき、私にとって、新たな衝撃がありました。
この時、入院したのは、白血病の治療・骨髄移植で入院していた病院が満床だったため、違う総合病院でした。
「帯状疱疹と言えども、緊急入院が必要!」と、白血病の主治医の判断があったため、ベッドに空きがあった その病院へ。(第82話)
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その病院は、血液内科はありましたが、私が入院した病室は、血液内科ではなく「総合内科」の病室。いろいろな病気の患者さんたちと一緒でした。
4人部屋の私以外の患者さんは、みな高齢者の方。
白血病は、比較的若い患者さんが多く、白血病で入院していた時は、20代~30代の患者さんがとても多かったので、同じ入院生活と言えども、全く異なる状況でした。
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一番印象的だったのは、看護師さんとの会話が、ちぐはぐになり、なかなか意思疎通ができない70~80歳くらいの患者さんでした。
全く話がかみ合わないかと思うと、ご家族と普通に会話ができる瞬間があったり、また次の瞬間、会話が噛み合わなかったり、、、。
老人福祉施設と病院を、あちこち渡り歩いていらっしゃるようでした。
介護の大変さを、ほんの少し垣間見た想いでした。
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幸い、私の母も、夫の両親も、元気でいてくれています。
しかし、”介護”と言う問題を抱えながら、過ごしていらっしゃる方々も、世の中には多くいらっしゃるんですよね。
つい、他人事のように感じてしまいがち。
でも、決して他人事じゃない。
この時の入院生活は、私に、それを感じさせてくれた経験でもありました。
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学生さんのキャリア教育 や 就職支援に携わる立場として、高齢化する日本の未来を担う”若者たち”を育てる役割があるのだと、改めて感じます。
これからも、心を込めて・・・
こちらへ つづく・・・
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【シリーズ目次】(同じウインドウで移動します)
【目次1】発病前のキャリア~緊急入院~無菌室での闘病
【目次2】移植するのかしないのか~右足の手術
【目次3】移植直前~骨髄移植~GVDH~退院
【あらすじ】(同じウインドウで移動します)
(あらすじ1)第1話~第45話
(あらすじ2)第46話~第54話
(あらすじ3)第55話~第62話
(あらすじ4)第63話~第72話
(あらすじ5)第73話~第79話
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【幸せな就職のための具体的スキル記事】
◆就活/転職FAQシリーズ(目次)
【働くを楽しむための記事】
■どんな仕事も楽しめる♪目次集【1~67話、番外編1~54】
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ハッピーに働いて、ハッピーに生きる。
幸せな就職へキャリアカウンセラー木村典子
※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。