今回はメールの「From」「To」「Bcc」の違いについて解説します。

最近はLINEでのやり取りも行いますが、企業内ではLINE、企業外ではメールを利用することが多いです。

メールの機能を理解していないと、意図せず顧客や取引先のメールアドレスを第3者に提供してしまう可能性もあります。

しっかりと確認しましょう。

 


 

 

メールのFROM、TO、BCCの違い

メールを送信する際に、FROM、TO、BCCという3つの欄があります。

それぞれの欄は、メールの送信先と送信内容に対する期待を伝える役割を果たしており、使い分けることで円滑なコミュニケーションを実現できます。

1. FROM
FROM欄は、送信者自身のメールアドレスを記入します。

受信者は、この欄の情報をもとに、送信者が誰であるかを認識し、返信先を判断します。

2. TO
TO欄は、メールの主な受信者を記入します。

送信者は、TO欄に記入した相手に、メールの内容を読んでもらい、返信することを期待しています。

3. BCC
BCC欄は、「Blind Carbon Copy」の略称で、他の受信者に知られずにメールを送信したい相手を記入します。

BCC欄に記入されたメールアドレスは、他の受信者には表示されません。

 

  それぞれの欄の役割と使い分け

1.上司に報告するメールを送信する場合:
FROM: 自分のメールアドレス
TO: 上司のメールアドレス
 

2.取引先への一斉送信を行う場合:
FROM: 自分のメールアドレス
TO: 取引先の担当者
BCC: 送信先リスト(取引先関係者全員)
 

3.上司への進捗報告をCCで共有する場合:
FROM: 自分のメールアドレス
TO: クライアント
CC: 上司
 

  注意点

BCC欄は、受信者同士のプライバシー保護のために利用する機能です。

必要以上に使用することは控え、誤送信を防ぐように注意しましょう。
BCC欄に記入されたメールアドレスは、送信者以外の受信者には表示されませんが、返信時に誤って全員に返信を選択してしまうと、他の受信者にメールアドレスが漏洩してしまう可能性があります。