※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラ の「連載を始めるにあたって」を先にお読みください
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前回（第80話） の続きです。
「発病前のキャリア～発病～闘病～そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。
※なぜ闘病からお伝えしているかは、こちらへ
※これまでのお話の詳細は、目次１ 、目次２ 、目次３ へ
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（これまでのあらすじ）
１話～７９話までのお話は、あらすじ１ 、あらすじ２ 、あらすじ３ 、あらすじ４ 、あらすじ５ をご覧ください。
そして、２００２年１２月、クリスマスの直前、約１年４カ月の入院生活に、ようやくピリオド。退院の日を迎えました。
家へ向かう途中、真っ先に立ち寄ったのは、、、（第80話） 。
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（今日のお話）
２００２年１２月、クリスマス直前。
かれこれ１年４カ月間に渡る入院生活から、”正式に”退院し、「やった～！無事、退院！」・・・と、もろ手を挙げて喜びたいところでしたが、そうも行きませんでした
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移植後のGVHD（拒絶反応のようなもの）を抑えるため、免疫抑制剤と言うお薬を飲んでいて、まさに「免疫が抑制された」状態で、
白血球の”数は、正常値でも、まだまだ”赤ちゃん白血球”のため、敵と戦う力は弱々しい
ですので、人ごみは厳禁。お刺身などのナマモノも、ＮＧでした。
さらに、、、人の体力は、ここまで簡単に落ちるのかと思う位に、体力・筋力の落ち切った私がいました。
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退院前、肺炎が治った後に、ちゃんとリハビリしてました。
血液内科病棟の廊下を行ったり来たり、１日１０分間位、歩いたり、病棟にリハビリ用に設置されていたエアロバイクを、少しずつ時間を延ばしながら漕いだり。
そして、”１０分間なら、歩き続けられる自信”が、退院の時点で付いていました。
「近くのスーパーマーケットまで、歩いていくことはできるけど、買い物して帰ってこれない(笑)。」と、冗談まじりに言ったりしていました。
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しかし、
いざ、退院してみると、、、
”外の世界”は、思った以上に、難関でした。
（えっ！舗装された歩道でも、こんなに凸凹があったの！？）
（この道って、ゆるやかな上り坂だったのね！！）
歩く練習をしていた病院の廊下は、まっ平ら。アップダウンもなければ、凹凸も全くありません。
”ふつうの道”を歩くことが、こんなに大変だとは思いませんでした。
そして、、、
階段なんて、とてもじゃないけど上れない
片足ずつ、一歩ずつ、
ヨッコイショ！状態。
右足を一段上げて、その同じ段へ左足を、必死で上げる。
両足が、同じ段へ上がったら、一息ついてから、改めて、次の段へ右足を上げる・・・。
、、、日常生活に、支障をきたす程の体力の低下ぶりでした。
もしも、免疫力的に問題がなくとも、気軽に外出したり、仕事したりできる体力・筋力では無くなっていました。
白血病になる前は、こんなに忙しく働けていた とは、とても信じられない位に。
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「白血病からの社会復帰」として、闘病生活からお話した理由 の一つは、「なぜ、ここまで体力や筋力が落ちるのか」をお伝えするためでした。
特に私の場合は、
２００１年９月の緊急入院直後（第10話） と 骨髄移植後の２００２年１０月（第71話） 、二度、間質性肺炎にかかって、ベッド上から動けない安静状態があったので、余計にひどかったのかもしれません。
この後、ひどい体力の低下は、社会復帰するに当たって、大きな壁となって立ちはだかりました。
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もしも、今、あなたが、白血病闘病後、社会復帰に向けて、体力を整えている最中だったなら、どうぞ焦らないでください。
そして、安心してください。
１０分間しか歩けなくなっていた私が、階段が上れなくなっていた私が、今、こうしてキャリアコンサルタントとして、元気に働いていますから
こちらへ つづく・・・
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【シリーズ目次】
【目次１】発病前のキャリア～緊急入院～無菌室での闘病
【目次２】移植するのかしないのか～右足の手術
【目次３】移植直前～骨髄移植～GVDH～退院
【あらすじ】
（あらすじ１）第１話～第45話
（あらすじ２）第46話～第54話
（あらすじ3）第55話～第62話
（あらすじ４）第63話～第72話
（あらすじ５）第73話～第79話
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◆就活/転職ＦＡＱシリーズ（目次）
【働くを楽しむための記事】
■どんな仕事も楽しめる♪目次集【1～67話、番外編1～54】
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ハッピーに働いて、ハッピーに生きる。
幸せな就職へキャリアカウンセラー木村典子
※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。