※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラ の「連載を始めるにあたって」を先にお読みください
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前回(第82話) の続きです。
「発病前のキャリア~発病~闘病~そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。
※なぜ闘病からお伝えしているかは、こちらへ
※これまでのお話の詳細は、目次1 、目次2 、目次3 へ
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(これまでのあらすじ)
1話~79話までのお話は、あらすじ1 、あらすじ2 、あらすじ3 、あらすじ4 、あらすじ5 をご覧ください。
そして、2002年12月、約1年4カ月の入院生活から、ようやく漕ぎつけた退院の日、真っ先に立ち寄ったのは、ココ(第80話) でした。失っていた”選ぶ自由”を満喫した瞬間です。
しかしながら、せっかく退院したものの、二度の肺炎を経験した私は、階段も普通に上り下りできない位に、筋力・体力が低下していました(第81話) 。
一歩ずつ一歩ずつの自宅療養をしていたのも、つかの間、退院2カ月後2003年2月、帯状疱疹で緊急再入院となりました。(第82話)
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(今日のお話)
通常の免疫力であれば、帯状疱疹は大ごとではありません。通院治療で済むものです。
しかしながら、2003年2月当時の私は、移植後のGVHD(拒絶反応のようなもの)を押さえるため、免疫抑制剤を飲んでいて、薬で免疫を押さえている状態でした。
「即入院が必要!」との主治医の判断でしたが、白血病治療でお世話になったその病院は満床。
主治医の先生が、すぐに入院できる血液内科のある病院を見つけてくださり、その日に入院になりました。(第82話)
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すぐに、帯状疱疹のお薬の点滴が、開始されました。
早期の発見でしたので、そのまま順調に治ってくれるかと思われました。
しかし、、、
快方へ向かうどころか、入院後も、症状はどんどん悪化していきました。
その病院の担当となった医師が、私の元へ訪れて、こう言いました。
「ふつうなら、これで治っていく量の薬を投与しているのですが、、、、血液検査の結果を見ると、免疫力が通常の3割程度しかありません。」
「お薬の量を、増やします。」
・・・・・・・
もしも、入院していなかったら、一体どうなっていたのでしょう、、、。
「即入院が必要!」と判断してくれた移植の時の主治医に、命を救われました。
そして、すぐ入院できる血液内科があったからこそ、命を救われました。
そして、
もしも、抗がん剤治療をしていた入院中、無菌室 の中で、帯状疱疹にかかっていなければ、自宅療養中の自分のちょっとした変化に気づくことができなかったでしょう。
せっかくの骨髄移植 が無駄になってしまう所でした。
今ある命に、改めて感謝したいと思います。
すべての命は、
実は、あらゆる奇跡の賜物。
大切に、生きたいですね
こちらへ つづく・・・
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【シリーズ目次】(同じウインドウで移動します)
【目次1】発病前のキャリア~緊急入院~無菌室での闘病
【目次2】移植するのかしないのか~右足の手術
【目次3】移植直前~骨髄移植~GVDH~退院
【あらすじ】(同じウインドウで移動します)
(あらすじ1)第1話~第45話
(あらすじ2)第46話~第54話
(あらすじ3)第55話~第62話
(あらすじ4)第63話~第72話
(あらすじ5)第73話~第79話
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【幸せな就職のための具体的スキル記事】
◆就活/転職FAQシリーズ(目次)
【働くを楽しむための記事】
■どんな仕事も楽しめる♪目次集【1~67話、番外編1~54】
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ハッピーに働いて、ハッピーに生きる。
幸せな就職へキャリアカウンセラー木村典子
※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。