「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
トニー・レオン老けたな～
★★☆
（★…1点 ☆…0.5点，★5つで満点）
（2011年／香港／128分／大魔術師 The Great Magician）
【 監督 】
イー・トンシン
【 出演 】
トニー・レオン
ラウ・チンワン
ジョウ・シュン
ラム・シュー
澤田拳也
ダニエル・ウー
チョン・プイ
アレックス・フォン
ツイ・ハーク
ヴィンセント・コク
【あらすじ】
1920年の中国は北京。
街を牛耳る軍閥の雷大牛は、7人の妻を取っていたが、第七夫人である柳蔭がなかなか心を開かず困り果てていた。
同じ頃、街に突如現れたは天才的マジシャン・張賢の華麗なマジックが巷をにぎわしており、時を置かず張賢は雷の屋敷に招かれることになる。しかし張賢の目的は、勝手の恋人であった柳蔭と幽閉された師匠を奪い返すこと。張賢は華麗なマジックで奪還作戦の計画を立てるのだが―
【コメント】
さて、年初めに「2012-2013冬の香港傑作映画まつり」と題され日本公開された中の１本である本作。早々にソフト化されていたのでさっそくレンタルしてみました。
そもそも僕自身、香港映画は若い頃バカのように観ていたので、韓流映画に押されまくっている昨今でも、香港映画と聞くとワクワクせずにはいられないのです。
いや～トニー・レオン老けたな～と思って観てたら、もう50歳なのね。
無理もないか。僕が彼をよく見てたのが『ワイルド・ブリット』や『ハードボイルド 新・男たちの挽歌』、『恋する惑星』、『ブエノスアイレス』あたりの1990年代ですからね。時というのは残酷です。
とはいえ、本作を見ると50歳でも落ち着いたダンディなイケメンであることに変わりはないので、イイ男役でも全然イケますけどね。
さて、肝心の映画ですが、so soですね。可も不可もなくってところでしょうか。
古き良き香港映画ならではの展開ではあるんですが、なにぶん2時間ちょいあるもんで、中盤が非常にダレまくってテンポが悪い。ドラマチックな部分を入れても全然かまわないんですが、それによって失速しちゃってます。もっと時間を短く出来たはず。というか、大魔術師Xの“X”の意味が未だに分からないんですが。香港映画だからってテキトーにタイトル付けちゃダメっすよ配給会社。
いやしかし、ここでも日本人が悪役なんですね。最近何かと目につく中国プロパガンダ。香港映画も中共に侵され始めてきているのでしょうかね。昔のようにノー天気なバカ映画を作ってほしいもんです。
そんなわけで、トニー・レオンに時代の流れを垣間見たひとときでした。
【2013年度 Myランキング】（4/20時点）
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
そろそろ停滞期に入ったかな・・・
（ベスト）… ★★★☆以上が基準
１位：愛、アムール ★★★★★
２位：燃えよ！じじぃドラゴン 龍虎激闘 ★★★★☆
３位：シュガー・ラッシュ ★★★★
４位：レ・ミゼラブル ★★★★
５位：ジャンゴ 繋がれざる者 ★★★☆
６位：アウトロー ★★★☆
７位：テッド ★★★☆
８位：デッド寿司 ★★★☆
９位：
１０位：
次点：
（ワースト）… ★★☆以下が基準
１位：ライジング・ドラゴン ★★
２位：ダイ・ハード/ラスト・デイ ★★
３位：脳男 ★★☆
＜その他ランク外一覧＞
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