おはようございます
このところ続けて、ティーンエイジャーのお客様がご来店されました。18歳と14歳。ひとりは肩こりで、「軽く見てると大変なことになる目の疲れ」 にご登場のお嬢さん。頭痛はよくなったものの、肩こりはあるとのこと。もうひとりは肩甲骨の下あたりの痛みと肩こりを訴えてのこと。
どちらのお母様もおっしゃっていたことが、「この年から、こんな肩こりでどうするんでしょう!?」ということ。同感です。ティーンエイジャーなら、たいていの疲れやこりは、一晩ぐっすり眠れば治るはず…と思いますよね?ところが、どちらもベテランOLさん並みの肩こり。お母様方が肩をもんでもよくならず、お連れになったのでした。
お二人ともなぜ、その若さで?共通点は、携帯サイトを利用する時間が長いこと。そう!原因は、眼精疲労と、画面をのぞきこむ姿勢が続くことによるくびへの負担。たとえダンスや体育の授業でからだを動かしていても、それ以上に携帯を集中してみていれば、そうなるんですね。
携帯でもYouTubeをみられるようになったし、検索も使い勝手がよくなって、便利になりました。その便利さが、子どもたちのからだに、大人並みのこりをもたらしています。TVゲームでも似たようなことが起こりますが、ゲームだと時間制限をする親御さんが多いのに、携帯はどうもチェックが甘くなるようです。
そこで、ご提案したのが、
① 携帯サイトを利用する時間は、連続1時間までにする
② つい夢中になりやすいので、タイマーをセットしておく
③ 1時間たったら、伸びをして、鎖骨体操 と外眼筋ストレッチ をする
携帯画面をみるときに、ややうつむき加減でありながら、あごが前にでるため、くびへの負担がかなりあります。くびのこりは肩こりとなり、さらに肩甲骨の間から腰へと波及します。そのためかどうか、おふたりとも頚椎の並びが若干フラットになっていました。頚椎の湾曲が少ないと、これまた余計に肩こりしやすくなるという困りもの。
なので、↑のご提案のほかに、日常生活で気をつけていただくこととして、
① 立っているときや、椅子に腰かけたとき、おへその下(丹田)を意識することで姿勢をよくする
② 入浴はシャワーですませないで、しっかり湯船につかるようにして、十分にからだを温める
ようにお伝えしました。
眼精疲労が続くと、頭痛も引き起こします。目の脇から耳の後ろへかけて、こりがひどくなって、強度の筋緊張性頭痛になります。この場合、頭痛薬はまず効きません。側頭部から後頭部のマッサージや、後頭部へのホットパックなどでほぐしましょう。
ほかに目の疲れを取る方法としては、目のツボ押し
や乳様突起もみ
、足ツボ(反射区)もみ
がありますよ。ティーンエイジャーに限らず、おとなも皆様もご参考にどうぞ。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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