◆白血病からの社会復帰71~移植後、最大の危機! | 幸せな就職転職・働く人生(キャリア)~大阪のキャリアコンサルタント木村典子

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就転職・仕事の悩み解決7000人以上、キャリア関連セミナー・研修の実績2000件以上。指導者レベルの国家資格1級キャリアコンサルティング技能士も所持し、5雇用形態と20職種・白血病克服のキャリアコンサルタント木村典子が、「幸せキャリア」のヒントを綴ります

幸せな就職~キャリアコンサルタント木村典子です♪

※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラの「シリーズ連載への想い」を先にお読みくださいひらめき電球

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前回(第70話)の続きです。

「発病前のキャリア~発病~闘病~そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。

※なぜ闘病からお伝えしているかは、こちらへ
※これまでのお話の詳細は、目次1 目次2目次3

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(これまでのあらすじ)

1話~66話まで
のお話は、あらすじ1あらすじ2あらすじ3へ。

2002年7月の骨髄移植後、最初の山場(第64話)を越え、白血球が上がってくると、今度はGVHD(拒絶反応のようなもの)との新たな闘いが始まりました。

一番よく出る反応の皮膚への反応が出て(第67話) 、その後、耳全体が水ぶくれで腫れあがりました。(第68話)

そんな症状の中、移植後約1か月を過ごした無菌室から、普通の個室へ移りました(第69話)

2002年10月、移植3カ月間ずっと、38度を超える高熱が、連日、出続けていましたが、「そろそろ退院」と言う言葉が主治医から出始めました。(第70話)

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(今日のお話)

「骨髄移植後は、順調に進めば3カ月くらいで退院。その後は、通院で自宅療養」と、聞いていました。

ちょうどその移植後3カ月、
2002年10月。

毎日上がり続ける高熱に、苦しんでいながらも、「退院音譜」と言う言葉に、心は軽くなっていきました。

ところが、、、
移植後は、波乱万丈。予想外の連続。

そうは問屋が卸しませんでした。

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8年経った今、どんな症状でそれが発見されたのか、もう覚えていません。

ただ覚えているのは、車いすでCT検査へ行ったこと。

熱が上がる前の震えるような寒気が、1~2時間続いた後、一気に38~39度に熱が上がる繰り返しだった中、CTの検査の順番が回ってきたのは、ちょうど震える寒気に襲われていた時でした。

車いすに乗って、毛布にくるまりながら、CT検査室まで看護師さんに運ばれていきました。

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検査結果を持って、主治医がベッドサイドに訪れて、私に告げたのは、一番恐れていたことでした。

「カリニ肺炎です。すぐに薬の投与を始めます。」

移植後の免疫力が低い状態の時に、感染のリスクがある生命に関わる肺炎の一つです。

「そろそろ退院」と言う言葉は、すーーーっと目の前から消え去っていきました。

退院どころではありません。
再び、生命の危機の到来です。

・・・・・・・・・

この頃のことを、こうして思い出していると、人生って、本当にいろいろあるけれど、命がかかった事じゃなければ、きっと大丈夫合格、、、そんな気がしてきました。

辛い想いをしたり、哀しい想いをしている時は、とてもそんな気にはなれないけれど、すべては命あってのこと。

「生きていることへの感謝の気持ち」は、もしかしたら、すべての負の感情をゆるめてくれる”特効薬”なのかもしれません。

こちらへつづく・・・

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【シリーズ目次】

【目次1】 発病前のキャリア~緊急入院~無菌室での闘病

【目次2】移植するのかしないのか~右足の手術

【目次3】骨髄移植直前~ 

【あらすじ】
(あらすじ1)第1話~第45話

(あらすじ2)第46話~第54話

(あらすじ3)第55話~第62話

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【幸せな就職のための具体的スキル記事】
◆就活/転職FAQシリーズ(目次)

【働くを楽しむための記事】
■どんな仕事も楽しめる♪目次集【1~67話、番外編1~54】

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幸せな就職~キャリアカウンセラー木村典子(のり)


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※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。