「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
二番煎じの域超えず…でも好き
★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2012年/イギリス/88分/Cockneys vs Zombies)
【 監督 】
マサイアス・ヘイニー
【 出演 】
ハリー・トレッダウェイ
ラスムス・ハーディカー
アラン・フォード
オナー・ブラックマン
ミシェル・ライアン
ジョージア・キング
トニー・ガードナー
リチャード・ブライアーズ
【あらすじ】
ロンドンに住むテリーとアンディの兄弟は、不況のあおりを受けて、頑固で勝気な元軍人の祖父レイが入居する老人ホームの閉鎖を救うべく銀行強盗に押し入る。
しかし、なぜか街中にゾンビが大量に出現しパニック状態に。兄弟は祖父たちを救うべく、ゾンビがうごめく老人ホーム乗り込む―
【コメント】
『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ゾンビランド』など、昨今のゾンビものはグロさほどほどの笑えてちょっぴり感動させる作品が多いですな。それもこれも、『ショーン・オブ・ザ・デッド』という作品があってこそのものであろうことは間違いないですな。
本作『ロンドンゾンビ紀行』も、その『ショーン・オブ・ザ・デッド』に多大なリスペクトとオマージュを捧げたものであるというところをみても、そのマンネリ気味だったゾンビものへの影響力は凄いものがあったんですな。
なのに、なぜ日本で『ショーン・オブ・ザ・デッド』は劇場未公開だったのか…
さて本作の感想ですが、同じイギリス映画というだけあって、『ショーン・オブ・ザ・デッド』のテイストは確かに感じますね。しっちゃかめっちゃかで笑えて、そして最後ちょっとホロリとさせる。残念ながら、リスペクト、オマージュというよりは、単に真似して作っちゃいました的な二番煎じの域を超えない出来といえるでしょうね。まあでも好きですが。
面白いところは、なんといっても老人ホームのジジババどものまあ強いこと強いこと。頑固一徹の祖父レイはともかく、ゾンビに一歩も引かずハンマーで応戦したり、銃器を手慣れたように扱っちゃうばあちゃんたちの雄姿と言ったらない。痛快です。
クライマックスの祖父レイの雄姿が最大のグッとくるポイントなんですが、これは『ゾンビランド』のタラハシーを彷彿とさせますね~僕もジジイになったら、堅物だけどやるときはやる“漢”のジジイになりたいです。
そんなわけで、二番煎じとはいえ、ゾンビコメディとしては佳作と言えるのではないでしょうかね。
でも正直、この路線が世に乱造されすぎないことを願うばかりです。僕の好きな『ゾンビランド』の影が薄くなっちゃうので…
【2013年度 Myランキング】(6/15時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランク外。
やっぱゾンビものは良いわ~
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:愛、アムール ★★★★★
2位:燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘 ★★★★☆
3位:シュガー・ラッシュ ★★★★
4位:レ・ミゼラブル ★★★★
5位:HK 変態仮面 ★★★★
6位:ジャンゴ 繋がれざる者 ★★★☆
7位:アウトロー ★★★☆
8位:テッド ★★★☆
9位:デッド寿司 ★★★☆
10位:ラストスタンド ★★★☆
次点:舟を編む ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:ライジング・ドラゴン ★★
2位:ダイ・ハード/ラスト・デイ ★★
3位:グランド・マスター ★★
<その他ランク外一覧>
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