山西黒
中国産黒御影石の最高級石材で硬度はインド材よりも低いが、安価のため日本でも多く利用されている。多くの場合、山西黒の説明にはこのように書かれています。山西黒にも多くのランクがあり、同じ石種でも品質に差が生じるため、あまり安いのもには注意が必要です 、との注意文も見られます。墓石の王道を行く黒御影石ですが、夏場は触ったら火傷するくらい熱くなります。廉価な山西黒と高価な山西黒など見分けなどつかないと思いますので、黒御影石をどうしても使用したい場合はインド産のクンナムを推薦します。
廉価な山西黒と高価な山西黒など見分けなどつかないと思いますので、黒御影石をどうしても使用したい場合はインド産のクンナムを推薦します。品質の悪い山西黒は20年くらい経つとサビたように茶色くなります。私は使用したくない石の部類です。
G1135（万年青）
中国河北省産出の緑系御影石の最高級です。中国産の緑系では最も濃い色調ですが磨きもあまり良い程度にはのりません。最近はよくこの石で建てられたお墓を目撃します。主に石塔として多く使われている。一にも二にも風合いや艶保ちを決めるのは、研磨加工の質です。G654
採掘する丁場により｢長泰｣｢角美｣｢平和｣｢甫田｣と種類がある。中国産のグレー系の石材として広く使われている石材です。長尺ものの生産が可能で石塔・外柵ともによく使われる。吸水率は比較的高く水はけも悪い。雨が降ったら水を吸い込んでかなり黒っぽくなる。色あせも早くて、あまりお勧めしたくない石種ですね。私はこのように思っているのですが、何故か人気があります。不思議です。
G634
産地は福建省、他のピンク系の石よりも大柄な石目でデザイン墓石・洋型墓石や、外柵材として徐々に見かけるようになっている。経年による色落ちが若干気になるかも。G663
産地は福建省、完全なピンク色で、「お墓」という暗いイメージを完全に払拭する。稀に和型墓石にも見かけるが、デザイン洋型にぴったり。吸水率はほどほどで目がやや細かい分、ほんの少しの変色でも気になる。明るい色調から特に女性に人気が高く、価格も比較的手頃です。経年による色落ちが若干気になるかも。G361
中国山東省の御影石。岡山県産の銘石「万成石」に類似しているため、別称を「中国万成」といい、ピンク花崗岩の代表格として特に建築の分野で人気があります。最近は福建省の桜御影におされ、流通量が減っています。