小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

ようこそ!どうぶつはたのしいブログへ。

島田直明が
動物の専門家として、40年に渡り動物と共に生き
学んだ、動物の素晴らしさや動物を知ること、
ふれあうことの喜びや楽しさを広く皆様に伝えたいと思います。




マミーと初めて会ったのは
2000年の2月
俺が独立して1ヶ月経った頃だ。

マミーが来たことが嬉しくて
当時、幼稚園だった娘を呼んで
背中に乗せようとしたら
いきなり娘に噛みついた。
苦い思い出だ。

独立して初めて依頼を受けて作った
遊園地でのふれあい動物園が、
初仕事。

マミーをはじめ
それまでウチで
家族として暮らしていた犬たちも
この現場へ投入されたこともあり、
マミーたちの暮らす仮設の小屋で
しばらく俺も共に寝ていた。

寂しさと不安で
俺から離れない犬たちとマミーの足音で
眠れない夜を過ごした。

あの時は
ふれあい動物園を作るのも
初めてだったから
ずいぶんお金をかけて
知り合いの建具屋さんに
立派に、

そして頑丈に柵を作ってもらい、
知り合いのペンキ屋さんに
しっかり塗装してもらい、
雪が降る中、仲間と朝までかかって
組み上げた現場だった。

いくつもふれあい動物園を
作ってきたけれど
今、思えば最高に良くできた
ふれあい動物園だったなぁ。

あれから25年

早いものだ

マミーはいつも
穏やかに、
たくさんの子供たちを乗せて
笑顔を作って来た。


俺たちはマミーと
どれくらい歩いたのだろう。

地球の一周が4万kmだから
1人一周50mだとして
地球を何周したのかな?

これまで、どこの現場へ行っても
一度もミスをしたことのない
マミーちゃん。

本当に貴方は
スーパーポニーでした。
誰よりも信頼できる俺の右腕だ。



25年間頑張ってくれて
本当にありがとう。

ウチに来る前には
子育てもしていたし
ずいぶんと歳をとったポニーだ。
と、思っていたのだから

年齢は少なくとも
30歳は超えている。
40歳近いだろう。

マミーちゃん
天国でゆっくりしてね。

生まれ変わったら
また一緒に暮らそうね。