【帚木129-3】「とありかかり」について
勉強お疲れさまあいです。
このブログは震災で辞書や参考書などのなくなった受験生でも、詳しく学習できるように書いています。
すき間学習の1つとしてご活用ください♪
↓今日の古文単語はコレ↓
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■【やがて】…すぐに、そのまま
■【あひ添ふ】…連れ添う
■【とあり】…あんなふうである
■【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形
■【かかり】…こんなふうである
■【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形
■【きざみ】…場合
■【~をも】…~を、~も(「も」は強調の係助詞)
■【見過ぐす】…黙って見ている、見過ごす
■【たら】…存続の助動詞「たり」の未然形
■【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形
■【仲】…夫婦仲
■【こそ~已然形、】…~ではあるが、(係り結びの逆接用法)
※【こそ】…強調を表す係助詞
■【契り(ちぎり)】…宿縁、前世からの因縁
■【深し】…深い、濃い
■【あはれなり】…愛情深い、情がこまやかだ
■【め】…推量の助動詞「む」の已然形
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※上の意味は、今回の文脈での意味です。
助動詞の文法的説明は繰り返し唱えてみてね♪
今日の古語詳解は「とありかかり」について☆
では行ってみよ~♪
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「とあらむ折もかからむきざみをも」
声に出して読むと、テンポよく身体に染みてくるような表現でしたね♪
実はこれ、「とありかかり」という連語で辞書には載っています。
【とありかかり】
…ああだこうだ
これ、「とありかくあり」が縮まった形です。
今でも、「とかく」「とにかく」などという語がありますが、
【と】は副詞で、多く【かく】と対になり、
「そのように」という意で慣用的に用いられます。
こういうのは、とにもかくにも、
慣れて行くに限りますね♪
(o^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木129(原文)
「…やがてあひ添ひて、とあらむ折もかからむきざみをも、見過ぐしたらむ仲こそ、契り深くあはれならめ、…」
自力での現代語訳が難しい場合は、
下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語~過去記事リンク~
■やがて
■かかる
■め
(※その他重要古語一覧はこちら )
あいでした