昨日のつづき、ようやく最終回です↓
感情の蓋は新たなステージへの扉（６）
頭の中に保存し続けていた過去の記憶。
これを、丁寧に取り出して文章に書き起こしていく中で、
過去に封じた感情をしっかり感じていくことができた。
もうひとつ、大切な作業がありました。
事実はどうだったのか？
ということの検証です。
わたしの思い込みによる記憶だけで文章を書くのではなく、
友人、知人、ご両親など、
あの頃、わたしが関わった人たちに事実関係を確認する、
ということを、何度もしました。
そうすることで、
わたしの主観的な視点からみた状況や事実だけではなく、
他者の視点から見た当時の状況や事実を知ることができました。
これによって、
事実は、見る人、受け取る人によって違う。
わたしが、見たこと、感じたこと、だけが事実ではない。
ということに気づきました。
それまで、わたしが無意識に恐れて生きてきた
わたしが深く愛したら、またその人が居なくなってしまうかもしれない
という恐怖。
これは、真実なのか？思い込みなのか？
彼が病気になったこと。
彼が亡くなったこと。
それと、わたしが彼を深く愛したことに、因果関係はない。
要するに、
わたしが人を深く愛したら、愛した人が居なくなってしまう
は、真実ではない。
というように、文章を書いていく中で、書き換えられていきました。
もっと何かできたのではないか？
なんであんなことをしてしまったのだろう？
なんであんなことを言ってしまったのだろう？
という後悔についても、
漠然と自分を責めていた状態から、
具体的に、
どんなことができたか
どんな選択肢があったか
わたしがしたことで何が起きたのか？
わたしが言ったことで何が起きたのか？
相手はどう感じたか？
わたしはどう感じたか？
周囲はどう見ていたか？
客観的な観点で検証していくことができました。
そうやって検証していくにつれて、
当時のふがいない自分を責めることが、
いかに無意味なことなのか、
お腹の底から気づいていった。
事実に基づいて文章を書くことで、真実を知る。
自分の中の思い込み、勘違いを、
ひとつひとつ書き換えていくことができたのです。
当時は、川相ルミさんの元で、ブロック解消プログラムを学んでいませんから、ブロック解消方法なんて知るよしもありません。
でも、当時のわたしがやった
過去の記憶を文章に丁寧に起こす作業。
これは、大きなブロック解消の作業でした。
わたしは、12年間このブロックを抱えて生きることで、その生きづらさの中で学ぶ必要があったのです。
そして、12年経ち、学びを得て、もうそのブロックは不要になった。
だから、あのとき、自然とこころの底から、
文章を書きたい！
書くのはいまだ！
と湧き上がってきたのだと思います。
自然と自分自身で大きなブロック解消をすることができたのです。
逆に、それまで何度も書こうとしても書くことができなかったのは、まだ学びを得られていなかったから、だったのですね。
自分のこころに湧き上がる思いや感情に、抗わずに従って生きる。
ただそれだけで、誰に教わらなくとも、必要な学びを得ながら魂を生きて行けるのだ。
人って素晴らしい。
そんなことを、当時の自分を振り返って、思いました。
このとき、大きなブロックを解消したことで、
ずーっと自分が幸せに囲まれていたこと
大切な家族を深く愛すること
少しずつですが、素直に受け取り、素直に実行できるようになりました。
もし、いつもこころから離れない過去があって、
生きづらさを感じているなら、
その苦しくて愛おしくて大切な記憶をもとに、
丁寧に、真実の物語を書いてみるのもひとつの方法です。
あなたの中にある大きなブロックを解消することができますよ。
このシリーズは今回で終わりです。
長々お付き合い下さり、ありがとうございました(*^_^*)
このシリーズ最初から読んでみたい方は、
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