※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラの「シリーズ連載への想い」を先にお読みください
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前回(第70話)の続きです。
「発病前のキャリア~発病~闘病~そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。
※なぜ闘病からお伝えしているかは、こちらへ
※これまでのお話の詳細は、目次1 、目次2、目次3へ
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(これまでのあらすじ)
1話~66話までのお話は、あらすじ1 、あらすじ2 、あらすじ3へ。
2002年7月の骨髄移植後、最初の山場(第64話)を越え、白血球が上がってくると、今度はGVHD(拒絶反応のようなもの)との新たな闘いが始まりました。
一番よく出る反応の皮膚への反応が出て(第67話) 、その後、耳全体が水ぶくれで腫れあがりました。(第68話)
そんな症状の中、移植後約1か月を過ごした無菌室から、普通の個室へ移りました(第69話)。
2002年10月、移植3カ月間ずっと、38度を超える高熱が、連日、出続けていましたが、「そろそろ退院」と言う言葉が主治医から出始めました。(第70話)
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(今日のお話)
「骨髄移植後は、順調に進めば3カ月くらいで退院。その後は、通院で自宅療養」と、聞いていました。
ちょうどその移植後3カ月、
2002年10月。
毎日上がり続ける高熱に、苦しんでいながらも、「退院
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ところが、、、
移植後は、波乱万丈。予想外の連続。
そうは問屋が卸しませんでした。
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8年経った今、どんな症状でそれが発見されたのか、もう覚えていません。
ただ覚えているのは、車いすでCT検査へ行ったこと。
熱が上がる前の震えるような寒気が、1~2時間続いた後、一気に38~39度に熱が上がる繰り返しだった中、CTの検査の順番が回ってきたのは、ちょうど震える寒気に襲われていた時でした。
車いすに乗って、毛布にくるまりながら、CT検査室まで看護師さんに運ばれていきました。
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検査結果を持って、主治医がベッドサイドに訪れて、私に告げたのは、一番恐れていたことでした。
「カリニ肺炎です。すぐに薬の投与を始めます。」
移植後の免疫力が低い状態の時に、感染のリスクがある生命に関わる肺炎の一つです。
「そろそろ退院」と言う言葉は、すーーーっと目の前から消え去っていきました。
退院どころではありません。
再び、生命の危機の到来です。
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この頃のことを、こうして思い出していると、人生って、本当にいろいろあるけれど、命がかかった事じゃなければ、きっと大丈夫
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辛い想いをしたり、哀しい想いをしている時は、とてもそんな気にはなれないけれど、すべては命あってのこと。
「生きていることへの感謝の気持ち」は、もしかしたら、すべての負の感情をゆるめてくれる”特効薬”なのかもしれません。
こちらへつづく・・・
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【シリーズ目次】
【目次1】 発病前のキャリア~緊急入院~無菌室での闘病
【目次2】移植するのかしないのか~右足の手術
【目次3】骨髄移植直前~
【あらすじ】
(あらすじ1)第1話~第45話
(あらすじ2)第46話~第54話
(あらすじ3)第55話~第62話
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【幸せな就職のための具体的スキル記事】
◆就活/転職FAQシリーズ(目次)
【働くを楽しむための記事】
■どんな仕事も楽しめる♪目次集【1~67話、番外編1~54】
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幸せな就職~キャリアカウンセラー木村典子(のり)
※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。