「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
アイデアは良いが、もうひと声！
★★★
（★…1点 ☆…0.5点，★5つで満点）
（2012年／アメリカ／95分／The Cabin in the Woods）
【 監督・脚本 】
ドリュー・ゴダード
【 出演 】
クリステン・コノリー
クリス・ヘムズワース
アンナ・ハッチソン
フラン・クランツ
ジェシー・ウィリアムズ
リチャード・ジェンキンス
ブラッドリー・ウィットフォード
ブライアン・ホワイト
エイミー・アッカー
シガニー・ウィーバー
【あらすじ】
女子大生デイナは、友達のジュールスら4人と山奥の別荘へバカンスに行く。
どこか不気味な雰囲気を漂わせる別荘だったが、そこの地下室で古びた日記を見つける。デイナは、日記に書かれていた“復活の呪文”を読み上げてしまったことで、地中からゾンビが這い出し、彼女らを襲い始める。
一方で、5人をカメラで監視する謎の組織があった。彼らの目的とは一体―
【コメント】
劇場の予告編で観て以来、「うは！こりゃ面白そうだ！絶対に観に行かなきゃ！」と、劇場公開を楽しみにしていた本作『キャビン』。そりゃあれだけ予告編で「常識を覆すぜ！」みたいに煽ってくるんだから、観ないわけにはいかないっしょ！
夜な夜な新宿に足を運びレイトで鑑賞。21:00という遅めの回ながら、全席満員という状態だったから、僕みたいな気持ちの人は多かったんでしょうな。
オープニングの“ライオンズゲート”のロゴを見ただけでテンション上がるな～なんてったって『SAW』を作った会社だもん、ワクワクしないわけがない。
そんな気持ちで観た本作、アイデアは凄く面白い！「定石のホラー的展開には“舞台裏”があった！」という発想をおもしろおかしく描いていて、確かに今までにはない面白いホラーに仕上がってます。
もっとも、ホラー自体はそれほど怖いものではないので、それ目的だとガッカリかも知れませんが、これはホラー映画の王道展開を逆手に取ったコメディ的要素が強いので、ハハハッと笑いながら楽しんだほうがよろしいですね。
そんな“通向け”な場面として、日本のシーンなんかよく研究しているなーと笑いながらも感心したり、シガニー・ウィーバーの登場は何だか知らないけどニヤリとさせられる。場内でも、登場しただけなのに笑い声が出たり。作り手は映画をよく研究してますよ、はい。
しかしながら、個人的にはもうひと声！と言いたいかな。
クライマックスのモンスターオールスターズによる阿鼻叫喚の地獄絵図や、ラストのいわゆるバッドエンドまで確かに面白いんだけど、もっと突き抜けてほしかったなと。まあ贅沢な望みですがね。
僕はてっきり、“ノコギリ・ヘルレイザー”がなんかやってくれるのかと思ったんですがね。
いや～でも主役のクリステン・コノリーちゃんの可愛いこと！それほどアメリカンな顔をしてないのもあるし、ほんわかとした感じのあどけなさがまたたまらなくイイ！ちなみに、パンフ見たらすでに三十路過ぎだったという。
ちょっとファンになったかも。
そんなわけで、個人的にはもっと欲しかったものの、映画自体は通向けではあるが、笑いながら楽しんでみれる映画ですので。
【2013年度 Myランキング】（3/9時点）
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
（ベスト）… ★★★☆以上が基準
１位：燃えよ！じじぃドラゴン 龍虎激闘 ★★★★☆
２位：レ・ミゼラブル ★★★★
３位：ジャンゴ 繋がれざる者 ★★★☆
４位：アウトロー ★★★☆
５位：テッド ★★★☆
６位：デッド寿司 ★★★☆
７位：
８位：
９位：
１０位：
次点：
（ワースト）… ★★☆以下が基準
１位：ダイ・ハード/ラスト・デイ ★★
２位：脳男 ★★☆
３位：ゼロ・ダーク・サーティ ★★☆
＜その他ランク外一覧＞
96時間／リベンジLOOPER／ルーパーキャビン
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