お墓の外観を綺麗に保つ方法 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

富山・石川でお墓の購入を考えてる方
関東や都市部、その他の地域で墓地を購入しようとしてる方、
お墓の営業マンならではのアドバイスをいたします。
気軽にお問い合わせしてください。

お墓の外観を綺麗に保つ方法



一生に一度しか建てないお墓をずっと綺麗なままで外観を保つために注意する事をまとめました。

  • 風化に強い石材を使用し、水の侵入を防ぐ構造
  • 正しいお掃除
  • 効果的なコーティング


お墓には風化に強い石材を使用し、カロートと外柵の構造をしっかりしたものにする



なんといっても吸水率が低く風化に強い石を使う事です。石材の試験結果で同じような数値でも実際には優劣がハッキリと分かる事があります。

特に中国材はどれも同じような試験結果が出ていますが、吸水したあとの水はけなどが違います。吸水率は同じくらいの数値でも早く乾く石となかなか乾かない石があります。どちらの石を使えばいいのかはお分かりでしょう。

考えなければならないのは予算内でどの石を選ぶかです。価格帯別に考えてみましょう。

本碑を国産材で選ぶ



[和墓・洋墓・デザイン墓]
本碑 外柵
大島特級(愛媛) 大島二級(一級でも)、真壁など
紀山 (福島) 真壁中目(小目でも)、稲田など
真壁小目(茨城) 真壁中目(小目でも)
万成 (岡山) 国産材その他

国産材で文句なしでお勧めなのは「大島」です。硬度が高く吸水率も低くく、数十年たっても色あせしないのは驚異と言ってもいいでしょう。ただ大島の特級は価格も高価でお墓の大きな地域ではとても使用出来ません。

そのつぎが紀山です。この石は採石されたのが1982年と歴史が浅いのですが、大島同様長く美しい外観を保ってくれます。丁場が新しいので安定した供給が得られます。

関東で白御影石と言えば真壁です。県内でも40年くらい前から使用されていますが、表面を触ってもツルツルです。そして何と言っても色が段々上がっていくのが真壁で青みを帯びてきます。このような石は中国には見られません。

デザイン墓なら万成もいいでしょう。万成を使用した場合は外柵に使用する石はどうしてもG663やG634(中国)のようなピンク系の石が多く使われる場合があります。

本碑をインド材で選ぶ



[和墓・洋墓・デザイン墓]

本碑 外柵
クンナム・M-1 銀河・アーバングレー
銀河 銀河・アーバングレー
アーバングレー 銀河・アーバングレーその他
ニューインペリアルレッド銀河・アーバングレーその他
マハマブルー 銀河・アーバングレーその他

とにかく硬くて吸水率が低いのがインド材の特徴です。どの石を使用しても外れはありません。しかし色目の濃いものや美しいものは国産石よりも高価なものもあります。

黒い石の場合は高品質なものを使用したほうがいいです。クンナム以外であれば黒い石は使わないほうが良いくらいです。

真っ赤な石はニューインペリアルレッドが代表で深紅のものはとても綺麗です。洋墓やデザイン墓によく使用されます。

アーバングレーはとてもコストパフォーマンスがよく、国産の安い石を使うくらいならこの石を使った方がいいです。

本碑を中国材で選ぶ



[和墓・洋墓・デザイン墓];

本碑 外柵
AG98 AG98、G623
G663 G663、G635

お墓が大きい地域では中国材が多く使われています。おすすめはAG98、ピンク系ならG663です。

山西黒G654なども多く使われていますが、外観を長い間綺麗に保つという意図からは反しますので推奨はいたしません。

水の侵入を防ぐ構造



カロートに水が侵入しないような構造が望ましいです。繋ぎがない大きな石を使用する事になるのでコストはかかりますが将来の修理の心配はありません。設計図を見ただけではなかなか分からないとは思いますが気になる点は石材店に詳しく聞いてください。

地上カロートの場合はカロートの天板にあたる部分が繋ぎが無い事が絶対条件です。

全優石の第17回デザインコンテスト

↑ こちらを御覧ください。全優石が毎年行ってるお墓のデザインコンテストです。

ニューデザイン大賞のお墓ですが、カロートの上の天板(ブーツの下の石)が半分で繋がれています。水の侵入の対策はしてあるとは思いますが、この石は繋がないで一枚の大きな石を使用するのが望ましいです。

正しいお掃除



これだけ記事を書いてて「お墓の掃除の仕方」を書いておりませんでした。すいません。

使用する物
タオル スポンジ(裏面にスコッチブライトがついていないもの)

必要な物
大量の水

これだけです。亀の子タワシは使用しないほうがいいです。
お墓を拭く場合は必ず濡れたタオルを使用するかお墓を水で濡らしてから拭いてください。お墓の表面は大気中の無機物質などで汚れていますので乾拭きは厳禁です。

もし水垢やカビがついていたら石材店へ行って「水垢落とし」を購入して掃除をしてください。
洗剤は極力使用しないほうがいいです。もし使用するなら中性洗剤を使用して大量の水で洗い流してください。洗剤は残りますので太陽光と反応して黄ばみなどの原因となります。


水を流したあとは固く絞ったタオルでお墓全体を拭いてください。

掃除はこまめに行うほうがお墓の外観は綺麗に保たれます。

効果的なコーティング



セラミックコーティング、光触媒コーティング、防水加工、液体ガラスコーティングなど色々なコーティングがありますが
現在これといって決定的なコーティングはありません。

秋になれば「決定的なコーティング」を紹介出来ると思います。

それまでしばらくお待ちください。

コーティングはお墓のみならずいろんな箇所に使用されています。住宅、仏壇、建造物、鉄塔など。

現在使われてるコーティングは全てそれなりに効果があります。綺麗な外観を保つ為にコーティングは使われていますので、お墓にコーティングをしたら必ず効果は現れます。

基本的にコーティングは新しい時にしないと意味がありません。お墓を建てて三年以内でないとコーティングいたしませんと書いてあるHPもありました。各社いろんなコーティング方法がありますので消費者はまた「どれが良いコーティングなの?」と頭を悩ます事になりますね。