今回は「株式投資の仕組み」について学びます。

 

■ 株式とは?

株式会社が事業に必要な資金を集めるために発行する有価証券です。

株式を購入した人は、その会社の株主となり、会社のオーナーの一員となります。

 

株主になると、一般的に以下の権利を得られます。

・議決権: 株主総会に出席し、会社の重要な意思決定に参加する権利

・配当を受け取る権利: 会社が得た利益の一部を、保有株数に応じて受け取る権利

・残余財産分配請求権: 会社が解散した場合、残った財産を保有株数に応じて分配してもらう権利

・株主優待: 会社によっては、自社製品やサービスなどの特典を受けられる権利

 

■ 株式投資とは?

株式を売買することで、利益を得ることを目的とした投資活動です。

 

▼ 株式投資で利益を得る方法

・値上がり益(キャピタルゲイン): 購入した時よりも株価が上昇した時に売却することで得られる利益です。

 例えば、1株500円で買った株が800円になった時に売れば、300円の利益になります。

・配当金(インカムゲイン): 会社が得た利益の一部が、保有株数に応じて株主に分配されるお金です。

 

▼株価の決まり方

株価は、株式市場における需要と供給のバランスによって決まります。

企業の業績や将来性、経済全体の状況、投資家の心理など、様々な要因が株価に影響を与えます。

・買いたい人が多い(需要が高い)場合: 株価は上昇する傾向があります。

・売りたい人が多い(供給が多い)場合: 株価は下落する傾向があります。

 

■ 株式の売買

個人が株式を売買するには、証券会社に口座を開設する必要があります。

証券会社を通じて、証券取引所という市場で株式の売買を行います。

 

▼取引の種類

・現物取引: 手持ちの資金で株式を売買する一般的な取引です。

・信用取引: 証券会社から資金や株券を借りて行う取引で、少ない資金で大きな取引ができますが、リスクも高くなります。

 

▼注文方法

・成行注文: 価格を指定せず、その時の市場価格で売買する注文です。

・指値注文: 買いたい(または売りたい)価格を指定して注文する方法です。

 指定した価格かそれよりも有利な価格で取引が成立した場合のみ約定します。