アンケートを装った詐欺電話は、個人情報を不正に取得したり、金銭を騙し取ったりする悪質な手口です。
以下に、その手口、注意すべき点、対策について詳しく説明します。
■アンケートを装った詐欺電話の手口
- 信憑性を高めるための偽装:
- 公的機関、有名な企業、または調査会社などを名乗り、信頼性を高めようとします。
- 「〇〇に関するアンケート調査です」などと、もっともらしい名目で電話をかけてきます。
- 個人情報の聞き出し:
- アンケートと称して、氏名、住所、電話番号、家族構成、収入、銀行口座情報、クレジットカード情報などの個人情報を聞き出そうとします。
- 「統計上の目的」などと説明し、個人情報を聞き出すことの正当性を主張してきます。
- 金銭の要求:
- 「アンケートに協力してくれたお礼」などと言って、高額な商品やサービスを売りつけようとします。
- 「当選したので受け取るために手数料が必要」などと言い、金銭を振り込ませようとします。
- 不安を煽る:
- 「〇〇に当選しましたが、受け取りの意思を確認したい」などと、不安を煽って個人情報を聞き出そうとするケースもあります。
■注意すべき点
- 安易に個人情報を伝えない:
- 電話口で個人情報を聞かれても、安易に答えないようにしましょう。
- 特に、銀行口座情報やクレジットカード情報などの重要な情報は、絶対に伝えないでください。
- 相手の身元を確認する:
- 電話をかけてきた相手の会社名、部署名、担当者名などを確認しましょう。
- 相手の会社に電話をかけ、本当にアンケート調査を行っているか確認するのも有効です。
- 不審な要求には応じない:
- アンケートに答えたお礼として、商品やサービスを売りつけようとする場合は、きっぱりと断りましょう。
- 金銭の支払いを要求された場合は、絶対に支払わないでください。
- 冷静な判断:
- 相手の話を鵜呑みにせず、冷静に判断することが重要です。
- 少しでも怪しいと感じたら、すぐに電話を切りましょう。
■対策
- 留守番電話を活用する:
- 知らない電話番号からの電話には、すぐに出ずに、留守番電話で相手のメッセージを確認しましょう。
- ナンバーディスプレイを活用する:
- ナンバーディスプレイを利用して、電話番号を確認しましょう。
- 迷惑電話防止機能付き電話機を活用する:
- 迷惑電話防止機能付きの電話機を利用することで、怪しい電話を自動で遮断することができます。
- 警察や相談窓口に相談する:
- もし被害に遭ってしまった場合は、すぐに警察や消費生活センターなどの相談窓口に相談しましょう。
■参考情報
- 警察庁:
- 不審な電話にご注意ください!:https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/phone.html