【帚木129-3】「とありかかり」について | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木129-3】「とありかかり」について

勉強お疲れさまラブラブあいです。


このブログは震災で辞書や参考書などのなくなった受験生でも、詳しく学習できるように書いています。

すき間学習の1つとしてご活用ください♪

 

↓今日の古文単語はコレ↓

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【やがて】…すぐに、そのまま

■【あひ添ふ】…連れ添う

■【とあり】…あんなふうである

■【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形

■【かかり】…こんなふうである

■【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形

■【きざみ】…場合

■【~をも】…~を、~も「も」は強調の係助詞

■【見過ぐす】…黙って見ている、見過ごす

■【たら】…存続の助動詞「たり」の未然形

■【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形

■【仲】…夫婦仲

■【こそ~已然形、】…~ではあるが、係り結びの逆接用法

※【こそ】…強調を表す係助詞

■【契り(ちぎり)】…宿縁、前世からの因縁

■【深し】…深い、濃い

■【あはれなり】…愛情深い、情がこまやかだ

■【め】…推量の助動詞「む」の已然形

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

※上の意味は、今回の文脈での意味です。

助動詞の文法的説明は繰り返し唱えてみてね♪


今日の古語詳解は「とありかかり」について☆

では行ってみよ~♪

ーーーーーーーーーーーーーーー

「とあらむ折もかからむきざみをも」

 

声に出して読むと、テンポよく身体に染みてくるような表現でしたね♪


実はこれ、「とありかかり」という連語で辞書には載っています。




 

【とありかかり】

ああだこうだ




 

これ、「とありかくあり」が縮まった形です。


 

今でも、「とかく」「とにかく」などという語がありますが、

 

 

【と】は副詞で、多く【かく】と対になり、

そのように」という意で慣用的に用いられます。


 

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こういうのは、にもかくにも、

慣れて行くに限りますね♪

(o^-')b

 

本日の「源氏物語」まとめ

 

■帚木129(原文)

「…やがてあひ添ひて、とあらむ折もかからむきざみをも、見過ぐしたらむ仲こそ、契り深くあはれならめ、…」
     アップ

自力での現代語訳が難しい場合は、

下のリンクも復習してね♪

 

【帚木129-①】イラスト訳

【帚木129-②】イラスト解釈

 

 

 

本日の古語~過去記事リンク~

やがて

かかる

たり(助動詞)  たり②

ちぎり(契り)

あはれ  あはれ②  あはれ③  あはれ④

む(助動詞)  む②  む③  む④

係り結びの逆接用法

(※その他重要古語一覧はこちら

 

あいでしたラブラブ