よだかの星、哀しい話だったね。 | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

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動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

テーマ:

島田直明の

どうぶつはたのしいブログを

ご覧いただきありがとうございます


皆様に少しだけ役に立つかもしれない

動物のお話をお届けしたいと思います



  こりゃ、可愛いぞ


今日は雨!

桜も咲き出したし

明日で緊急事態宣言も

解除だから

少しは来るか?


と思ったけれど

全く人が来ない。

売り上げ的には

困ったね。


慌てずに

もう少し待てよ!

というところなのかな?


今日は春分の日だと思って

ブログのネタにしようと思ったら

昨日だった。


春分の日は夜の時間と

昼の時間が丁度同じになる日


これから秋分の日までは

昼の時間が長くなるわけだ。


だけど、320日の年と

21日の年があることを

うっかり忘れてたよ。


生き物たちも

すっかり春の繁殖の季節だ。


ウチのリスたちも赤ちゃんが産まれ

巣箱から赤ちゃんの声がする!

と報告が来た。


実際に見られるのは

もう少し先になるけれど

嬉しいな。


数日前のネットの画像に

珍しい生き物の写真が出ていたので

今日は、その話題。


この生き物は

南米コロンビアの牧場の庭にいた。

木だと思っていた物が

突然動いたので


近寄って撮影してみたら

やはり生き物で口を開けた

その姿に、またビックリしたという。

これは、ヨタカという鳥の仲間で

オオタチヨタカという。


飛ばなければ

鳥であることにさえ

気が付かない

この容姿と

活動する夜に聴こえてくる

その声から地元では

ゴーストバードといわれる。


この鳥は日本の動物園では

飼育されたことはなく、

多分まだ日本にも入っていない。


もちろん俺も

図鑑でしか見たことはなかった。


是非一度、生で見たいし

ゴーストの声といわれる

その声を聞いてみたい鳥だね。


この鳥の仲間である

ヨタカという鳥は日本にも住んでいて

繁殖のために夏鳥としてやってくる。


夏の夜の林の中から

キョキョキョキョって

鳴き声が聞こえるよ。


日本のヨタカは

この、ゴーストバードより

おとなしめの外見をしているが

その容姿から

宮沢賢治の、「よだかの星」

のモデルにもなっている。


「よだかの星」は有名だけど

本家であるヨタカの

姿を見たことのある人は少ない。


それは、この鳥が夜行性で

昼間は木にくっついて隠れている。


その様子は木の一部にしか見えない

だから、みんなは気が付かない。


「よだかの星」を読むと

彼らが夜行性であること、

夜の闇を飛びながら

虫を食べる習性を持っている

ことがわかるね。


このお話は

宮沢賢治がヨタカという鳥を

しっかり理解した上で作られた

哀しくも素晴らしいお話なんだ。


子供の頃これを読んで泣いた後、

何故ヨタカがみんなに嫌われてしまったのか?

ヨタカのことを調べたっけな。


 あらすじはこちら